広告:國崎出雲の事情 4 (少年サンデーコミックス)
[携帯Top] [文字サイズ]

■夏の日の想い出・星遮りし恋人(2)

[*前p 0目次 8時間索引 #次p]
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 
前頁 次頁 時間索引目次

↓ ↑ Bottom Top

2月28日(日).
 
あけぼのテレビでは“信濃町曲水の宴”という特別番組を放送した。出演者は
 
アクア・品川ありさ・高崎ひろか・ラピスラズリ・姫路スピカ・白鳥リズム・西宮ネオン・花咲ロンド・石川ポルカ・原町カペラ・七尾ロマン・恋珠ルビー・今井葉月・大崎志乃舞・リセエンヌドオ・松梨詩恩・ColdFly5・BunBun・坂出モナ・羽鳥セシル
 
という超豪華メンバーである。
 
要するに、これは§§ミュージックと♪♪ハウスの若手歌手ほぼ総出演の番組なのである。
 
ちなみに、ラピスラズリは2人で1人分である。リセエンヌドオは4人で1人分、ColdFly5は5人で1人分!となる。
 
参加者は全員リモートである(あけぼのテレビ内の個室放送室)。西宮ネオン、それに特に志願した白鳥リズム・花咲ロンド・恋珠ルビー・米本愛心(ColdFly5)・坂出モナ・佐藤ゆかの合計7人だけが狩衣姿で、他の24人は五衣唐衣裳を着ている。
 
↓ ↑ Bottom Top

(実は着せるのが大変だった。スタッフの都合で一度に6人ずつしか着せられないので着たまま3時間待機した子もいる)。
 
本来の曲水の宴では、お題が提示されてから杯が流され、そのお題に沿った和歌を書いた人は流れている杯を取って中に入っている酒を飲むことができるという趣向のお遊びで、杯は多数流れてくる。全員(和歌を詠み)杯を取ったら終了である。
 
今回の番組では、司会者の花ちゃんから、お題が提示され、それに沿って全員七七七五(都々逸(どどいつ)?)という短い詩を書く。書いたら前に置かれているコカコーラ・ゼロのグラス(お題が出た段階で各自が自分で注いだ)を飲んでいいことになっている。時間が掛かると気が抜けてしまう。リセエンヌドオやCold Fly5では飲めるのは1人だけである。
 
↓ ↑ Bottom Top

テレビ画面では、まだ詩を書いていない人は画面の下部に映っており、書き上げてボタンを押すと、画面上部に移動する。それで視聴者には進行状況が分かる仕組みである。
 
番組の後半では、川井唯(Gt)・喜納満里(B)・桜野レイア(Dr)の3人、要するにかつての赤羽ドラゴン!が即興でその詩に曲を付けて演奏するので、詩を書いた本人がそれに合わせて歌うという趣旨である。ただし、放送に適さないような歌詞は演奏をスキップする!ことになっている(判者:川崎ゆりこ)。
 
今回お題は“バイク”だった。“花”とか“春”を予想していた子たちから「え〜〜!?」という声があがる。
 
優勝者には、金杯が贈られるのだが、これを獲得したのは花咲ロンド、次点の銀杯は松梨詩恩、3位の銅杯は恋珠ルビーが獲得した。
 
↓ ↑ Bottom Top

ちなみに演奏スキップされたのが、白鳥リズムと坂出モナであった!
 

2021年3月5日、私たちは仙台への大移動作戦を実施した。3月6-7日に仙台の若林植物公園で実施する、第9回東日本大震災復興支援コンサートのためである。移動は主として所有あるいは(一部曖昧に)借りている航空機を使用した。以下“M”は(アクアMを除いて)“マネージャー”の意味である。また、MA = Moulin Air.
 
Honda-JetRed(§§ミュージック所有)定員7
3/5 20:00 アクアF、アクアM、今井葉月、吉田和紗M、和城理紗M、 秋風コスモス (6) 操縦者:Elissa Vernier(千里の友人)
 
Gulfstream G450 (千里所有)定員14
3/5 11:00広島→仙台 信濃町ガールズ中国(12名) 操縦者:山村勾美M
 
↓ ↑ Bottom Top

3/5 18:00 白鳥リズム、原町カペラ、石川ポルカ、花咲ロンド、高崎ひろか、 品川ありさ、西宮ネオン、上野美津穂、近藤詩津紅、マリ、川崎ゆりこ、 醍醐春海(村山千里)、村上麗子M、鱒渕水帆M (14) 操縦者:森村月世(G650専属パイロット森村雪歌の妹)
 
3/6 18:00 ラピスラズリの2人、原田友恵M, Flower Fourの4人、AYA, KARIONの私以外の3人、Golden Sixの2人、高村友香M (14) 操縦者:山村勾美M
 
ゴールデンシックスは2人だけ移動しているが、実は今回のゴールデンシックスは“昨年と同じメンツ”である。
 
KB.花野子 Gt.梨乃 B.千里 Fl.小風 Cla.美空 Dr.桜野レイア
 
それで、この2人だけで済むのである。
 
HAL-Do228NG (§§ミュージック所有)定員19
3/5朝運行 リセエンヌ・ドオの4人、大崎志乃舞、常滑舞音、甲斐波津子、 甲斐絵代子、木下宏紀、三田雪代、安原祥子、悠木恵美、桜井真理子、 七尾ロマン、恋珠ルビー、山下ルンバ、桜野レイア、姫路スピカ、ケイ (19) 操縦者:広沢庄司(MA)
 
↓ ↑ Bottom Top

Airbus A318 (千里が借りている?)定員100:政府の指導により50名程度しか乗せない
 
3/4運行 マネージャー・音響スタッフ・あけぼのテレビのスタッフなど約50名 操縦者:高橋啓祐(MA)
 
3/5朝運行 伴奏者46名↓
スターキッズ(近藤Gt 七星Sax 鷹野B 月丘Mb 酒向Dr 詩津紅KB 美津穂Cl)(7) Rose+Lily
トラベリングベルズ(黒木Sax 木月B 鐘崎Dr 児玉Tp 海香Gt 溝口KB 佐山Gl) (7) KARION
ポーラスター(杉山Gt 諸添B 青竹Dr 真申KB 神原Sax) (5) AYA
エレメントガード(槍田Gt 柿田B 宮城KB 川井Dr) (4) Aqua
フィフティースリー(一子Gt 五月B 典江KB 由希Dr)(4) Arisa
ナイスエンジェルズ(照実Gt 朋希B 小夜Dr 初恵KB) (4) Hiroka
乙女地区(璃久Gt 菜美B 音々KB 依帆Dr)(4) Spica
白雪1200km (十勝Sax 五和Gt 四谷KB 三嶋B 二見Dr) (5) Rhythm
愛の十字架(鷹木Dr 真鍋Gt 冨田KB 喜納B) (4) Lapis-Lazuli
沢村朋代M 玉雪梓紗M (2)
操縦者:大海邦香(MA)
 
↓ ↑ Bottom Top

またHonda-JetBlue(長期レンタル)は3/6に能登空港から下記のメンツを仙台に運んだ
大宮万葉(川上青葉)、田中世梨奈 (2) 操縦者:花平敬太(N航空)
 

↓ ↑ Bottom Top

この大人数の宿泊先としては、仙台市内のホテルをひとつ丸ごと3/4夕-3/8朝まで貸し切っており、食事・おやつ・お酒などはホテルの部屋にデリバリーするので、レストランなどは使用しないようにお願いしている。また外出して飲みに行ったりするのも自粛してくれるようにお願いしている。
 
ミュージシャンにはそのあたりがいい加減な人が多いのだが、今回は伴奏者に女性が多いので、比較的心配は少ない。あけぼのテレビのスタッフには、万一外に飲みに行ったりしたらクビ、と強く警告している。
 
なお配達方式のピザ屋さん・お寿司屋さんなど、またウーバーイーツの利用は許可している。但しデリヘルは禁止!である。
 

↓ ↑ Bottom Top

これ以外に、東北地区の信濃町ガールズもバックダンサーとして招集しており、これは巡回バスを使用して集めている。バスは3コース(宮城南部・福島方面、岩手・青森方面、山形・秋田方面)回している。一部の子は保護者の車で来ているが、彼らにはガソリン代・高速代を支給している。
 
今回、歌手のバックダンスは下記の5班の交替で行う。中国・東北ともに、年齢で2分割している。Aが若い人、Bが年齢の高い人(高校生中心)である。
 
信濃町ガールズ中国A
信濃町ガールズ中国B
信濃町ガールズ東北A
信濃町ガールズ東北B
信濃町ミューズ選抜(高卒以上)木下宏紀、三田雪代、安原祥子、悠木恵美、桜井真理子、甲斐波津子
 
ミューズの子たちには会場の音響チェックや、リハーサルでの歌手代役もお願いする。
 
↓ ↑ Bottom Top

甲斐波津子は本当は4月からミューズになるのだが、妹の甲斐絵代子のついでに連れてきたので、ミューズに前倒し参加してもらう。但し彼女は20時以降のステージには出さない。
 
なお、ガールズ東北・中国、ミューズ、および、常滑舞音・甲斐絵代子は、ホテルではなく、若林公園内に建てたクレール女子寮3号館(未使用)に泊める。
 
“女子寮”であるが、木下君は女子に準じて扱っても問題が生じないので、彼もそこに泊める。信濃町ガールズ東北・中国のメンバーにも数人男子がいるが、女子と一緒に扱って問題の起きそうな子は居ない(普段の練習の時に女子たちが男子のいる前でも平気で着替えたりしているようなので、男子たちは女子に対して不感症になってそうで恐い)。この子たちのお世話は原田友恵マネージャー(ミューズ担当)にお願いしている。
 
↓ ↑ Bottom Top

保護者が自分の車で連れて来ているケースでは、保護者には出演者を泊めたホテルの方に泊まってもらった(むろん宿泊料は無料)。
 

↓ ↑ Bottom Top

このイベントは毎年“アゴ・アシ・マクラは自腹”なのだが、今回はコロナ下という特殊事情があるので、その費用はサマーガールズ出版が負担している。但しこれは視聴料から1000円費用負担分に取らせてもらう中で吸収できる筈である。
 
なお例によって、全員ギャラは無しである。(この問題でAYAはこれまで参加できなかった:事務所がそういう仕事を容認してくれなかったため)
 
この他TKR仙台支店・★★レコード東北支店のスタッフも手伝ってくれるが、その費用はTKRおよび★★レコードが負担してくれる。今回★★レコードの東京本社からの派遣は無い(感染対策の問題から申し出を辞退した)。また地元放送局のスタッフ派遣もやはり感染対策の問題で申し出を辞退した。
 
↓ ↑ Bottom Top

TKR・★★レコードのスタッフ、およびイベンターのスピカ仙台のスタッフについて、私たちは一週間前からの外食禁止、毎日の検温、前日の簡易検査キットによる陰性確認を要求し、各社とも応じてくれた。イベンターは管理しやすい常連のバイトさんだけで編成してくれる。イベンターには通常の倍の報酬を支払う。
 
無観客なので、今回は警備会社の警備員は使わない。ゲートの警備などは、★★レコード東北支店の男性スタッフと、元々の若林植物公園の警備員さん(厳しく健康管理されている)にお願いしている。
 

↓ ↑ Bottom Top

今回、会場は主として若林植物公園のツイン体育館の内“織姫”を使用する。織姫に前後2つのステージを設営し、それを交互に使用して、反対側のステージで演奏中にもうひとつのステージを消毒するのである。
 
牽牛は練習用に使用する。また一部の演奏をクレール2号館のステージから放送することになっている。
 

↓ ↑ Bottom Top

3月4日に一部のマネージャー、音響スタッフ、あけぼのテレビのスタッフがA318(熊谷→仙台)で現地入りして、仙台のイベンターのスタッフと一緒に設営作業をする。
 
3月5日朝の便で伴奏者たち(A318)およびミューズ(Do228)が到着するので、5日のお昼からリハーサルをおこなう。私もミューズたちと一緒に移動したので、このリハーサルは私が監督者となった。
 
この時点で、本番で歌う歌手はほとんど出ずに(まだ来てない人が多い)ミューズたちに代役をさせる。これはミューズたちの度胸付けもあるが、厳しく健康管理しているミューズたち(更に実は今回連れてきたメンバーは全員ワクチン接種済み)の方が安心だからというのもある。↓で伴奏者が書かれていないのは全て事前録音の伴奏使用。
 
↓ ↑ Bottom Top

第1部司会 常滑舞音(本人)
12:00 リセエンヌ・ドオ (本人出演)。
全体的なチェックのため30分程度掛けてリハーサルする。
12:30 大崎志乃舞 (本人出演)。伴奏:甲斐波津子 以下は1組10分ずつ
12:40 原町カペラ 桜井真理子
12:50 石川ポルカ 甲斐絵代子
13:00 花咲ロンド 甲斐波津子
13:10 今井葉月 悠木恵美 with 甲斐姉妹
13:20 七尾ロマン (本人出演)。
13:30 恋珠ルビー (本人出演)。
13:40 姫路スピカ (本人出演)。 with 乙女地区
13:50 白鳥リズム 三田雪代 with 白雪1200km
14:00 西宮ネオン 木下宏紀 with リセエンヌ・ドオ
14:10 高崎ひろか 安原祥子 with ナイスエンジェルズ
14:20 品川ありさ 桜井真理子 with フィフティースリー
 
↓ ↑ Bottom Top

第2部司会 花ちゃん(本人)
14:30 アクア(20分) 木下宏紀 with エレメントガード
14:50-15:20 休憩
 
第3部司会 Ye-Yo(本人)
15:20 ラピスラズリ 七尾ロマン&恋珠ルビー with 愛の十字架
 
第四部司会 姫路スピカ(本人)
15:30 AYA 安原祥子 with ポーラスター
15:40 KARION リセエンヌ・ドオ with トラベリング・ベルズ
15:50 山下ルンバ (本人出演)。
16:00 桜野レイア (本人出演)。with 川井唯・喜納満里
16:10 川崎ゆりこ 甲斐波津子 Pf伴奏:常滑舞音
16:20 Flower Four リセエンヌ・ドオ (伴奏不要)
16:30 Golden Six 桜井真理子(Vo/KB) 三田雪代(Vo/Gt) 木下宏紀(B:女装!) 安原祥子(Fl) 常滑舞音(Cla) レイア(Dr:本番メンバー)
16:40 Rose+Lily(20分) 甲斐波津子+甲斐絵代子 with スターキッズ
 
↓ ↑ Bottom Top

ゴールデンシックスの代役でクラリネットは演奏者が限られるが、舞音が「吹けます」と言ったので吹かせたらわりと上手かった(誰も吹けない場合は上野美津穂にお願いするつもりだった)。
 
後で聞いたら、昨年夏に信濃町ガールズになってから自前でクラリネットとアルトサックスを買ってレッスンに出ていたらしい(フルートは元々吹けた)。始めて半年にしては、かなり上手い。
 
安原祥子も昨年春に本部メンバーに昇格した後、やはり自前でフルートとEWI-Soloを買ってレッスンを受けていたらしい。彼女はファイフも吹いたことが無かったらしいが、今回聞いたフルートの演奏は、人前で演奏させてもいいくらい上手かった。
 
どちらもほんとに努力家である。ふたりともピアノとギターは元々弾けた。
 
↓ ↑ Bottom Top

今回のゴールデンシックスのリハーサル役には本番出演者のレイア以外には、桜井・三田・安原・常滑に悠木恵美といったメンツを考えていたのだが、悠木が「私、楽器苦手〜」と言って逃げてしまったので(実際にはピアノやギターは弾けるはず)木下君に入ってもらった。
 
「ガールズバンドの代役だから女の子の衣装着てね」
と花ちゃんが(ジョークで?)言ったら何の抵抗もなく
「いいですよ」
と言って、スカートの衣装を着て演奏してくれた(照明効果の確認のため本番のと同じ衣装を用意している:実際はひとりくらいズボンを穿いてても大きな問題はない)。
 
木下君はスカートを穿くこと自体は平気である。むしろ普段寮内ではよくスカート姿で歩き回っているらしいが、めったに公の場では穿かない。本人は「放送には流れないし」と言っていたが、後で話を聞いた川崎ゆりこが「なんでリハーサルの録画が無いのよ」と言っていた。(実は音響や照明のスタッフが夜間に検討するために録画しているが、公開予定も無いので撮ってないことにした)
 
↓ ↑ Bottom Top


↓ ↑ Bottom Top

前頁 次頁 時間索引目次

[*前p 0目次 8時間索引 #次p]
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 
夏の日の想い出・星遮りし恋人(2)

広告:ここはグリーン・ウッド (第4巻) (白泉社文庫)