広告:ここはグリーン・ウッド (第1巻) (白泉社文庫)
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■夏の日の想い出・いろはに金平糖(31)

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(*27) リアルの性別は小股(F)+美笑干(M)だが、見た目は小股(M)+美笑干(F)に見える。小股は常時男装ということもあり、女子トイレを使うと通報されるので男子トイレを使うのが習慣化している。美笑干は常時女装(男物の服を持ってない)だが“心は男”なのでふだんは男子トイレを使っていた(過去形!)。
 
遠下美笑干(とおか・みえか)は遠上笑美子(とおかみ・えみこ)のそっくりさんとして、女装を始めた頃は女物の下着を身につけただけで興奮し、“して”しまっていたが、7年間女装生活を続けて今や女物の服を着てても何とも感じない。下着などはしまむらで堂々と買っているが、女性用の下着コーナーを見てても特に変な気分にはならない。
 
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この仕事を始めて初期の頃は、全国の温泉などを回っていたが、コロナ以降は多人数での宴会が困難になったことから、ドサ廻り自体できなくなってしまった。しかし事務所に§§ミュージックの資本が入ってから??テレビの仕事が出て来た。そう忙しい訳でもないが、週に1回くらいはバラエティに呼んでもらえるようになり、芸人さんたちに顔も覚えてもらってわりと楽しい。給料は安いから、マリ・ベーカリー(*28)で主として配達のバイトしているが、お客さんには普通の女と思われている気がする。
 
放送局では「女性用の控室を使って下さい」と言われるので使っているが、女性のタレントさんの下着姿を見ても何も感じない。自分は女性に対して不感症になっている気がする。
 
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性体験は男とも女とも男の娘とも!?したことがない。女性を抱こうとしても立たないかもしれない気がする。でも男に抱かれるのは嫌だと思う。男の娘とのセックスは・・・どうするんだっけ??(知識があやふやでよく分からない)
 
本当の女になりたい気持ちは全く無いし、男性器は失いたくないが、間違って性転換されちゃったら、女として生きていける気もする。
 
「でも性転換手術って無茶苦茶痛いらしいなぁ・・・。女になったら生理も大変みたいだし」
 
(↑性転換手術に関する知識がほとんど無い。更に自分が性転換されちゃう場面を想像すると、なぜかあれが大きくなる←危険な兆候であることに気付いていない)
 

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(*28) マリ・ベーカリーはマリが道楽でやっている会社(自分がパンを食べたいからパン屋さんを作っただけ)なので小麦の値段が上がっていてもパンの販売価格は改訂していない。赤字になっているがマリは気にしない。
 
でも他店に比べて安いので最近客が増え、会社でまとめて買ってくれる所もあり、スタッフも増員している。それでサワークリーム食パン(*29)の芸人さんたちが多くここでバイトしている。スタッフを増やして益々赤字が増えているがマリは全く気にしていない。但し無借金経営だから赤字ではあっても財務諸表は、そんなに悪くない。
 

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(*29) サワークリーム食パンは、パン屋さんではなく芸能事務所。元ザマーミロ鉄板。この名前はローズ+リリーの事務所“サマーガールズ出版”のもじりである。サドマゾ白板(パイパン)という案は却下された。
 
ここのタレントは、たいてい誰かのそっくりさんで性別が逆!である。
 
滝沢小股(komatta)はスカイロードのkomatsuのそっくりさんだけど女!(*30), 遠下美笑干は遠上笑美子のそっくりさんだけど男! 羽主結絃は 羽生結弦のそっくりさんだけど女!(一応フィギュアスケートができる)大板なおゐは大坂なおみのそっくりさんだけど男!(わりとテニスがうまい)最近加入したビンボマキはビンゴアキのそっくりさんだけど男!ほかにも12-13人の
性別逆転そっくりさんが所属している(よく見つけ出すものである)。
 
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(*30) 滝沢小股はマリ・ベーカリーの駅前店長である。美形の格好いい男の子が店長しているというので、女子大生のリピーターが多い。
 
「ぼく女なんだけど」
と彼女たちには言うものの
 
「それだけ格好よければ女でもいい」
と言われる。なおデートのお誘いは丁重に断っている。
 
komatsuのそっくりさんを10年ほどやっているが、長い男装生活の間に女物の服がほぼ無くなってしまった。化粧品も無くなり口紅さえ持ってない。下着もブラジャー以外は男物しか持ってない。たまにスカートを買ったりすると「彼女へのプレゼントですか?」と言われるし、穿いて鏡に映してみると変態にしか見えないのて、自分はもう女には戻れないかもと思う。ブラジャーはお店で見てると店員さんに睨まれるので、通販で買っている。
 
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2年前、お金持ちっぽい男性に言い寄られて一緒にホテル(しかも帝国ホテル!)に行ったことがある。こんな格好しててもちゃんと女と見てくれる人もあるんだなあと感動し、持ってる服の中でいちばん女っぽい服を着て行ったら
 
「無理して女っぽい服とか着なくてもいいのに」
 
と言われ、更に、いざセックスしようとしたら
 
「なんでちんちん無いの?まさか取っちゃったの?」
 
と言われた。相手は自分のことを男だと思っていたらしい。
 
彼は純粋なゲイで、ちんちんの無い人には全く興味が無いということだった。彼は
 
「君が性転換手術受ける前に知り合いたかったなあ」
と言って、タクシー代を渡して、夜中に帰って行った。
 
性転換手術とか受けてないんですけど!?
 
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7年ほど前には、女の子から言い寄られて、なりゆきで半年ほど交際したこともあるが、最後まで彼女のバージンは奪わなかった。自分が女性を愛せる自信が無かったからである。バージンを奪って欲しいと嘆願されたから、代わりに自分のバージンを彼女に進呈した。最終的に彼女は親の勧めでお見合いをし、男性と結婚した。というより、お見合いだけのつもりだったのに、その日に婚姻届けを出されてそのまま夜を過ごしたらしい。
 
但し彼女が嫌がるので相手の男性は「親たちにはちゃんとセックスしたことにしとこうよ」と言ってその晩は何もしなかったらしい。
 
「優しい男じゃん」
「でもいつかはすることになると思う。男とセックスとか嫌だよぉ」
と泣いていたので、
「ディル*ー入れられてると思えばいいんだよ」
と言ってあげたら
「そう思うことにする」
と言っていた。でも彼氏に女装の味を覚えさせたらしい!
 
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「最近はずっと私が男役なの。彼は女の子の素質があるよ。彼妊娠しちゃうかも。女の子パンティーにもハマってるし。トランクス全部捨てちゃったんだよ。毎日ブラジャー着けて会社行ってるし」
 
などと楽しそうにメールしてきていた。
 
どうも彼女のメールを見ていると、女の子が好きな彼女でも抵抗が無いように、女性的な男性と強引に結婚させたものの、彼自身元々性別意識に揺れがある人だったようだ。
 
「小さい頃、よく男の子にするのはもったいないとか言われてたらしいよ。中学時代はよく友だちにセーラー服着せられてたとか。セーラー服着ると女に見えるから頭数合わせで女子将棋部の大会にも出たことあるって」
 
違反なのでは?
 
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その後も彼をどんどん女性化していっているのをメールで報告してくる。ヒゲとか足の毛はレーザー脱毛したらしい。女性ホルモン飲んでみない?と誘惑しているが、今の所それは恐いと言っているとか。でもエステミックスなら飲んでみようかなと言って飲んでいて、最近乳首が立っているらしい(多分男性廃業は時間の問題)。
 
「君はとっても可愛いから男してるのはもったいないよ。女の子になればもっと可愛くなるよ」
 
などと耳元で囁いているとか。
 
「彼のちんちんが立たなくなったらもう女の子と同じだから、私のバージンを進呈してもいいかなあ」
 
あのぉ、意味が分からないんですけどぉ!?
 
そもそも元カノとメール交換してていいのか??
 
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リハーサルが終わった後の3月4日夕方、CRJ200-Bで、甲斐姉妹(2)・美崎ジョナ・立山煌・七尾ロマン・恋珠ルビー・花貝パール・白鳥リズム・薬王みなみ・水森ビーナ、水端百代(Flower Sunshine)、エレメントガード(4) および信濃町ガールズ本部生20名を連れてきた。この中には先日入団したばかりの春野わかな(本名:隅田可愛)も含まれている。パンフレットに自分の名前が入っているのを見て喜んでいた。
 
斎藤恵梨香・夢島きらら・大仙イリヤ・直江ヒカル・今川容子・青木由衣子・左蔵真未・山本コリン・箱崎マイコ・花園裕紀・鹿野カリナ・直江アキラ・三陸セレン・山鹿クロム・豊科リエナ・長浜夢夜・宮地ライカ・知多めぐみ・鈴原さくら・春野わかな
 
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この日の日中に、A318とCRJ200-Aは、伊丹・小牧にフェリーしておいた。
 
またこの日の夕方〜夜にかけて、東北各地在住の信濃町ガールズたちをバスやワゴン車などで仙台に集めた。全員21時頃までには集結した。
 
関西と東海の信濃町ガールズたちは、この日の放課後以降、主として各々の保護者の車で伊丹・小牧に集まってきている(ガソリン代支給)。保護者が対応できない子は車を迎えに行かせている。簡易検査キットで陰性確認してから、空港近くのホテルに泊めた。
 
20:00 Honda-JetOrangeで、常滑真音・(マネージャーの)悠木恵美・水谷姉妹・そして付き添いの千里が仙台に移動した。千里は今回はWリーグの試合とぶつかっている(代々木第2で女王・サンドベージュと2連戦)のでイベントには出演しないが、舞音に万一のことがあってはいけないので、付き添いをお願いした。
 
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また、マリは風花・青山医師とともに、鱒渕マネージャーが運転する車で仙台に移動した。
 

3月5日(土).
 
朝一番に、関西からA318, 小牧からCRJ200-Aで、信濃町ガールズたちを仙台に連れてきた。空港から会場まですぐなので多くの子が驚いていた。
 
イベントが始まる。放送は9:20開始である。
 
主催者代表として音羽と光帆が開会宣言をし、わざわざ来てくださった宮城県知事さんの挨拶がある(途中で打ち切らせてもらった!)。信濃町ガールズ本部生のパフォーマンスに続いて9:30ジャストに演奏が始まる。
 
トップバッターは常滑真音である。緞帳があがった時、ステージには多数のマネキン人形が並んでいる。そして招き猫バンドの伴奏が始まると、奥の方にマネキンのふりをして立っていた舞音が動き出して最前面に立って歌い出す。すると、他のマネキンも動き出して踊り出す。
 
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夏のイベントでやったのと同様の演出で、今回は東北地区の信濃町ガールズたちがマネキンに扮してくれた。
 
続いて『とことこ・なめなめ・招き猫』を歌うが、歌に歌われている縁起物に扮したCAT sistersがひとりずつ登場する。
 
高崎のだるま 水谷姉
信楽焼のたぬき(金玉付き) 水谷妹
 
そして早変わりで猫の着ぐるみを着た舞音!
 
サルボボ ルビー!(舞音がMVでやっていたようにヌードの上にサルボボの衣裳を着け、バストが露出しないようにちゃんちゃんこを着ている)
 
黒田武士 めぐみ
ぶんぶく茶釜 ライカ
金太郎 パール(この格好も女子にさせるには、かなり危ない)
福助 リエナ
仙台四郎 マイコ
 
最後はコーダの演奏の間に全員服装チェンジして、9人の七福神!?で締めた。
 
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その後も、お魚のコスプレをして『タイカジキ、カニエビ、イカタコ、サケマグロ』、スクーターに跨がって(跨がるだけで走らせない)『マイルドな夜明け』と続けていく。
 
結局9:30-11:30の2時間の演奏時間の間に300種類くらいのコスプレ衣装が登場し、大いに盛り上がったライブとなった。なおダンサーは途中から本部生の中学生組に交替した。(衣裳は4tトラック!で運搬している)
 
春野わかな(隅田可愛)は、最初のライブが舞音のバックで猫の着ぐるみなども着て、大いに楽しんだようである。
 
舞音の2時間のライブが終わった後は、東京のスタジオから、AT3(あけぼのテレビ3人娘)のトークや楽器演奏で箸休めする。途中に入った、もえこのピアノ、あまめのヴァイオリン、あらたのフルートでの三重奏は、「うまいじゃん」というので評価が高かった。
 
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トークの内容は前半がもっぱら震災関連の話、後半は卒業をテーマにした話で真面目な話に終始したので、「中学生女子の会話とは思えん」などと言われていた。
 

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夏の日の想い出・いろはに金平糖(31)

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