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■夏の日の想い出・いろはに金平糖(10)

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(*8)落合翠は、落合茜=町田朱美の実姉てある。
 
現在受験の真っ最中なのだが、2万人入るホールでスタインウェイを弾くという話に飛び付いた。入試のピアノ実技の度胸付けにもなるしということで参加してくれたのである。
 
実はこのビアノ伴奏は千里を使うつもりだったのだが、千里はこの日東京で行われるWリーグの試合にも出ているので、同じ人が同じ時刻に小浜に居てはいけないのだそうである!(今更な気がする)それで千里が翠のことを思いつき、連絡したら、やってくれることになった。30日にこちらに移動してきたのだが、30日も31日も、この会場のスタインウェイを5〜6時間弾きまくっていた。
 
しかし彼女のピアノを聴いて、詩津紅も月丘さんも
「すげー、これが音大ピアノ科を狙う人のレベルか」
と感心していた。
 
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風花は彼女に少しアドバイスしていた。風花は音大のピアノ科を狙っていたが入れず第2希望の管楽器科に回った人なので、美野里ほどではないが、詩津紅よりずっと上手い。
 
(技術的には)翠より上手い!
 
それで時々、風花がお手本で弾いてみせると、翠が
「あっそうか!」
と感心していた。
 

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(*9) 早月の絵(10回くらい練習した)についてはこの子絵がうまいじゃん、という声が結構あった。ただ描いたのはお母さんではなくお父さんの似顔絵では?という声もあった!
 
「あれって醍醐春海の以前の結婚相手との子供さんらしいよ」
「じゃ、やはりお父さんを描いたの」
「いや、レスビアン婚で、向こうはレズの男役だから、男みたいに見えるらしい」
「そういうことか」
 
「でもレスビアン婚なら、どうやって子供作ったの?」
「あの子はその相手が産んで妹さんは醍醐さんが産んだらしい。だから、あの子のお母さんは間違い無く、その醍醐さんの元パートナーの人で醍醐さんがお父さん。妹さんのお母さんは醍醐さんで、パートナーさんがお父さんらしい。だから2人の言う“お母さん”“お父さん”が逆転するらしい(*10)」
「むずかしー!」
 
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「でも、それ精子はどうしたわけ?」
「さあ。化学合成とか」
「作れるの〜〜?」
「作れないんだっけ?」
「卵子は難しそうだけど、精子くらい合成できないのかなあ」
 
(*10)この情報は恐らく桃香の周囲から漏れたものと思われるが、実際には子供たちは大人たちをこう呼んでいる。
 
早月:桃香=おかあちゃん、千里=ちーかあちゃん、季里子=ママ
由美:千里=おかあちゃん、桃香=ももかあちゃん、季里子=ママ
 
なお桃香は京平・緩菜からは「お父ちゃん」と呼ばれ、来紗・伊鈴からはパパと呼ばれている。
 

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演奏が終わると多数の拍手があった。私は演奏者を紹介する。
 
「合唱、小浜市F幼稚園のみなさん」
「ピアノ、落合翠」
「絵を描いてくれた人、高園早月ちゃん」
「そして歌は、私ケイと」
「私マリ」
「ローズ+リリーです」
 
それでまた拍手がある。
 
チッチッチッチッとドラムスティックの音がして、スターキッズの演奏が始まる。中幕が上がると、その後方にスターキッズが居る。幼稚園生が先生に連れられて上手に退場。早月も翠に手を引かれて退場する。ピアノには詩津紅が座って伴奏に参加する。
 

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『虹の願い』を演奏する。最新のシングルの曲である。この後ライブの前半では最近リリースした曲を中心に演奏する。
 
この曲の演奏中には背景のホリゾント幕の所に大きな虹の絵が映されていた。(放送上は合成)
 
演奏が終わって拍手をもらった所で演奏者を紹介する。
 
「アコスティックギター、近藤嶺児・宮本越雄。ベース、鷹野繁樹。ドラムス、酒向芳知。マリンバ、月丘晃靖。アルトサックス、近藤七星。ピアノ、氷川詩津紅、トランペット、香月康宏。エレクトーン、山森夏樹。以上、スターキッズ&フレンズ」
 
「追加演奏者。アルトサックス、日高久美子。フルート、大宮万葉、田中世梨奈。クラリネット、上野美津穂。ホルン、吉田邦生(くにお)。ヴァイオリン、鈴木真知子、伊藤ソナタ、生方芳雄、荒井路代」
 
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名前を呼ばれた人がお辞儀をするので、それぞれに拍手がある。私たちは前半はだいたいこのメンツで演奏を続けた。今回はステージの出入りをこれまでのライブよりかなり少なくしている。また前半はPAを使用せず、自然な音の響きで演奏した。そのために、ギター・サックス、フルートなどは演奏者を2人にしている。
 
(ベースだけ小型のアンプとスピーカーを繋いでいる)
 

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『恋するカレー』では背景にマリと美空が大量のカレーを食べている様子が映されていた。曲が終わる頃には2人の前に30枚くらいカレー皿が積み上げられていたが「これ多分この2人が本当に食べたんだろうな」と言われていた。
 
以下、ホリゾント幕には様々な映像が流された。
 
『ぼくたちの秘密基地』では、小学生の男女が森の中に段ボール箱で秘密基地を作り、その中でゲームをしたり、本を読んだりしている様子が映っていた。時節柄みんなマスクをしているし、歌を歌うシーン、おやつなどを食べるシーンは入っていない。ゲームはみんな任天堂スイッチで遊んでいるが、これが昭和の時代なら、野球ゲームとかトランプとかダイヤモンドゲーム!とかをしていた所だろう。
 
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『歯磨き味のイチゴ』はマリがいちごに歯磨き粉を掛けちゃった(再現)映像のほか、様々な出演者が様々な失敗の様子を演じている。
 
『マチカ・マチリカ』では薬王みなみ演じる占い師(漫画に出てくる魔女のような格好をしている)が(映像ではなく)ステージ上に登場して、大きな水晶玉(実際にはクリスタルガラス)に両手を当てて占いをしているようなパフォーマンスが行われた。“舞音ちゃんタロット”のスペシャル・ラージ版も使用している。占い客として登場したのは、セレン、クロム、さくらである(3人ともセーラー服:色違いでセレンはブルー、クロムは黒で、さくらはライトピンク)。
 
『Multiply』では、猫の役として、最初に早月(2017.05.10 4歳7月) とあやめ(2019.02.03 2歳10月) が登場し、それからどんどん増えて行く猫の役でF幼稚園の園児たちが、猫の扮装で登場。思わず「可愛い!」という歓声があがっていた。
 
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『白い雪・愛のテーマ』は真っ白な白雪姫の衣裳を着けた鈴原さくらが登場し、曲の途中でリンゴをかじって倒れるが、狩人の衣裳を着けた三陸セレンが出てきて、キス(寸止め)をすると生き返って立ち上がり、手をつないで退場した。
 
ここから前半最後の曲までは山森さんはこのシアターに備え付けられているパイプオルガンを演奏した。荘厳な響きがネットテレビを通して全国に流れる。ストップ(音色設定ボタン)を操作する助手は千里が務めた(顔が映らないように撮影している)。ここのパイプオルガンは助手無しでも演奏できるようにはなっているが、上手な助手がいれば楽である。千里は「こちらの思った通りに操作してくれる」と山森さんが喜んでいた。読心術のうまい千里ならではだろう。
 
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『ガラスの靴・愛のテーマ』では今度はガラスの靴を履きシンデレラの扮装をした山鹿クロムが舞台の上手から下手へと走りぬけるが途中で靴を片方落とす。するとそのあと、王子の衣裳を着けた薬王みなみが出て来てその靴を拾い、愛しそうに胸に抱くという演技を見せてくれた。
 
なお、配役の性別がおかしい気がするのは、きっと気のせい!
 
『湖より・愛のテーマ』では、白鳥の衣裳を着けトウシューズを履いた三陸セレンが出て来て『白鳥の湖』のバリエーションを踊り、曲の演奏の途中からはグランフェッテで32回転を踊ってみせたので、曲の途中ではあったが、物凄い拍手があった。なおバレエでは32回転するのは白鳥ではなく黒鳥である!
 
前半最後の曲となった『Burning Snow』では、ホリゾント幕に“燃え上がる雪”の映像を流し、常滑真音が扮するアマビエの映像(舞音は映像で出演)、お寺・神社・教会でコロナ終息の祈りが捧げられる様子の映像も映し出され、私たちも祈る気持ちで歌を静かに歌い上げた。
 
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私とマリ、それに伴奏者たちも全員退場して休憩する。ステージ上にはスピカの案内で美崎ジョナが出て来た。スピカから
「今月デビューする美崎ジョナちゃんです」
と紹介され、ジョナも1分ほどの短い自己紹介をして、デビュー曲の『岬・別れと出会い』を歌う。伴奏は下記のメンツが行った。
 
Gt.山鹿クロム、B.三陸セレン、KB.鈴原さくら、Dr.薬王みなみ
 
薬王みなみは酒向さんのドラムス・セットを借りて打ったのだが、酒向さんに
「この子にドラムスを貸してください」
と言ったら、可愛い女の子なので
「うん。いいよ」
と笑顔で貸してくれた!
 
こういうのは女の子を使うに限るのである。薬王みなみは小学生の頃はテニス部に居たので、結構腕力があり、きちんとテンポキープしてドラムスを演奏した。それで、酒向さんが感心していた。今日お手伝いに来ている3人の男の娘たちより腕が太い。セレンもバレエをしていただけあって運動神経が良く、ベースをしっかり弾いてくれた。なおギターとベースは各々の自前のもので、キーボードは千里のキーボードを借りている。
 
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美崎ジョナの歌が終わった所でいったん緞帳が下りる。スピカが出て来てMCをしている。天候の話や、今日のお昼に食べた海の幸が美味しかったなどという話で2分ほど場を持たせる。
 
そして緞帳が上がると、アクアが2人並んでいるので、回線をつないでいる全国の観客が騒然とする。
 
『愛のデュエット』を演奏する。
 
舞台最前面上手端に4人のヴァイオリニストが立っており、伴奏を入れる。
 
2人のアクアはまずスタインウェイのグランドピアノ連弾でメインメロディー(AB)を弾き、続いてそばに置いていたAULOSのソプラノ・リコーダーでサビを吹く。隣にある総銀フルートでメインメロディーを繰り返し、今度はその更に隣に置いてあるウィンドシンセでサビを繰り返す。
 
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1小節の間奏の間に立ち上がり、アルトサックスのネックストラップを首に掛け、CメロAメロと演奏。1小節の間奏の間にそのネックストラップを外してヴァイオリンを持ってサビを弾く。チェロの置いてある椅子に座ってサビのバリエーションを弾き、アコスティックギターを持ってメインメロディー(AB)を再現。最後は2小節のブリッジの間にドラムスセットの所に行って座り、各々スティックを1本ずつ持って、2人で1つのドラムスセットを叩いた。
 
今回の使用楽器:−
Piano Steinway D-274 "Concert Grand"
Soprano Recorder AULOS 502B-G (German式)
Flute Yamaha "Ideal" YFL-877
Wind Synthesizer Akai EWI-1500
Alto Sax. Yamaha YAS-875
Violin Yamaha "Artida" YVN500S
Cello Karl Höfner #4/6
Acoustic Guitar Gibson J-185復刻版
Drums Set Yamaha "RYDEEN" RDP0F5
 
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(2人のアクアは連弾したピアノとドラムス以外、同じ型名の楽器を使用している。実はデュエットする楽器を同じ物でやったのは今回が初めて!)
 
この演奏中にネットでは、
 
「やはりアクアは2人居た!」
「今あけぼのテレビで2人のアクアが生出演中(**)」
という書き込みが、TwitterやLineにあふれた。
 
会場では、“2人のアクア”のパフォーマンスに物凄い反響があった。拍手が鳴り止まない。
 
がすぐ緞帳が降りてしまう。ヴァイオリニスト4人は上手に退場した。
 

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カメラが楽屋に切り替わり、私は休憩していたところを、カメラに向かって笑顔を作り、観客に説明した。
 
「幕間の余興として、アクアの1人2役合成画像による『愛のデュエット』の演奏をご覧頂きました」
 
「え〜〜〜!?」
という声が返ってくる。
 
「アクアが2人居る訳ありませんからね」
と私は言った上で
 
「それでは、このあと緞帳が上がりましたら、後半の演奏を始めます」
と言った。
 
(**)特定有料番組は、開始30分以降はチケットの購入はできない。よってこの書き込みを見てからチケットを買ってあけぼのテレビ等に繋ぐことはできない。ライブが終わった後、タイムシフトで見るために購入することは可能(多くのライブでは割引になる:ハイライト・セブンスターズ、UFO、スパイスミッションなどは強気だから後での購入でも値引かない)。
 
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夏の日の想い出・いろはに金平糖(10)

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