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■春春(26)

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優子は夏樹がお風呂に入っている間に(川島信次の母)康子さんに電話してみた。
 
「新しい彼女と結婚して、その人の養子にする件は了承済みだし、私は奏音が20歳になるまで、大学に行った場合は学部を卒業するか24歳になるまで、送金するつもりだよ」
 
ということだったので、ありがたく頂くことにした。それで返済計画は次のように変更された。
 
頭金:976万(夏樹550 宮春426)
月割り:
2022.04-2023.03 12月×18万=216万
2023.04-2025.11 34月×12万=408万
 
4年弱のローンである!
 
しかし返済計画は翌月、もっと短縮されることになるのである。
 

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これで翌日(4/15 Fri) 千里に電話して承認を得た。
 
「でも地下に音楽室があったのにはびっくりした」
(遠回しに文句言ってる)
 
「あれ?言ってなかったっけ?ごめーん」
 
「いやもらってた図面にはちゃんとミュージックルームって書いてあったけど、私、気がつかなかった」
 
「モニカちゃん、エレクトーンもピアノも弾くし、音楽練習室は必要だろうと思って設計に入れたんだけど、私、すぐ物事忘れるから、ごめんね」
 
確かにこの人は物忘れの天才だった!
 

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ユニットハウスは、15日の17時頃、徳部さんが来て、(人目があるのでクレーンで)トレーラーに積み込んで撤去していった。
 
庭が物凄く広く感じられた(この日は!)。
 

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4月16-17日(土日).
 
今シーズンのWリーグ最終戦が、代々木第1において、千里たちの属するレッド・インパルスと、ブリッツ・レインディアとの間で行われた。レッドインパルスは2連敗してしまった。今シーズンは、せっかく準決勝で女王・サンドベージュを倒して、優勝のビッグチャンスだったが、準優勝に終わった。
 
終了後、千里は「優勝できなかったし、主将を辞めたい」として、辞表を出したが却下された!(本気で主将は辞めたい)
 

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4月17日(日).
 
夕方何か音がするので優子がリビングのカーテンを開けてみたら、バスが庭にバックで入ってくる!
 
嘘!?と思って表に出てみると、バスは後ろの壁ギリギリに停止した。エンジンを留めて、播磨工務店の徳部さんが降りてくる。
 
「あのぉ、これは・・・」
と言うと
「あ、御主人、ユニットハウスをどけたから、もういいだろうと思って、退避させていたバスを戻しに来ました」
 
「あ、えっと・・・・」
と優子が、どう言おうか考えていたら、奏音が飛び出してくる。
 
「わーい、バスだ、バスだ!」
と言って、喜んでいる。
 
「ドアはここのボタン押すと開くよ」
と徳部は奏音に教えている。
 
「ありかとう、おじいさん」
と言って、奏音はバスの中に飛び込んで行く。
 
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奏音に“おじいさん”と呼ばれてしまった徳部(じゅうちゃん)は、あまりのショックに呆然と立ち尽くしていた。
 
優子は「まいっか」と思い、徳部に
「お疲れ様でした」
と言って、自分もバスの中に入り、奏音と鬼ごっこをして遊んだ。
 

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夏樹は、帰宅すると、またバスが庭に駐まっているので驚いた。
 
「ゆうちゃん、これどうしたの?」
「ユニットハウス撤去したから、もういいだろうというので戻したんだって。徳部さんが」
「これ、ずっと置いとくの〜?」
(凄く嫌そうな顔)
 
「奏音が気に入って遊んでるから、いいんじゃない?」
「子供のプレイルームか!」
 
この後、バスには奏音のおもちゃが多数持ち込まれることになる。
 
なお、この家の間口は約14.5m, 家の幅はサンルームまで入れて6.3m なので、バス(2.5m)を駐めても庭の駐車可能スペースは 5.1m幅残る。優子は
 
「家のそばに2台、バスの前に1台、合計3台駐められるかなあ」
と考えたが、実は最大8台駐めることが可能である。
 
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↓最大駐車図(普通の車6台+軽2台)

 
↑の"house"はサンルーム分を含む。1階部分には構造物が無いので、上図右端の車はちゃんとドアを開けることができる。
 
バスを左側および後方の敷地境界フェンスから10cmという芸術的な幅で駐めたのは子供の転落防止のためである。子供はだいたい15cm幅が空いていると転落すると言われる(子供の平均頭幅は2歳で14.0cm, 5歳で14.6cmらしい)。このため歩道橋の柵は15cm以下で作られている。それより狭くしたのである。
 

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4月18日(月).
 
朝、明恵は真珠のスペーシアを運転して火牛ホテルに迎えに行き、“新婚宿泊”を終えた邦生と真珠を職場と学校に送り届けた。邦生は、千里が今朝来てくれなかったので、バストが膨らんだままで「困るよぉ」と思いながら、真珠が買ってきたCカップのブラとバストの大きなブラウスを着て銀行に入り、いつものように女子更衣室で女子制服に着替えて、結婚後初勤務に就いた。
 
更衣室では南田里菜が邦生の胸を触って、楽しそうな顔をしていた。
 
何か俺もう男に戻れなくなってない?
 
夕方、邦生は歩いて自宅に戻ったが、18時すぎに千里が訪問してきた。
 
「ごめんねー。バストを縮小するのは30分くらい掛かるし、その間は軽い痛みもあって動けないから、朝やると出勤できなくて困ると思って」
 
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「それ大きいままじゃ駄目なんですか?」
と真珠が言っている。
 
「もちろん私はそれで構わない」
と千里。
 
「ぼくは困りますー」
と本人。
 
「じゃ、ジャンケンで勝った方の意見に従うとか」
「それだと、まこが絶対勝ちます」
 
なるほどねー。真珠はじゃんけん強そうだ。
 

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「ま、取り敢えず小さくするよ。大きくしたかったら、また言ってね。あるいはこれを飲んでもいい」
と言って錠剤を“真珠に”渡す。
 
「女性ホルモン?」
「そそ」
「わーい。くーにんに飲ませちゃお」
「拒否」
 
「じゃ小さくするよ」
「お願いします」
 
千里は布団を敷いて邦生に寝るように言い、それで彼の身体にタッチして“部分的女性化”を解除した。
 
「こんなものかな」
「まだ結構胸があるんですけど」
 
邦生の胸はCカップほどあったのがAカップほどまで縮んでいる。
 
「女性としてパスするには最低このくらい胸があったほうがいいよ。更衣室とかで『こいつ男では』と不審がられるよ」
 

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「私、男ですー」
「でも実質女として生活してるし。男の人でもこの程度の胸の人はいるから」
 
真珠が
「このくらいは胸はあった方がいいです」
というので
 
「ハズバンドもそう言っていることだし、これで」
と千里も言って、邦生の胸をAカップ程度にしたまま帰っちゃった。
 
「おっぱいがこんなにあったら男湯とか入れないよぉ」
「そもそも男湯に入れる訳が無い」
 
「だいたい千里さん『月曜日におっぱいは小さくしてあげる』と言ってたもんね。『おっぱいを無くしてあげる』とは言わなかったと思う」
「そんなぁ」
 

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4月21日(木).
 
この日の放課後、春貴は女子バスケット部員8名と愛佳の母をキャラバンに乗せて、火牛スポーツセンターに向かった。今日は“猫帯”の西側:タビーの指定だった。
 
「なんか作業服を着た人が多数歩いてますね」
「ここの体育館の競争率が激しいので、第2体育館を作ることになったらしいです。この体育館の北側に建築するんですよ。もう伐採は終わって、今基礎工事しているみたいですね。それができると、予約も取りやすくなると思います」
「へー。確かに競争が激しいみたいですね」
 
春貴は今基礎工事していたら、できあがるのは来年かなあと思った。
 

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今日の練習では、最初の20分間は普段あまりできてないドリブル走の練習をひたすらした。そして5分休んでから、残りの40分間で試合形式の練習をした。普段コートの上でこういう練習を出来てないので、みんな感覚がうまく働かなくて、イージーミスをするケースも多い。春貴は、5月下旬のインターハイ予選前に2回くらいここに来た方がいいなと思い、予約を入れておいた。
 
今日の試合でひとつ問題が発生した。
「リバとビナは紛らわしい!」
ということであった。
 
それで河世のコートネームは、リパからキューに変更された。
 
かわよ→かわいいよ→キュート→キュー
 
である。
 
「本人あまり可愛くないんですけど」
「でも君は女装すれば女の子で通るよ」
「1度女装してみようかな」
「女子制服、調達してきてあげようか」
 
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帰りは愛佳のお母さんに運転してもらった。生徒たちと一緒に1時間走りまくったので、春貴はかなり疲れていた。愛佳のお母さんに来てもらって良かったと思った。
 

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4月22日(金).
 
春貴自身と、新入生4人のバスケットボール協会・会員証が届いたので、自分の分を取った上で、1年生4人にはこの日の部活で配った。
 
「H南高校・女子と書かれてる〜」
と晃が言っている。
 
「それは単なるチームの名前だし」
「男子チームに女子のコーチやマネージャー、女子のチームに男子のコーチやマネージャーがいることもあるし、チーム名と性別は無関係」
 
「これ本人の性別は書かれてないんですね」
「まあデータベースには登録されているよ」
「なるほどー」
 
(会員番号の中に本人の性別識別子が含まれていることを春貴は知らない。先頭が“全員2”であったので、男女で違うことに気付かなかった!)
 
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「いよいよ、明日は初戦だけど、頑張ろう」
とみんなに言う。
 
「僕は応援席にいればいいですか?」
と晃が訊くので
「君もベンチに座ろう」
と春貴は言う。
「でも試合に出ないから」
「君はマネージャーということで」
「あ、なるほど」
 
「男子チームに女子のマネージャーがいることは多い」
「うちの高校にはそんな制度無いけどね」
 
「ちなみに明日、試合にも出たかったら、今日中に性転換手術を受けよう」
と姉の舞花が言っている。
 
「勘弁してよ〜」
「マネージャーだったら女子制服ですかね」
と1年の美奈子。
 
「え〜〜!?」
「みんなと同様のユニフォームでいいよ」
「背番号は無しでね」
「良かったぁ」
 
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なお、ユニフォームに背番号を縫い付ける作業は、美奈子と五月がやってくれることになっており、彼女たちにエントリー表のコピーを渡した。(河世は裁縫が苦手で、この手の作業に向かない)
 

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ふたりは美奈子の家で一緒に作業をした。美奈子の妹の玲衣香も手伝ってくれた。
 
「なんか晃君まで11と番号が指定されてるけど?」
「じゃ縫い付けちゃおう」
「明日までに性転換すれば出場できるよね」
 

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4月22日(金)の夕方、津幡組の選手とスタッフが、千里のA318を使用して熊谷に移動した。出発前にパスポートを確認したが
「あ、私のパスポートが無い」
などと金堂多江が言い出す。
 
「君は世界水泳にはリモート参加だな」
「探しますからちょっと待ってて」
「探す!?」
 
置き場所が決まってないのか??
 
結局、竹下姉妹や南野さんまで入って何とか見つけ出した。
 
「どうでもいいけど、あんたもう少し部屋を片づけなさい」
と南野さんに叱られて
「ごめんなさい」
と言っていた。
 
熊谷に移動した後は、郷愁プールで少し調整をした上で、26日に深川に移動する予定である。青葉もここでみんなに合流した。
 

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