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■夏の日の想い出・秘密の呪文(12)

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ところで1月1日に Windfly20 からの退団と婚約を発表した坂出モナだが、12月31日までの所属事務所である○○プロの中沢部長が、彼女がレギュラーあるいは準レギュラーになっていた仕事について各放送局などと交渉してあげた結果、ほとんどがそのまま継続して出演することができることになった。
 
ただモナは○○プロとの契約を終えてしまったので、最低でも事務取扱をする事務所が必要である。これについても中沢部長が折衝してあげた結果、彼女が羽鳥セシルと親しかった縁もあり、セシルの事務所でもある♪♪ハウスが、取り敢えず事務取り扱いすることになった。結局♪♪ハウスの親会社である§§ミュージックから○○プロに移籍金を“1円”払った!備忘価額である。○○プロとしては結婚を発表したアイドルなんて無価値だと考えて、この値段設定にしたようである。
 
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「モナちゃん、移籍記念にソロのシングルでも出す?」
と♪♪ハウスの白河夜船社長は彼女に尋ねた。
 
「やりたいですけど、結婚を発表したのに買ってもらえますかね?」
「歌唱力のある人の歌は売れるよ」
 
白河社長は、§§ミュージックと関連の深い、松本花子!に楽曲を発注した。それで坂出モナは結局2月か3月にソロデビューすることになった。
 

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その日、政子はテレビ(の録画)でプリキュアを見ていたのだが、唐突に言った。
 
「なんか呪文が長すぎない?」
「うーん。確かに長いかもね」
 
見ていたら、エレメントチャージ!→ヒーリングゲージ上昇!→プリキュア・ヒーリング・フラワー→と進むので、結構な時間を食っている。
 
「これだけ長いと、呪文唱えてる最中を狙われない?」
 
「そういうネタは過去に色々な漫画やアニメで使用されているね」
と私は答えた。
 
「「魔法陣グルグル」では、相手の魔物が最終形態に変身しようとしている所を倒してしまう展開がある。「カルラ舞う」では長い呪文を唱えて悪霊を倒そうとしている最中に襲われる話があった。仮面ライダーシリーズでは、変身を邪魔されたのが随分たくさんあったと思うよ」
 
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「青葉とか、あまり呪文唱えないよね」
「何かの法を起動するのに多分本来は呪文は必要無いのだと思う。呪文唱えているのは、何か凄いことしているように見せる顧客サービス」
「ああ、そんなものかなあ。青葉ってわりとポーズも多いもんね」
 
「テレビ番組の場合は唱えたほうが、いかにもそれっぽいしね」
「結局視聴者サービスか」
 
「逆に、よく言われるのは『天空の城ラピュタ』の“滅びの呪文”バルスはあまりにも短すぎるというの。あんなの何かの拍子に誤って唱えてしまうかもしれない」
「確かにあれは危険すぎる」
 
「パスワードも短すぎるパスワードは簡単に突破されるからね」
「暗証番号4桁とかは短いよね」
「でも長すぎると覚えきれない」
「難しいなあ」
 
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「ところで男の人って何歳くらいでオナニー卒業するの?」
「何を唐突に」
「女はだいたい50歳くらいで生理から卒業するじゃん。男の人もそのくらいの年齢でオナニー辞めるのかなあ」
 
「男の人は70歳でも80歳でもオナニーしてると思うけど」
「嘘!?できるの?」
「何歳くらいまで立つかは個人差があるだろうけど、立たなくても死ぬまでし続けると思うよ」
 
「信じられない。でも精液は出ないよね?」
「女性は50歳くらいで妊娠能力が無くなる場合が多いけど、男性は70歳とかでも妊娠させる能力が残っている場合もある。加山雄三のお父さん・上原謙は70歳で子供(仁美凌)を作った」
 
「70歳で子供を産んだの?」
「上原謙さんが産む訳無い。産んだのは奥さんの大林雅美さんだよ。確か32-33歳くらいだと思ったけど」
 
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「70歳で子供が作れるのか。でも死ぬまでオナニー続けないといけないって男の人は可哀想」
 
「オナニーは気持ちいいからしてるんだと思うけど」
「70歳や80歳でも気持ちいいの?」
「気持ちいいんじゃないの?おじいさんになったことないから分からないけど」
 
「アクアはおじいさんにはならないよね。おばあさんになるよね?」
「知らないよ!」
 
「だっておばあさんのアクアは想像つくけど、おじいさんのアクアは想像つかない」
「まだ40-50年先のことだし、今悩む話じゃないと思うけど」
 
「アクアがちゃんとおばあさんになれるように、早く性転換手術を受けさせてあげなきぉ」
 
「要らないと思うけど」
 
でもなんでこういう話になったんだ?
 
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(2021年)1月11日(月).
 
§§ミュージックの女子寮がある足立区で成人式が行われたが、今年はコロナの折、インターネット開催となった。近藤やよい区長の祝辞がネット配信されたが、今年成人式を迎える予定だった、姫路スピカと信濃町ミューズの悠木恵美はせっかく振袖まで用意していたのに空振りである。特に悠木恵美は、あまりお金も無い中、自分のギャラの積み立て+御両親からの支援で、両者半々出してやっと振袖を買ったのに、本当にがっかりしていた。
 
それで私やコスモスは話し合って、彼女たちの成人式を実施することにした。
 

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あけぼのテレビで1時間枠を取り、中継する(無料放送)。
 
参加したのは§§ミュージックの新成人である姫路スピカと悠木恵美、それに§§ミュージックに所属している訳ではないが、しばしば§§ミュージックの仕事をしている。スピカの従姉・竹中花絵、それから交友の広いスピカが誘った○○プロの佐藤小百合(WindFly20)・森風夕子、∞∞プロの山森水絵、@@エージェンシーの北野天子、ΘΘプロの月嶋優羽(三つ葉)、ζζプロのボニアートアサドの3人(沢部美穂・寺島奏和・弘沼希樹)、と合計11人に達した。各々のプロダクションとの出演交渉はほとんどのプロダクションにコネがある私がしているが、全員電話1本でOKしてもらった。
 
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「ああ、それは助かる」
と言っていた所がほとんどだった。山森水絵など数百万円しそうな豪華な加賀友禅を着ていて、これを折角作ったのに使えなかったら可哀想な所だった。
 

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司会役は2年前に成人式を済ませた花ちゃんが務める。自らも振袖姿の花ちゃんが開会の辞を述べた後、やはり振袖姿の高崎ひろかが国歌を歌唱する(ビアノ:川崎ゆりこ−やはり振袖)。
 
成人式実行委員長の品川ありさ(彼女は長身だが、千里お勧めのスポーツ選手などの振袖なども作っているお店で作った振袖を着ている)が挨拶文を読み上げてから、コスモス社長(彼女は黒留袖を着ていた−社長という立場だからか)の式辞がある。そして来賓として羽織袴の東堂千一夜大先生!の祝辞があって、新成人代表として姫路スピカが“決意のことば”を述べた。
 
その後、記念撮影となる。今年成人式を迎える予定だった11人が並び、写真家の桜井理佳さんに撮影してもらう。
 
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その後“ゲスト”として、ゴールデンシックスが登場してお祝いの演奏をする。この日のゴールデンシックスは、
 
KB.カノン, Gt.リノン, B.美空, Vn.醍醐春海 Fl.羽鳥セシル, Dr,桜木レイア
 
という豪華なメンツであった。
 
「セシルちゃん、ゴールデンシックスに入ったの?」
と司会者の花ちゃんから訊かれて、セシルは
 
「別の番組の撮影でこちらに来たんですけど、なんかいきなり“愉快な仲間達”というバッヂを渡されたんですけど、これ何ですか?」
 
と戸惑うように聞き返していた。なお、セシルは“普通の”プラチナ・フルートを使っていた。プラチナに慣れてしまうと、銀のフルートがおもちゃみたいに感じて、物足りなくなってしまったと彼女は言っていた。
 
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その後、ゴールデンシックスが伴奏して新成人の8組(*1)が各々の持ち歌または好きな歌(事前申請していた)を歌ったが、ぶっつけ本番だったはずのセシルがしっかり演奏していたのは凄いと私は思った。初見・即興に強いタイプのようだ。
 
視聴者の間では、この8組の歌唱が
「凄い」
「これは見応えがある」
と評価が高かった。みんなうまい子ばかりだった。
 
(*1)竹中花絵はスピカと一緒に歌ったが、ふたりが似ているので双子歌手のようであった。東堂千一夜大先生が「君たちにモスラの歌を歌わせたい」と言っていた。
 
最後に花ちゃんの閉会の辞があり、成人式および番組は終了した。
 

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(2021年)1月13日(水).
 
§§ミュージックから今年デビューする2人目の新人、恋珠ルビーが
『サンバ・シャボン』を発売した。
 
当日はやはりリモートで発売記者会見をする。こちらも七尾ロマン同様50組以上の記者がチケットを請求して、賑やかな記者会見になった。
 
会見に出席したのは、恋珠ルビー本人、コスモス社長と、楽曲提供者のモライス小林さんの3人である。モライス小林さんはメディアへの登場は久々だったが、歌手として全盛期だった頃と同様、半ばひとり漫才のような感じのトークで記者たち、そして視聴者の笑いを取っていた。ルビー本人もしばしば吹き出していた。
 
正統派っぽい七尾ロマンに対して“脇道で攻める”恋珠ルビーという路線演出は結構うまく行った感じであった。どちらも似たような路線で売り出すと競合してしまうので、競合せずお互い刺激しあって伸びて行ってくれればというので私・コスモス・千里の3人で話し合って決めた方針である。ルビーは不満に思うのではと心配したが、コスモスからその方針を告げられてもルビーは明るい表情で「私はお嬢様じゃないですから」などと言っていた。
 
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七尾ロマンも週間ランキングの1位を取ったが、恋珠ルビーもこの週のランキング1位を取得した。
 

1月17日(日).
 
千里が貴司さんとの婚姻届を区役所に提出した(結婚式は後日の予定)。
 
ふたりが内輪の結婚式をあげたのは2007年(1月13日)だったらしいので、14年掛けてやっと法的な夫婦になったことになる。日程は事前に聞いていたので、私は彼女に祝電を打ち、また会った機会に御祝儀も渡しておいた。もっとも千里からは
 
「冬はいつ彼氏と結婚するのさ?」
と訊かれる。
 
「そうだなぁ。20-30年以内に結婚できたらいいかな」
「50歳すぎてから赤ちゃん産むのは辛いよ。さっさと結婚しちゃいなよ」
「私が赤ちゃん産めるようになったこと、まだ彼に言ってない」
「だったらサプライズにするといいね」
 
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私と正望は2011年に「その内婚約しよう」と約束し、2018年に婚約した。約束してから婚約まで7年掛かったから結婚は7年後かもね、とその時に冗談で言ったのだが、本当に7年後になるかも知れない。そしたら14年掛かった千里のことを言えないぞ、と私は思った。
 

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ローズクォーツの代理ボーカルであるが、2019-2020年度の2年間にわたってローザ+リリンが務めたのだが、2021年度については、かねてから噂があった通り、鈴鹿美里が返り咲くことになった。彼女たちは初代の代理ボーカルである。とはいっても、フェスの時に1日だけ代理をしてもらっただけだったのだが。
 
例によって引き継ぎになる4月には、双方の代理ボーカルをフィーチャーしたCDを出すことになるらしい。
 
○○プロ内部にはこのままずっとローザ+リリン固定でいいのではという意見もあったらしいが、ローザ+リリンの日程が最近かなり忙しいことになってきているので、離れることになった。2人はもう既に私たちのものまね芸人という域からは卒業して、独立したタレントとして売れている状態である。
 
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鈴鹿美里もかなり売れてはいるのだが、ローザ+リリンほどではないので、引き受けることにしたようである。
 
「男の子+男の娘ペアから、女の子+男の娘ペアに移行か」
「元々のローズ+リリーが女の子+男の娘ペアだったから、最も代理ボーカルとしてふさわしいのかもね」
などといった意見も出ていたようである。
 
 
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夏の日の想い出・秘密の呪文(12)

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