広告:ここはグリーン・ウッド (第6巻) (白泉社文庫)
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■女子中学生・ミニスカストーリー(10)

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それと、真広は、兄・初広のことも気になっていた。前から怪しいと思っていたのだけど、先日の東京旅行で疑惑は濃厚になった。兄が女物の服のことを凄くよく知っているのに驚いた。ぼくの足の毛とかもきれいに剃ってくれて、眉毛も整えてくれたし。もしかして、お兄ちゃんこっそり女装とかしてるのでは?それにお兄ちゃんの恋人のスズカさんってなんか妙に男っぽい。声も低いし。あの人、実は男の娘なのでは?という疑惑も感じていた。
 
旭川市内の大学に通うのに、実家から通わずわざわざ大学のそばにアパートを借りて独立したのも、実は女装したいからだったのでは??
 
もしお兄ちゃんが性転換とかしちゃったら、弟もあれだし、ぼくしか跡継ぎになれなくなってしまう。となると、ぼくは女の子になる訳にはいかない、と真広は最近責任感を感じているのである。
 
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(性別不快症候群の傾向は概してきょうだい全員に表れがちである。優性遺伝??)
 

そんなことを考えながら、青汁を1杯飲む。そしてトイレに行く。いつものように便座に座っておしっこをする。真広は決して立っておしっこをすることはない。小学6年生の時、今後は一切小便器は使わない、というのを自分で決めて、その後は、友人からからかわれながらも個室だけを使ってきていた。
 
ところがこの日、おしっこをした時、その出方が全然違っていたのである。
 
え?どうしたの?
 
と思って自分のお股を見た時、真広は『自分が跡継ぎになるしかない』という決意がガラガラと崩れていくのを感じた。
 
まあいいよね。松郎おじさん所は男の子4人だから、きっと誰かか後を継いでくれるよと思い直した(←後を継げる男の子が残ったらいいね)。
 
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それで真広はおしっこの出て来た所を拭き、水を流し、手を洗ってからトイレを出た。
 
まあ、女の子になっちゃったものは仕方ないし。
 
区役所に性別変更届けとか出さないといけないんだっけ??と考えたが、手続きとかは後からゆっくり考えることにする。
 
そして「この身体ならこちら着るべきかなあ」と思い、女の子ショーツを穿き、ブラジャーを着けて、レモンイエローのブラウスに、マリンブルーのプリーツスカートを穿いた。先日東京で兄に買ってもらった服である。
 
鏡を見ながら、眉毛を整える。洗顔フォームで顔を洗ってから、カラーリップを塗った。
 
中性的なトートバッグを持ち、ローファーを履いて
「行ってきまーす」
と言ってアパートを出た。
 
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バイト帰りに女の子の服、たくさん買っちゃお♪と、真広は楽しい気分になった。
 

バスに乗って、今日からバイトに入る予定の店舗に行く。
 
「お早うございます。今日からシフトに入らせて頂きます、杉村です」
と店長に挨拶した。
 
店長が目をパチクリしてる。
 
「えっと・・・君、男の子じゃ無かったんだっけ?」
「よく分からないんですが、朝起きたら女の子になってました」
 
「助かるよ!昨日も女の子が2人辞めちゃって、絶対的に女の子の数が足りないんだよ。もう君に女装させてフロア係やってもらおうかとも思ってた。田代君、この子に女子の制服出してあげて」
 
「はい。杉村ちゃんおいで」
「はい」
 
「あんた可愛いし、女装しないのかなあと思ってたよ。あんたのことは普通に女の子して扱うからね」
「はい、それでお願いします」
 
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それで真広はハンバーガー屋さんの女子制服を身につけ、早速フロア係として実戦投入されたのであった。
 
「でもミニスカートはさすがに少し恥ずかしいなあ」
 

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2004年8月22日(日).
 
栃木県小山市。今日は全国中学校剣道大会の個人戦が行われる。
 
公世は明け方、ちんちんを没収されて、おっぱいをくっつけられる夢を見た。変な夢だったなあと思いながら、起きてからトイレに行き、便座に座っておしっこをしたら、なんかおしっこの出方が変だった。
 
何で?と思って、お股を覗いてみて、公世は衝撃を受けた。
 

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あまりのショックに10分近くぼーっとしてたかも知れない。
 
トイレのドアをノックする音がある。
 
「まだぁ?」
と言っているのは玖美子である。
 
「ごめん。出る」
と言って、公世は取り敢えず、おしっこの出た付近をトイレットペーパーで拭き、ボクサーパンツを上げ、ジャージのズボンを上げ、水を流してからトイレを出た。
 
「ごめんね」
「ううん」
 
と言葉を交わして交替する。
 

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取り敢えず布団の中に戻る。
 
そしておそるおそる指で触って確認する。
 
なんでこんなことになってるの〜〜〜!?
 
公世は、異変が“その付近”だけでなく、上半身にも起きていることに気づききゃーっと思った。
 
これじゃまるで女になったみたいじゃん。
 
でもこれどうしよう?
 
などと悩んでいる内に、みんな起きたようで、玖美子が
「ジョギングに行くよ」
と言う。それで公世も靴下を履き、みんなで旅館の外に出て、早朝の小山市の町を3kmほど軽くジョギングした。
 
ジョギングしてて公世は思った。
 
おっぱいが痛い!!
 
女子はいつもこの痛みに耐えてるのかなあ。あっそうか。だからブラジャーを着けるのか。ぼくもプラジャーが欲しいかも!?
 
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ジョギングを終えると、軽く体操をしてから旅館に入り、食堂で朝御飯を食べる。
 
「きみよちゃん、どうしたの?何か元気が無いみたい」
と千里が心配そうに言う。
 
「ううん。大丈夫」
と公世は答える。
 
沙苗が言う。
 
「なんか昨日も一昨日も試合見て、びびってたみたいだけど、ここに来てる人はみんな同じ条件だよ。今更ジタバタしても始まらないんだから、思いっきりやるしかない。それで勝ってもいいし負けてもいいじゃん。ここに来れただけで、充分な価値のあることだよ」
 
「そうだよね。開き直るしかないよね」
と公世も答えた。
 
焦ったって、この身体がどうにかなる訳じゃ無いから、何も考えずに試合に集中しよう、と公世は思った。この後のことは大会が終わってから考えればいいじゃん。
 
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公世はこの場に及んで、やっとそういう気持ちがまとまったのである。
 

部屋に戻って着替えるが、いちばん入口側の布団に陣取っている公世は入口側を向いて、他の3人は窓側を向いて着替える。これがこの4人のルールである。
 
それで着替えるためにジャージを脱ごうとした時、玖美子がいきなり後ろから抱きついてくるので、公世は思わず「きゃっ」と声を挙げた。
 
胸も触られた気がした!
 
玖美子は公世の“感触”がいつもと違うので首を傾げているが、
「まあいいや。それより、きみちゃん。女の子下着パワーで優勝しようよ」
「優勝!?」
 
「これあげるから着けなさい」
と言って、玖美子は女の子パンティーとブラジャー?を渡した。
 
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「スポーツブラ?」
 
ここ1ヶ月ほどの練習の間に“洗濯係”の姉に徴用されてみんなの服の乾いているのを取り入れる手伝いをしていた。それで、この形のブラジャーもたくさん触っている。村山さん、沢田さん、原田さん、木里さん、前田さん、と女子選手全員が、このタイプのチューブ型ブラジャーを使用しているようだ。
 
「そそ、スポーツブラだよ。女子がスポーツする時には必要なもの。これでバストをしっかり押さえておかないと、バストが揺れてまともに身体を動かせないからね」
 
「バストが揺れると痛いよね」
「なんかよく分かってるじゃん」
 
「借りる」
「そのスポーツブラは弓枝さん協力のもとに、きみよちゃんサイズで、私と千里と弓枝さんの3人でお金を出し合って買ったものだから、そのままあげるから」
 
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「姉貴が絡んでいるのか!」
と公世は呆れたように声を挙げて
 
「だったらもらう」
と言った。
 
「白い道着も用意したんだけど」
「紺を着る!」
 
玖美子もそれは無理強いしないようだ。
 
「じゃ私たちは後ろ向いてるから、恥ずかしがらずに着替えてね」
「うん」
 
それで公世はジャージと、ジョギングで汗を掻いた下着(アンダーシャツとボクサーパンツ)を脱ぐと、まずはグレイの女の子パンティを穿く。稚内の道大会で女子用ショーツを穿かされた時は、ちんちんの収納方法に悩んだのだが、今日は悩む必要が無い。ピタリとフィットするのですごーい!と思った。これは本当に女の子のための下着なんだなと思う。ついあの付近を上から触って、そのスムースな感覚にドキドキする。
 
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そしてスポーツブラを着ける。着け方がよく分からないけど、訊く訳にもいかない。訊いたら着け方を指導してくれるだろうけど、結果的にバストが膨らんでいるのを見られてしまう。『穿けばいいのかな』と思い、足から入れて胸の所まで持ち上げ、それで左右のバストをその中に収めた。(上からかぶるように着ける人もいる。どちらから入れるかは好み)
 
あ、何となくいい感じ。
 
この着け方、正解かどうかは分からないけど、間違いではない気がする。
 
でもこれ着けると、バストががっちり押さえられる。
 
これいいかもと思った。ジョギングの時はバストが揺れてほんとに痛かったのだけど、これだけしっかり押さえられていたら、試合中に揺れたりする心配も無い・・・・と思って、これって男子のサポーターと同じ原理かと思い至った。公世は特に不都合を感じたことがないので着けないが、竹田君などはいつもサポーターであそこを押さえているようである。
 
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もっとも今後はサポーターとか着ける必要は全く無くなって、ずっとスポーツブラを着けないといけないのだろうかと一瞬考えたが、そのことは後で考えることにする。
 
バストを何かの間違いで見られたりする前に道着を着ける。紺色の胴着だから下着の線が見えることはないなと思った。そして下は取り敢えずジャージ生地の黒いショートパンツ(ブルマだったりして!?)を穿いた。これはよく女子でやってる人がいるというので姉に勧められたものである。トイレに行きたい時は控え場所で袴を脱ぎ、ショートパンツ姿でトイレに行ってくれば、トイレの個室で時間を取らずに済むと姉は言っていた。そういえば、羽内(如月)さんがこういうの穿いてたなと思い起こす。
 
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公世はここまで着てから、トイレに行った上で袴を穿いた。会場に入場する時はちゃんと袴を穿いていなければならない。
 

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旅館が運行する送迎バスで、会場の栃木県立・県南体育館(けんなん・たいいくかん)に行く。ここで岩永先生・鶴野先生・広沢先生と合流し、道具の検印を見せて一緒に受付を済ませる。そして入場する。トーナメント表を確認する。公世が
 
「良かった。ぼく、ちゃんと男子のトーナメントに入ってる」
などと言っているので
 
「きみよちゃんを女子に入れると人数が合わなくなるからね」
と沙苗が言っていた。
 
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