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■春進(1)

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パリ五輪女子バスケットボールの出場チームについては、次の16チームから出場国12チームが選抜されることになった。
 
2022ワールドカップ優勝 アメリカ
ユーロバスケット上位6 ベルギー・スペイン・フランス・ハンガリー・セルビア・ドイツ
アジアカップ上位4 中国・日本・オーストラリア・ニュージーランド
アメリカップ ブラジル
アフリカバスケット ナイジェリア・セネガル
アメリカ予選 カナダ・プエルトリコ
 
この16チームを4ブロックに分けて世界4ヶ所で最終予選(OQT)をおこない、各上位3チームがオリンピックに出場する。(つまり各ブロック最下位の国は五輪に行けない)
 
西安予選:中国・プエルトリコ・フランス・ニュージーランド
アントワープ予選:ベルギー・アメリカ・ナイジェリア・セネガル
ベレン予選:ブラジル・オーストラリア・ドイツ・セルビア
ショプロン予選:ハンガリー・スペイン・日本・カナダ
 
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日本はハンガリーのショプロンでの予選に参加した。この予選に日本は玲央美・千里・王子という“東京五輪”銀メダルに貢献したベテラン選手を起用して送り出した。
 
千里達の中で実際に参加したのは、ブレンダである。ブレンダは2017年に事故に遭うまでは一番凄かったのである。事故で一度死亡したことで大きなダメージを受けた(青葉がすぐ蘇生処置していなかったら本当に死んでいた)がかなり回復してきていた。ここしばらくはアメリカのWBDAに参加していた。それで「日本代表なんてこれが最後だからあんたがし」と言って送り出した。
 
2月8日の第1戦・スペイン戦に86-75 で勝利したものの。9日のハンガリー戦で81-75で敗れてしまう。この時点で4チームが1勝1敗という大混戦となる。しかし11日の最終戦(現地時刻15時・日本時刻23時)で日本は激戦の末、カナダに86-82で勝利。グループ1位でパリ五輪出場を決めた。3大会連続6度目の五輪出場である。玲央美は大会MVPに選出され、千里もしっかりスリーポイント女王を獲得した。
 
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千里と玲央美は話し合い「私たちの役目は終わったね」と言って五輪本戦は若い世代に委ねることにした。
 
奈々美が「不安だぁ」と言ってたが「もうお婆ちゃんの出る幕じゃないから。頑張ってね」と言っておいた。
 

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俊美は徹から、祝賀会で上映されたスライドショーにあった小学生の時の女の子水着を着けた写真について追及されていた、
「としちゃん実は最初から女の子だったんじゃないの?」
「あれはちんちん付いてても女の子水着を着けられるやり方があるんだよ」
と言って実演してみせることにした。
「私はもうちんちん無いから、徹ちゃん実験台になってね」
と言い、俊美は彼を横にして、睾丸を体内に格納してから、ペニスを後ろ向きにしてアンダーショーツを穿かせた。
「凄い。まるでちんちん無くなっちゃったみたい」
「これで女子水着が着けられるんだよ」
「胸は?」
「4年生なら胸無くても問題無い」
「なるほどー」
「それと女の子の裸や水着姿見てちんちん大きくなる人には無理」
「そうだろうね」
「私は元々女の子と一緒に着替えても平気だったから」
「やはり、としちゃん心は女の子だったんだ?」
「そのあたりは曖昧だったことは認める」
 
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金堂や竹下リルは選考会が終わって津幡に帰ってきて驚いた。
「レーンが増えてる」
 
千里は説明した。
「地震でプールが傷んで修理はしたけど、僅かに規定より長くなっちゃったでしょ?」
「2mm長いって言ってましたね」
「色んなプールあるし誤差の範囲だと思ってた」
 
「椎羅ちゃんも女の子になって帰って来るとか言ってたし、それで新しい筐体に交換して、ついでにレーンを増やしたんだよ」
「お金掛かるのに」
「まあ練習頑張るのは君たちだけど、経済的な支援なら私がするよ」
「でも12レーンか」
 

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0 --
1 筒石(1994)→井上(2006)
2 ジャネ(1993)→田村(2007)
3 南野(1997)
4 川上(1997)
5 金堂(2002)
6 リル(2003)
7 月見里姉(1994)→妹(1996)
8 月見里妹→ハネ(2006.2)
9 椎羅(2007)
10 (空き)
11 --
 
 

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「10レーンだとプールを横に使うことで25mプールとしても使えるけど、12だと横幅が30mになっちやうから、そういう使い方ができないけどね」
「どっちみちここはレーンとレーンの間に感染予防用の仕切り板が入っているから、そういう使い方ができませんでしたけどね」
「どうしても25mプールとして使いたければ、25mの所に臨時の壁を設置してもいい」
「そういう手はありますね」
「まあ伏木が25mだから、短水路は向こうで練習できるし」
 
伏木は青葉邸の地下とムーランの地下に25mプールがある。どちらも24時間利用できる。特にムーラン地下のプールは事実上津幡組の専用プールである。(H南高校水泳同好会はフラミンゴ地下の25mプールに移動した:プールの更に地下に源平人形館がある−人形館に行けるのは真珠や日和、青葉や千里など、ごく一部の人のみ)
 
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金堂とリルは午前中は伏木のムーランで働いていた。ただし選考会から五輪までは作業免除ということになり、朝からこちらに来ている、伏木では短期のバイトを雇っている。
 

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水泳の日本代表は4月は国内合宿をしたが、津幡組は例によって
「長距離陣はJISS(国立スポーツ科学センター) では全然練習できないので」
と言って、津幡での練習を継続した。
 
(普通の選手は代表合宿では普段練習しているプールより少ない人数でプールを使えるので、たっぷり練習できる。しかし津幡組は元々1人1レーンの環境で練習しているので、練習環境が悪化する。それに短距離ならいいが、長距離は泳ぐのに長時間レーンを占有するので他の選手との共用が困難である)
 
水連からは逆に男子長距離陣が充分練習できる場所を借りられないかという打診があり、熊谷のアクアゾーンを使ってもらうことにした。ホテル富士に泊まってもらえば食事も用意できる。食費は水連が負担する。
 
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水連は千里に打診してきた。
「ブダペスト世界水泳の時、村山さんのグラナダとマルセイユのプールをお借りしましたが、また今回のオリンピックでも直前合宿にお借りできませんか?津幡組さんも使うと思いますが、半分だけでも」
 
「私あの後パリの別荘にもプールを設置したんですよ。それで津幡組はそこを使いますからグラナダでもマルセイユでも丸ごとお貸ししますよ。大会期間中はパリを時間帯分割とかでシェアしましょうよ」
「ほんとですか!ぜひ」
 
それで、直前合宿は、男子がグラナダ、短距離女子がマルセイユ、津幡組(長距離女子)がパリを使い、大会期間中はパリを日本選手団全部でシェアすることにしたのである。ちなみに男女を分けるのは恋愛の発生防止のためである。短距離女子選手には多感な十代の子が多い。
 
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4月1日(水)、“立石俊美”は**情報サービスに入社した。俊美はレディススーツにヒールのないパンプスで出社し(ヒールのある靴は徹が禁止した)、内定式が行われたのと同じ大会議室に入る。
 
9時から入社式が始まる。社長の挨拶の後、部長職以上の幹部紹介、会社概要や営業成績の紹介、主な取引先、主な取り扱い商品の説明、利用している通信サービス等の説明、などがある。新入社員代表の「決意のことば」の後、配属される部門ごとに分かれて2時間ほどオリエンテーションがあった。給与振込口座の届け出、などの後、昼食になる。俊美はお昼はお弁当を作ってきているので、お茶を入れてきて自分の席で食べた。
 
「えらーい。お弁当があるって」
と先輩女子のレイさんから言われる。
「私主婦だから。どうせ旦那の弁当作るからついでです。1人分作るのも2人分作るのも手間は変わらないので」
「そうか。入社前から社内恋愛とかよくやるね」
「すみませーん」
「妊娠してるんでしょ?」
「はい。避妊に失敗しちゃって。内定辞退しましょうかと言ったんですが、その必要は無いと言われて厚かましくも入社してきました」
「うん。在籍のまま妊娠出産して子育てしながら勤務している人も何人もいるから、気にすることないよ。託児室もあるしね」
「ありがとうございます」
 
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次長から託児室も見せてもらったが、とても衛生的で換気もよく、子供の様子がスマホでも見られるようになっている。勤務中に子供の様子を見に行くのも自由である。
 
午後からは、社員証や名刺、健康保険証の交付などが行われた。
 

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俊美の机は総務課の入口そばに設定された。目の前にはカウンターがあり、そこで来客と話すことができる。カウンターにはコロナ感染予防のためアクリルの透明板が設置されていて、書類やお金のやりとりができる小さな穴が付けられていた(銀行みたいな感じ)。
 
次長はここに椅子も置いて、座って応対できるようにしてくれた。
 

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和栄のバス会社には4月になってから
「仕事が無いんです。入れてください」
という高卒女子マリノちゃんが入ってきた。のんびりした子で、就職先は高校卒業してから探せばいいと思っていたらしい。それで2月まで何も就活していなかった。卒業式の後で仕事を探し始めたが、簿記とかの資格も持ってないし、字が下手だし、コンピューターもできないので、ここまで4件受けたが全部断られたらしい。
 
彼女は4月いっぱい研修してもらい、5月から正社員にして仕事に入ってもらう。また字が下手すぎるのでペン習字の講座を受けるよう言った。
 
「それぞれの字には書き方があるんだよ、それをひとつずつ覚えていけばいい」
「知らなかった!」
 
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学校の習字の時間には、そんなこと教えてもらえず単に「丁寧に書きなさい」とだけ言われたけど、丁寧に書いても変な形にしかならず、自分は下手なんだと諦めていたと言っていた。
 
「字の指導法が分かってない先生が多いからなあ」
「そもそも指導する気の無い先生も多い」
「先生自身が下手というのも多い」
「書き順からしてデタラメな先生も居る」
 
なお3月4日から研修していた2人、ナツエとタマヨは4月から正社員になり、実戦投入された。
 

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§§ミュージックは『占い女子高生みつる』の後番組『マジカル女子高生はなよ』に水森ビーナの後任として誰か、ある程度演技力のある高校生の(できたら高校1年の)タレントを出してほしいと言われ、鈴原さくらにやってもらうことにした。「ビーナちゃんと雰囲気が似てますね」と言われた。同じ元?男の娘だからね。ビーナは高校1年で性転換したようだが、さくらも中学を出る時点ではもう男は廃業していたようである。彼は女子寮にも部屋が用意されているが「女子寮怖い」と言ってまだ男子寮に住んでいる。彼はセレン・クロム同様、女子寮では“解剖検査”されていたようである。
「なんだ。まだちんちん付いてたのか」
「取っちゃえばいいのに」
「お父さんの許可はもらってるんでしょ?」
「まだ付いてるなら舐めてあげようか。取った後、想い出になるよ」
「やめてー」
 
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一応花ちゃんは舐めたり手でこすったりするのは禁止と寮生たちに言っている。また男の子(または男の子である疑いのある子:月城たみよ等を含む!)とふたりきりになることも禁止である。
 
もっとも射精能力・勃起能力のある子は少ないようである。三国舜とかは勃起も射精もできると思われるが、彼は解剖被害には遭ってない。礼音は何度か裸に剥かれて「射精するところを見せて」と言われたが「他人に見せるもんではない」と拒否した。礼音にほんとうに射精能力がまだ残っているかについてはガールズたちの間でも見解が分れている。
 
「そもそもちんちんがまだ存在するかどうかについてもかなり怪しいよね」
「パンティに膨らみが無いからね」
「でもパンティ脱がせるのは禁止って花ちゃんから釘刺されてるし」
 
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でも、さくらやセレン・クロムは何度もパンティまで剥ぎ取られている。礼音が最近パンティまでは剥ぎ取られずに済んでいるのは、剥ぎ取った時にもしちんちんが本当に無かったらシャレにならないからだと思われる。(一昨年くらいまでは剥ぎ取られていた)
 

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春進(1)

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