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■春進(5)

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煌はゆりこ副社長から言われた。
 
「イメージ壊したらいけないからさ、男装している時も小便器は使わないでよ」
「使ってないです。ぼくちんちん短いから立って出来ないので」
 
何かそのうち男子トイレ自体に入るなとか言われそう!あるいは、いつもスカート穿いてなさいとか!(既にほとんどいつもスカート穿いてる気がする)
 
最近の煌の1日
5:00-7:00 ジョギング4kmとウォーキング10km(ミニスカ+タイツ)
7:00-8:00 シャワーの後仮眠してから朝食
8:00-16:00 学校(女子制服)
16:00-22:00 お仕事(ほとんど女性衣裳)
23:00 就寝(女性用パジャマ:パンツ型。むろん前開きは無い)
 
寮から学校へ、学校から仕事場へ、仕事場から寮へは、いづれも車で送ってもらう。車の中ではほとんど寝ている。
 
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彼が男の子の身体になっているのは仕事中だけで、その間もタックされているから、彼は自分のちんちんに触る機会は全く無い。シャワーを浴びる時も寝る時も女の子の身体である。
 
彼がウォーキングする時は千里の女性眷属が2人付いてガードしている。ジョギングは寮内である。女子寮にあったのと同様のジョギングコースを昨年新しい男子寮を作った時に設置した。雨の日はここでウォーキングすることもある。
 
一廻りが250mあり、ここを16周で4kmになる。10kmは40周するので、カウンターを持って歩く。
 

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コスモスとゆりこは、立山煌(きらら)の専用マネージングチームを発足させることにした(これまでは宮下以外は全男性タレント担当だった)。
 
まず、全男性担当のリーダーだった山本明(1978)を煌の専任として、リーダー。元々きらら専任として雇った宮下菜美(1995 元サッカー選手・元アイドル)をサブリーダー。新人の森永純代(2000,元長距離選手,三つ葉の元付人)を加え、「煌ちゃんに色々してあげたい。セックスの練習台になってもいい」と言っていた上野有里絵(2005 今川ようこ)も加えることにする。但し、性的な接触は禁止した。
 

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春休み、“立山きらら”は、カレーのCM、お菓子のCM、旅行会社のCM、石鹸のCMなどに出演した。“立山煌”もスポーツ用品のCMに登場した。
 

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4月、§§ミュージックではホームページのアーティスト一覧に“立山きらら”を追加した。またファンクラブのアーティスト登録のメニューにも“立山きらら”を新設した。ただし、このメニューは期間限定とし、いづれ立山煌のファンクラブに統合すると予告した。
 
同様の扱いになっているものとして、北里ナナがある。北里ナナのファンクラブは、いづれアクアのファンクラブに統合することが予告されている。
 
現在の誰かのファンクラブ会員は無料で立山きららに登録移動できる。あるいは現在の登録をそのままにして+300円(年会費)で立山きららを追加できる。
 
ただし、立山煌ファンクラブ会員は無料で立山きららのファンクラブにも加入できるとした。この結果、立山煌のファンクラブの1割ほどが立山きららに移動した。また約7割の会員が、無料追加の特権を使って立山きららのファンクラブにも加入した。
 
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煌のファン会報と、きららのファン会報は内容的にはかなりだぶっているが、執筆者が違うし、使用写真も違うので、両方に入っていても楽しめる。
 
ドラマ出演や新たなCMもあったので、夏頃まで立山きららFCへの新規加入がかなりあったため、結果的に7月末時点では立山きららFC会員のほうが立山煌FC会員より多くなるという現象が起きた!
 
「きららちゃんのほうが人気だよ。もう性転換しちゃいなよ」
「いやです」
 
(既に性転換済みと思われていたりして)
 
もっとも今川ようこは
「煌ちゃん、ちんちん切ったらだめよ」
と言った。
 
「切りませんよ。ぼく別に女の子にはなりたくないです」
「ちんちん舐めてあげたいけど、舐めるの禁止と社長からまで釘刺されたから」
「別に舐めてほしくないです」
「ゆりこ副社長は男の子のちんちんは全部切っちゃえという考えみたいだけどね」
「ゆりこ副社長は男の子にちんちん切っちゃうぞと言って、からかってるだけですよ」
 
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しかし立山煌・立山きららのFC会員総数(重複を除く)は、アクア(+北里ナナ)、常滑真音、ラピスラズリに次いで§§ミュージック4位となったのである!(ルビー・リズムやみなみを抜いた)
 

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支店長の入院で昨年10月から津幡支店の支店長代理になっていた邦生だが、春の定期異動で、かつて邦生の上司であった長谷知香(女性)が新しい津幡支店長になり、邦生はいったん金沢店の渉外課に戻された。但し係長に任じられた。
 

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4月8日(月)、早月は小学校にはいるので、朋子に買ってもらった真新しい水色のランドセルを背負って、千里に手を引かれ、楽しそうに登校して行った。
 
早月は千里の精子で桃香が産んだ子だが、多くの友人が、桃香の精子で千里が産んだ子だと思っている!桃香本人まで不確かな気分になっている。
 
友人達曰く。
「桃香に子供が産めるわけない」
「桃香は父親にはなれても母親にはなれないはず」
 
桃香が“養育費”を毎月送金している子供は10人近い。桃香はその子供たちに定期的に会いに行っている(北陸や関東の子が多いが、遠い子では九州に住んでいる子も2人いる)が、その子たちからは
「お父さん」
と呼ばれて慕われている。養育費を実際に出しているのは千里だが
「みんなそれで助かってるんだから、ちゃんと送ってあげたほうがいい」
と千里は言っている。
 
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(桃香はあくまで千里に“借りて”いるが、桃香はいくら借りたか覚えてない。千里もいくら貸したか覚えてない:桃香はそもそも元恋人から「子供抱えて生活苦しい」と泣きつかれると「養育費送るから」と約束してあげた。しかしその後再婚したとかで辞退した子もいる。でも辞退した子にも毎月1万は送金しており、母親達のお小遣いになっている。子供が20歳になるか大学卒業するまでは続けると言っている)
 
進学祝いを渡したり、電子辞書とか野球のグローブとか、ゲーム機とかギターとかねだられて買ってあげているが、これはだいたい桃香が自分の給料から出している。ハーモニーランドとか、USJとか富士急ハイランドとかにも連れて行ってあげた。桃香(浦和に住んでいる桃香B)の休日はだいたい“子供回り”で潰れている。
 
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子供たちに会いに行くのは季里子も認めているので3割くらいは“桃香A”がしているようである。(桃香Aは季里子と一緒に千葉に住んでいる:来紗(小5)と伊鈴(小4)のパパである )
 

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桃香の子供たちの中で能登半島に住んでいた子が居て、家が“赤紙”を貼られてしまった。その子は進学の都合でこの機会に金沢あたりに出て来たいと言っていたので、金沢市内のマンションを借りてやり、そこに引っ越させた。その子は4月から金沢市の学校に入った。制服代も桃香が出してあげた。
 
「男子制服着る?女子制服着る?」
「男子制服とか着てみたいけど、立ち小便する自信無いから女子制服で」
 
でも男子制服も一緒に買ってあげたら着て母親と記念写真撮っていた。
 
「似合ってるじゃん。性転換する?」
「ぼく男の子になったら、女装して日向坂46に入るんだ」
「人気になるかもな」
 

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桃香は長崎に住んでいる子(男の子)のところを訪問した時、その子の母親(桃香の元恋人)・手毬のお父さんから相談された。
「高園さん、ちょっとご相談があるのですが」
 
今一家は長崎市内のマンションに住んでいるのだが、お父さんは「家を建てたい」と言った。
 
東京などでは、マンションを“終の棲家”(ついのすみか)とする人も多いが、田舎ではマンションなんて少し立派なアパートに過ぎず、あくまで仮住まいという考え方が根強い。それでお父さんは少し不便な場所でもいいから、一戸建てを建てたいと言ったのである。ただ、お父さんもあと5年ほどで定年になる。それで、お父さんと高園さんで、共同ローンを組みませんかという提案だったのである。
 
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桃香は電話で千里に相談した。
「それお父さんが定年になった後は桃香ひとりで払うことになるよ」
「それは構わないと思う。何とか頑張って払う。ただ千里、保証人になってくれない?さすがに季里子には頼めないし」
「桃香がちゃんと自分で払うつもりならいいよ」
「頼む」
 

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それで千里も長崎に赴いたのである。
 
桃香は千里をお父さんには“現在の妻”と紹介した。お父さんは恐縮していた。
「すみませんね。ただ私も先が限られているので、何とか孫の行く末をしてやらないとと思いまして」
「高園が節操なく子供を作るからいけないんですよ。作った以上はちゃんと大学まで行かせて、就職するまで面倒見させますよ」
と千里は言った。
 
千里は桃香に「安く建ててくれる所知ってるから」
と言って、桃香とお父さんをかけす工務店の長崎支店に連れて行った。
「安い!」
と桃香が感動していた。あまりの安さにお父さんが不安そうだったので、千里は説明した。
「ここは自己所有林をたくさん持ってるし、カナダとかノルウェーにも関連会社があってそこからも木材を輸入してるんですよ。しかも最新の工法使ってるから、速いし、速いから人件費が掛からないので安いんですよ。お店がこういう目立たない所にあるのは同業他社の仕事を奪わないようにです」
「なるほど。しかしカナダですか」
 
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それで信用する気になったようである。土地は工務店が長崎市の郊外に約40坪の分譲地を持っているということだったので、そこを買うことにする。見積書を作ってもらい、お父さんの給与振り込み口座のある銀行に行った。
 
ローンを申し込む。ローンの主体はお父さんと桃香のふたりである。千里は関係を訊かれたので、「高園の現在の事実上の妻」と正直に答えた。
 
「前の奧さんに関する物件について責任を持っても構わないんですか」
「そういうことまで全て含めて好きになったから問題ありません。この人が浮気性なのは最初から承知ですから」
「分かりました」
 
それで、書類を書く。昨年の年収について千里は1,500,000と書いた。
「あ、その欄は万円単位で書いて欲しかったのですが」
「万円単位で書きましたよ。こちら所得証明書です」
と言って千里は市役所で出してもらった証明書を渡した。
 
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銀行の人が目を丸くしている。
 
それでローンはその場で通ったのである!10年ローンで、返済額はお父さんの口座(給与受け取り口座)および桃香がこの銀行に新設した口座から各々毎月引き落とされる。しかし千里は“使い込み”を防ぐため、通帳とカードを桃香から取り上げた!
 
家は5月には完成し、一家は現在のマンションから引っ越した。しかし安い家には見えない立派なものだったので、お父さんが感激していた。
 

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同じ長崎市内ではあるが、引っ越したので息子の康太君の中学も変わった。制服はどちらも学ランだが、ボタンにはいっている校章が違うので、指定店でボタンを買って付け替えた。
「男の子はこの程度で済むから楽だな」
「女の子だとセーラー服のデザインが違うから買い直さないといけないし」
「康太、いっそセーラー服着る?買ってやるぞ」
「何のためにそんなもん着ないといけないんだよ」
「学校変わるついでに性別も変えるとか。名前も“ひとみ”とかに変えよう」
「どっからそんな名前が」
「転校せずに性別変えたら、みんなの前で『松山です。女になりました。よろしくお願いします』とか挨拶しないといけないぞ。恥ずかしいだろ。転校と同時に性別変えたら、最初から女の子として付き合ってもらえる」
「そもそも女にとかなりたくない」
 
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しかし桃香は制服の通販サイトで新しい中学の女子制服を康太のサイズで頼んだのである!
 
着せてみたら結構似合っていて、新しい家の玄関で記念撮影した。母親と並んでいるところ、母親・祖父母と並んでいるところも撮った。手毬は面白がっていた。祖父母も楽しそうだった。
「あんた女の子になってもいいよ」
 
「これで通学していいぞ」
「いやだぁ!」
 

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しかし桃香は彼にセーラー服を着せて、博多まで行き“父娘の1日”を楽しんだようである。千里はサービス?で女の子っぽい声が出やすいようにしてあげた。但し喉仏はあまり目立たなくなった。
 
桃香は彼に可愛いワンピースとか女の子下着に女の子用パジャマも買ってあげた。
 
「どうだ?少しは女の子になりたくなった?」
「絶対嫌だ。この下着、父ちゃんが買ったものだと母ちゃんに説明してよ。こんなのが部屋にあったら、ぼくが盗んだものかと思われちゃう」
「盗みはいかん。ショーツとかキャミとかブラが欲しくなったら父ちゃんに言え。買ってやるから」
「要らない!」
 
手毬は面白がって、ショーツとかブラを買い増しした。普段着のスカートとか女の子用の浴衣も買った。また、ちゃおとかニコラとかの雑誌も買ってきていた。
 
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彼が学校で
「うちの父ちゃんも冗談きついよ」
と言ってセーラー服を買ってくれたことを言うと
「ぜひ着てるところを見たい」
と言われた。それで着てみせると
「似合ってる〜!」
「このくらいの女子中生は居るよ」
と言われ、セーラー服を着て女子コーラス部の大会にも出るはめになった。
 
「女の子になった時の名前はどうするの?」
「“ひとみ”と言われた」
「ひとみちゃんって呼んであげるね」
 

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