【夏の日の想い出・いろはに金平糖】(2)

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12月30日(木).
 
夕方から今年のRC大賞の授賞式が行われた。今年も昨年同様、無観客で行われ、また各賞受賞者の付添い人数にも制限が掛かった。
 
今年、新人賞にノミネートされたのは下記5組である。
 
赤いトマト、CCD、羽鳥セシル、千夜子遅刻、渡川詠子
 
そして最優秀新人賞は千夜子遅刻(チヨコレイト)が受賞した。
 
今回、企画賞として、常滑舞音の『とことこ・なめなめ・招き猫/マネがマネのマネをした』が受賞した。
 
舞音は最初マネの『笛を吹く少年』のコスプレで登場。
 
自ら木製ファイフで曲のイントロを演奏した後、1分歌唱する。ここで招き猫・福助・弁天様・高崎ダルマのコスプレをした CAT sistersの4人が入ってきて、マネも猫耳のカチューシャを着け『とことこ・なめなめ・招き猫』を歌った。会場に来ている受賞書たちから思わず歓声があがっていた。
 

今年金賞にノミネートされたのは下記である。
 
アクア『魅惑のマスカレード』(現時点で260万枚)
ローズ+リリー『マチカ・マチリカ』(105万枚)
ハイライトセブンスターズ『優しさの消費期限』
XETIMA『Long hope』
三つ葉『アップル・マーマレード』
スパイスミッション『ビキニ買っちゃったけど着られない』
UFO『海王星のプリン』
ビンゴアキ『ブルーボーダー』
山森水絵『私を呼ぶ声』
松原珠妃『あわわ・さわわ』
長沼清恵『十日市町情歌』
 
アクアの付添いは(作曲者がマリ&ケイなので)コスモスとTKRの三田原さん、ローズ+リリーの付添いは鱒渕マネージャーと八雲課長、羽鳥セシルの付添いは、作曲者の青葉(桜蘭有好名義)と白河夜船社長、山森水絵の付添いは作曲者の千里(鴨乃清見名義)と鈴木一郎社長、松原珠妃の付添いは作曲者の蔵田さん(ヨーコージ名義)と観世社長であった。
 
なお企画賞の舞音の付添いは、川崎ゆりこと、松本花子の代理として、木ノ下大吉先生だった。木ノ下大吉先生がRC大賞授賞式に登場したのは、2005年に粟島宇美子『雨の中の告白』が金賞にノミネートされた時以来、実に16年ぶりで、鈴木一郎社長などが声を掛けていた。先生は
 
「今回僕は、お使いなんだけどね」
などと言っていた。
 
「でも木ノ下さん、凄く派手な和服だね。まるで女物みたいに見える」
「そう?今更性別とかこだわる必要も無いと思うし、気に入った服を着てるだけだよ」
 
「あんた、あちらは引退したの?」
「ああ。僕は作曲も男も既に引退した」
「修行が足りんな。僕はまだ現役だよ」
「その年でよく立つね〜」
 
ちなみに木ノ下先生は64歳、鈴木社長は73歳である。もっとも外見的には、木ノ下先生は70代半ば、鈴木社長はまだ65歳くらいに見える。木ノ下先生は多分物凄くハイペースで楽曲を書いていた時期に、相当命を削っていたのだと思う。
 
ちなみに木ノ下先生が着ているのは“びんがた”で作った、女性用の訪問着ではないかという気がした。こういう場に着てきてもいい礼装である。
 
女物を着たいのは、もしかして一時的にノロになっていた後遺症??あの時は睾丸も除去したい気分だったらしいし。(後でパールに聞いてみたら、木ノ下先生は信濃町ガールズ沖縄のメンバーの指導をする時は、いつも“びんがた”のカラフルな和服を着ているらしい。ことば使いも中性的で初期の頃、性別がよく分からなかったと言っていた)
 
「でもミュージシャンで性別の曖昧な人って多いですよね」
「まあ一般社会よりはそういう人の率は高いかもね」
 
今年の最優秀歌唱賞は山森水絵、RC大賞はXETIMAが受賞した。
 

12月30日の夜、RC大賞の授賞式が終わると、マリは、古城風花の運転する“アクアのアクア”で、鱒渕マネージャー、産科医の青山友紀さんと一緒に熊谷に向かった。熊谷のコテージ“桜”に宿泊する。桜のコテージには、先にマリのお母さんが、あやめ(2歳10月)・大輝(1歳2月)を連れて来ていた。
 
そして31日朝、千里の G450 に乗ってミューズ飛行場に移動した。1月1日のニューイヤーライブに出演するためである。G450にはベビーベッドがあるので、大輝はそこに寝せておいた。あやめは離着陸の時はお母さんが抱いていた(マリでは危ない)。
 

12月31日(金).
 
今年の紅白歌合戦はNHKホールが工事中のため、丸の内の国際フォーラム(TIF)で行われる。
 
リハーサルは29日から行われていて、常滑舞音の代理は坂田由里、ラピスラズリの代理は甲斐姉妹、白鳥リズムの代理は鈴原さくら、羽鳥セシルの代理は夕波もえこ、北里ナナの代理は薬王みなみが務めていた。が、この日、羽鳥セシルは朝から会場入りしたので、夕波もえこは解放された。また今井葉月が北里ナナの代理役で紅白会場に行ったので、薬王みなみも解放された。
 
水谷姉妹は地多めぐみ・宮地ライカとともに、CAT sistersとして舞音のバックで踊るので29日からずっとリハに出ていたのだが、この日は自分たちのステージが深川であるので、代わりに朝から太田芳絵・斎藤恵梨香が国際フォーラムに行っている。
 

あけぼのテレビはこの日は朝8時放送開始で、最初の3時間はこのような番組が流れた。
 
8:00 各地のレポーターからの年末の風景
(スタジオは小林雪恵デスクで松島ふうかがアシスタント)
9:00 丸井ほのかのおせち教室。
 生徒役=セレン・クロム・夢夜・パール
10:00 鈴鹿あまめが司会を務めて年末座談会。
 出席者:高崎ひろか・品川ありさ・米本愛心・花咲ロンド・海浜ひまわり
 
お料理教室では
「あんたたちも、その内お嫁さんに行くだろうから、こういうの作れなきゃ」
と言われて、セーラー服(衣裳)を着たセレン・クロム・夢夜の3人が
「お嫁さんに行きたーい」
と言っていた。
 
10時からの座談会は、当然のことながら、アクアに関する暴露大会になった。この手のネタはいくらでもあるようだ。
 

11:00からは、カウントダウンライブ“§§ミュージック Count Down 2021 & 2022 New Year Live”の放送が始まる。深川アリーナからの生中継である。
 
今回バックダンスについては、北海道・北陸・中国・四国の信濃町ガールズたちが動員された。これと地元関東の信濃町ガールズとでパフォーマンスをする。
 
ここ1年ほどの地方ガールズ動員状況:−
 
__CD震GWA夏
北海−−−−−
東北−○−−○
関東○−−−−
北陸−−○−−
東海○−○−−
関西○−−−−
中国−○−○○
四国−−−−○
九州○−−−○
沖縄−−−−○
 
CD=2020.12.31-01 Count Down(東京)
震=2021.03.05-07 震災復興(仙台)
GW=2021.05.02-05 ネットライブ(津幡)
A=2021.05.16 アクア(小浜)
夏=2021.08.09-29 夏のライブ(仙台)
 
この他、2021.08.16 のアクアライブ(小浜)では、会場に近い福井・鳥取・島根の信濃町ガールズと、今年のビデオガールコンテストの上位入賞者を使用している。
 

地方ガールズたちは12/29に各空港の近くに集まってもらい、簡易検査キットで感染チェックした上でホテルに泊め、12/30に各地に飛行機を飛ばして熊谷に連れてきた。熊谷でホテル赤城に泊めてから、31日朝食後に再度、感染検査をした上で深川に連れてきている。
 
G450(14) 熊谷(前日)高松(10)→熊谷→岡山(10)→熊谷
Tiger(7) 熊谷(前日)小牧(風帆伯母)→小浜→米子(4)→熊谷
 
小浜でのローズ+リリーのライブに出る風帆伯母を小浜に運んでから米子に回送し、米子から鳥取・島根の子たちを連れてきたが、虎の模様が伯母にも米子の子たちにも好評だった。権利問題で模様を変更しなければならないのが惜しいくらいである。
 
CRJ200(30) 熊谷→能登(14)→熊谷
 
北陸の子たちは29日にいつもレッスンをおこなっている津幡に集め、簡易検査キットで陰性確認してから火牛ホテル(営業してるのか?)に泊めた。そして30日の朝からマイクロバスで能登空港に移動し、ムーラン所有のCRJ200で熊谷に連れてきた。ムーランはこれまで食材やスタッフの移動にCRJ900(定員90名)を使っていたのだが、かなり大きいので、もう少し少人数の移動に使える機体として中古のCRJ200をこの秋に購入していた。それを使わせてもらった。
 
CRJ (Canadair Regional Jet) はカナディア社が開発したリージョナルジェットのシリーズで、その後、カナディアを吸収したボンバルディア・エアロスペースが製造販売をしていた。この事業は2020年6月に日本の三菱重工が買い取っているので、ひょっとしたら三菱から今後新型が発売されることになるかも知れない。
 
CRJ200 は日本ではJ-AirとIBEXが以前運行していたが、2018年1月までに全て引退していた。若葉は当時CRJ200を飛ばしていたパイロットを雇ってこの秋から運用し始めていた。
 
定員50人だがムーランではコロナが落ち着くまでは半分のmax25人で運用している。↓参照
 

 
(CRJ700もこれと同様のレイアウトで17.5列、CRJ900は22.5列だが、前と後ろにトイレがある。また1列目が2席で、最後列は4席)。
 
「この定員の機体もいいよ。冬も1機買わない?」
などと若葉は言っていたので
 
「じゃ、いい機体があったら」
と言っておいた。私は先日余分に1台ホンダジェット買ったばかりだしと思い適当に返事をしておいたのだが、年明けに仰天することになる!
 
Blue(7) 熊谷(前日)女満別(1)→函館(4)→熊谷
Silver(7) 熊谷(前日)釧路(2)→旭川(4)→熊谷
Yellow(7) 熊谷(前日)稚内(1)→丘珠(5)→熊谷
 
北海道の子たちの動員は実は初めてとなった。北海道は九州より広い!のでこれまでも毎月レッスンの度にHonda-Jet を一部使用して札幌に集めていたのだが、今回は6ヶ所の空港に集めて3機のホンダジェットで運んだ。案内役の§§ミュージックのスタッフが搭乗するから1台のホンダジェットに乗せられるのは6人までである。それで、札幌と旭川は(どちらにも行ける子で)人数調整して各々6人以下にしている。次動員する時は3機では足りないかも。
 
なおこの日、A318はローズ+リリー・ライブの伴奏者やスタッフを乗せて熊谷から小浜に飛んでいる。
 

■第0部 11:00-12:00 (司会:古屋あらた)
Prologue
信濃町ガールズ Introducing New Face
 
第0部は、10月に加入したばかりながら、すっかりあけぼのテレビの“顔”の1人となった古屋あらたが司会を務めてプロローグを放送する。
 
深川アリーナ入口に、いきなり水着美女の姿が映るので、何だ?何だ?と思う。カメラがズームしていくと、それは等身大フィギュア(顔がアクアに似ている気がするのは気のせい!)で、その陰からピョン!と飛んで古屋あらた(着衣)が出てくる。あらたは英国パブリックスクールの制服のようなブレザーと膝丈スカートの衣裳を着ている。胸元のネクタイが格好いい。
 
「ぼくのビキニ姿はまだ公開しないよぉ〜」
などと言って、笑顔でこの日のタイムスケジュールを説明する。
 
フリップを持って各歌手の演奏予定時刻を説明し、また月額課金が必要なアーティストは青い字・お月さんマーク、特例視聴料(チケット)が必要なアーティストは赤い字・お星様マークが付いていると説明した。
 
(色分けだけではなくマークも付けるのはむろん色弱の人への配慮)
 
また特例チケットを購入した場合、その日(正確には購入後24時間以内)の定額番組も見られることを説明した。
 

その後、秋風コスモス・川崎ゆりこの漫才?を10分ほど流してから、信濃町ガールズ(本部生)たちのパフォーマンスに続く。
 
全員でダンスしながら『信濃町ガールズのテーマ』(米本愛心作詞・竹本和恵作曲)を代表で豊科リエナ・箱崎マイコ・花園裕紀が歌う。その後、ガールズのリーダー・鹿野カリナが、今年加入した人を1人ずつ紹介して行った。
 
「まず4月の加入者、鈴鹿あまめ、花貝パール、長浜夢夜」
「5月の加入者、水森ビーナ」
「7月の加入者、美崎ジョナ、立山煌(きらめき)、夕波もえこ、薬王みなみ、鈴原さくら、宮地ライカ、知多めぐみ」
 
ここで、鈴原さくらは白鳥リズムの代理で、またライカ・めぐみはCAT sistersとしてやはり紅白のリハーサルに行っているので、3人の分は等身大フィギュアをセレン・クロム・立山煌が運んで来てカメラの前に置いた。他の子たちと同様の信濃町ガールズのユニフォームを着せている。ライカ・めぐみはもちろんスカートだが、さくらのフィギュアにもスカートタイプのを着せている。これはガールズたちの総意でスカートになった!
 
(視聴者は普通に女の子だと思ったであろう)
 
「そして10月の加入者」
とカリナは言ってから、司会席の古屋あらたの手を取って高く上げながら
「古屋あらた」
と言い、あと2人、集団の中から
「松島ふうか、石条ぼたん」
と紹介した。
 
「以上14名が今年度の信濃町ガールズ・本部生加入者です」
とカリナはまとめた。
 
「今ステージに居るのは何人だっけ?」
と花園裕紀が訊く。
「21人」
とカリナは答える(*5)。
 
「新人の比率が高い」
「競争激しいからみんな頑張らなくちゃね」
 
司会の古屋あらた・欠席の3人を除く全員でダンスをする中、美崎ジョナ、夕波もえこ、薬王みなみの3人でアクアのヒット曲『桃色の予感』を歌って、パフォーマンスを終えた。
 
(歌唱者を限定するのは感染拡大防止のため)
 
(*5)この時ステージに居た人(フィギュアを含む)
高1(1)水森ビーナ
中3(6)花貝パール、鹿野カリナ、箱崎マイコ、美崎ジョナ、松島ふうか、花園裕紀
中2(8)豊科リエナ、鈴鹿あまめ、夕波もえこ、薬王みなみ、石条ぼたん、直江アキラ、山鹿クロム、三陸セレン
中1(6)宮地ライカ、知多めぐみ、鈴原さくら、古屋あらた、長浜夢夜、立山煌(きらめき)
 
で合計21人である。
 
ビーナは高校生ではあるが、加入1年目なので3月までは信濃町ガールズにも在籍する。既にデビューしているので通常の活動には参加しない。この日はキュロットのユニフォームで参加して、みんなから「どうしてスカートじゃないの〜?」と言われていた。
 

「ボク『高崎ひろか・松梨詩恩の弟で、水森ビーナと申します』と言っても、『ああ。詩恩ちゃんの妹さん』と言われてしまう」
「まあ男の子には見えないし」
「だいたいいつもスカート穿いてるし」
「テレビ局とかには学校の女子制服で行ってるし」
 
「それに先月去勢手術受けたんでしょ?」
「そんなの受けてない」
「八犬伝の撮影が終わったところで去勢手術受けたと聞いたけど」
「いや、去勢手術はもう終わってたよね。先月受けたのは尿道短縮術と聞いたけど」
 
「何だっけ?それ」
 
「肛門から3cmくらいの位置に穴を開けて尿道とつないで、おしっこがそこから出るようにする手術。するとちんちん付いてても、排尿は女の子と同じになる」
 
「そんな手術があるの〜〜?」
 
「その手術を受ければ、ちんちんに尿道口が残っていても、そちらは全く使わなくなるから、ちんちんはもうイボと同じになるんだって」
 
「それって精液はどっちから出るの?」
などと訊いている子がいる!
「さあ。もしかしておしっこは女の子の位置から出て精液はちんちんの先かなあ」
 
(不正解!膀胱直下に前立腺があるので、男性の会陰に新尿道口を設置した場合、尿も精液もその新尿道口から出るようになり、陰茎側の尿道は全く使われなくなる)
 
「ちんちん切るのは大手術で2〜3ヶ月入院が必要だけど(そんなことはない!)、尿道短縮術は日帰り手術もできるから、女の子と同じようにおしっこできるようになりたい人は、性転換手術に先行して、そういう手術受けるって、セレンちゃん言ってたけど」
 
震源はセレンか〜〜!?
 
「そんなの受けてないって」
とビーナは言ったものの
 
「あれ〜。ビーナちゃんはもう女の子同然になったからお正月の多忙期が過ぎた1月中旬くらいに女子寮に引っ越して来るってロンドちゃんが言ってたけど」
などと言われる。
 
「女子寮への引越予定はありません」
 

第0部終了後は、司会は鈴鹿あまめ(第0部放送中に深川に移動した)に交替して、第1部に移る。
 
■第1部
12:00-12:25 白鳥リズム(定額)
12:30-12:55 ラピスラズリ(定額)
13:00-13:25 常滑真音(特別視聴料200円)
 
(プログラムの間の5分間はローザ+リリン・揚浜フラフラのショートトークが入った。要するにトイレタイムである!フラフラは路上を歩いていた所を、木取道雄がキャッチして連れてきた)
 
伴奏は、各々白雪1200km、愛の十字架、招き猫が伴奏する。
 
ダンサーは↓のようにした。
 
白鳥リズム:信濃町ガールズ関東Aが真っ白な衣裳でダンス。
ラピスラズリ:信濃町ガールズ中国&四国が紫色の衣裳でダンス。
常滑舞音:信濃町ガールズ北海道のメンツが猫の扮装でダンス。
 
信濃町ガールズ関東は人数が多いのでA班・B班・C班と3チーム編成した。
 

常滑舞音で、わずか200円とはいえ特別視聴料を取るのは、定額で視聴できる設定にすると回線がパンクするからである!
 
有料にしたのに500万回線の接続があり、あけぼのテレビのスタッフに冷や汗をかかせた(有料チケットを購入すると、その日一杯は、定額契約していなくても定額の番組を見られるのでそのために買った人もあったと思われる)。
 
この3組4人はこちらのステージが終わったら紅白の最終リハーサルに参加するため国際フォーラムに移動する。
 
白鳥リズム&ラピスラズリ(緑川志穂)13:05深川→TIF 13:20
常滑舞音(村上麗子)13:35深川→TIF 13:40
水谷姉妹(南川晃奈)14:05深川→TIF 14:20
鈴原さくら・甲斐姉妹(緑川志穂)14:15深川←TIF 14:00
太田芳絵・斎藤恵梨香(南川晃奈)15:25深川←TIF 15:10
 
アクアは午前中別件のテレビ局の仕事をしてから、午後直接国際フォーラム(TIF)に入っている。常滑舞音のリハ役の坂田由里、アクアのリハ役の今井葉月はそのままヘルプ(雑用係!)のためTIFに留まる。村上麗子も現地に留まる。
 
水谷姉妹はこの後の第2部の先頭で歌った後、TIFに移動し、CAT sistersの代役をしていた太田・斎藤と交代する(ライカとめぐみは朝から晩まで国際フォーラム)。つまり、こちらの番組構成上は常滑舞音で第1部は終わっているのだが、実は内部的には、第2部の先頭“1時間”まで実質第1部の続きなのである。
 

第2部は舞音のステージの後、紅白開始までの間の演奏で、定額契約で見られる番組である。司会は前半を松島ふうか、後半を夕波もえこが務めた(当初の予定と逆になった。ふうかが不安そうな顔をしていたので、若手中心の前半を担当してもらうことにした。実は松島ふうかは単独で司会をするのは初めてである)
 
■第2部(定額)
13:30-13:55 水谷姉妹
14:00-14:25 恋珠ルビー&花貝パール
14:30-14:55 Flower Sunshine
15:00-15:25 七尾ロマン
15:30-15:55 ColdFly5
16:00-16:25 松梨詩恩&水森ビーナ
 
16:25-16:35 休憩タイム:信濃町ガールズ&ミューズの運動会!? (from深川アリーナ地下のプール&トレーニングフロア)
 
16:35-16:55 石川ポルカ
17:00-17:25 原町カペラ
17:30-17:55 甲斐姉妹
18:00-18:25 西宮ネオン
18:30-18:55 高崎ひろか
19:00-19:25 品川ありさ
 
第2部のプログラム間のトイレタイム5分は、信濃町ガールズ・ミューズ・エルフ?たちのパフォーマンス(録画)が入った。歌あり楽器演奏あり、身体を張ったパフォーマンスあり、トークありで、ふだんBチャンネルで流しているような内容である(但し全て新作)。実際翌日以降Bチャンネルでも再放送された。
 
なお信濃町エルフとは、信濃町ミューズを卒業した子が自動的に所属する組織らしい(川崎ゆりこ説:コスモスは「何それ?」と言った)。ゆりこによれば、ここに所属するのは、木下裕紀・篠原倉光・桜井真理子・安原祥子・悠木恵美の5人である。悠木恵美のショパン曲ピアノ演奏など「うまいじゃん」と言われた。真理子と祥子の“曲芸サックス二重奏”も評価が高く、後にフラワーサンシャインのライブでもやってみせた。
 
ダンサー割当表
 
水谷姉妹 関東B(水色衣裳)
Ruby+Pearl 関東C(赤+ビンクの衣裳)
Flower Sun 高A
七尾ロマン 北陸(ミッションスクール制服風衣裳)
ColdFly5 中A
詩恩ビーナ 高B
石川ポルカ 中B
原町カペラ 中C
甲斐姉妹 中A
西宮ネオン 高A
高崎ひろか 中B
品川ありさ 中C
Flower Four 高B
 
14:30 Flower Sunshine 以降は、信濃町ガールズは年齢によりシャッフルした下記のユニット単位で入る(小学生も中学生に準じる。高校生でも18歳になっている子はシニアに入る:高3の大半がシニアに入った)。
 
中学生ABC、高校生AB、シニアAB(18歳以上)
 
衣裳は信濃町ガールズのユニフォームになる。これは年齢により出られる限度時刻が違う(中学生以下20時・18歳未満22時)ので、それに対応するためである。最初地区ごとに出たのは緊張しなくて済むように。
 
(北陸はシャフルグループと交錯するので、北陸の高校生は高校Bに入れられた)
 

2021年12月31日(土) 19:30.
 
今年も大詰め、NHKの紅白歌合戦が始まる。
 
昨年は“入場行進”に代えて出場者をビデオで紹介したのだが、今年はそれもなく、司会者の挨拶の後、いきなりトップバッターの倉田ミチコの歌唱が始まるという型式になった。倉田ミチコは「足が震えました」と後日言っていた。後でビデオで確認すると、ミチコは歌の後半は、ほとんど振り無しで歌っている。たぶん立っているだけで精一杯だったのだろう。新人なのにいきなり紅白の大舞台のトップバッターというのは、少々度胸のある人でも、プレッシャーが凄い。
 
倉田ミチコの後、伊東浩美・UFO・羽田小牧・スパイミッション・千夜子遅刻と続いて、常滑舞音が登場する。
 
舞音はRC大賞の時と同様に、エドゥアール・マネの『笛を吹く少年』のコスプレをして出て来たが、一緒に出て来た水谷姉妹も同様に『笛を吹く少年』のコスプレをしている。
 

 
なお舞音が使っているのはこのCDを出した時から使っている、黒い木製ファイフだが、水谷姉妹は水色の木製ファイフである(千里がマルセイユのおもちゃ屋さんで買ってきたもの(1本3.98euro)。「ああ。じゃ買ってくるよ」と言ってから30分後に持って来てくれた問題については深く考えない!)。3本のファイフはピッチが同じになるように微調整を掛けている。
 
そしてイントロを3人で三重奏した上で、舞音自身は笛を口から離して『マネがマネのマネをした』の歌を歌い始めた。水谷姉妹のファイフ2重奏がその伴奏をする。
 
そして1分ほどした所で、悠木恵美が3人の後ろに寄り、ハサミで“糸を切る”と服が脱げる(糸を1本切れば全部外れるように作られた衣裳である:脱げた服は坂田由里がすぐ回収する)。そして“4人”のダンサーがステージに走り込んで来て『とことこ・なめなめ・招き猫』を録音されている伴奏音源に合わせて演奏した。全員コスプレしている。
 
常滑舞音:黒招き猫
水谷妹:白招き猫
水谷姉:三毛招き猫
地多めぐみ:福助
宮地ライカ:高崎のダルマ
恋珠ルビー:信楽焼の狸
花貝パール:アマビエ
 
ルビーの両親は、テレビで見てて、娘の凄い姿に思わず咳き込んだらしい!
 
「もうお嫁に行けない」
などと嘆いていたとか!?
 
なお、この曲の間奏の間には「常滑舞音・応援団」という鉢巻きをした、常滑(とこなめ)市長・常滑焼き組合長と応援旗!を持つファンクラブ常滑支部?の人たち、また常滑焼きの招き猫の映像が流れた(普段の年だったら市長さんたちは、きっと会場まで来てたと思う)。演奏後に舞音が市長さんと言葉を交わすシーンまであった。
 

ふだん CAT sistersは、水谷姉妹と地多めぐみ・宮地ライカの4人だけでやっていたのだが、NHK側から、もう少し人数が居た方がいいが、という打診があり、元々舞音の保護者?を自認しているルビーが親友のパールを誘って参加したのである。それで実はカウントダウンライブでは、14:00に水谷姉妹のステージが終わって2人が国際フォーラムに移動した後、14:30にステージが終わったルビーとパールも続けて国際フォーラムに移動した。
 
CAT sisters は29日は水谷姉妹とめぐみ・ライカのみでリハーサルに出ていたが、パールとルビーが参加することになったので、30日は下記のメンツでリハーサルに出た。
 
水谷姉妹・地多めぐみ・宮地ライカ・大仙イリヤ・山本コリン
 
(リハーサルで信楽焼の衣裳を着たのはコリン)
 
31日は水谷姉妹が深川で自分たちのステージをするので太田芳絵と斎藤恵梨香が水谷姉妹の代理をし、水谷姉妹は14:00に自分たちのステージが終わると国際フォーラムに移動。ルビーとパールも14:30に自分たちのステージが終わると国際フォーラムに移動。その後、太田・斎藤・大仙・山本の4人が南川晃奈の運転する車で深川に戻ってきたのであった。
 

紅白のステージでは、アイドルたちの体当たりのパフォーマンスに、全国の視聴者から歓声があがり、舞音の知名度が更にあがるとともに、CAT sisters についても関心を持つ人が増えた。それで舞音と水谷姉妹が夏に出した童謡集の売上がここにきて伸びることになる。
 
ルビーは「へー。信楽焼のタヌキの子もCD出しているのか」と言われた(年明けに5〜6万枚売れてレコード会社が慌てて追加プレスした)。ついでにルビーが主演した『シンドルバッド』についても、続編を望む声が多数放送局に寄せられた。
 

舞音の後は、YOASOBI with ミドリーズの企画コーナー、白組のCCDを経て、紅組の白鳥リズムのパフォーマンスがあった。
 
リズムは雪をイメージさせる真っ白のセーラー服(ラインは銀)を着て、白いシルクハットに白いパンプスを履いて歌った。なお、白雪1200kmによる伴奏は事前に録音したものを流した。メンバーは深川のステージの後はリズムから個人的にお年玉をもらって帰宅している。
 
(なお、舞音は深川のステージの後で招き猫バンドのメンツにお年玉を渡して帰宅させ、紅白に一緒に出た6人にはステージのあとで御祝儀を渡した:ただし、ルビーとパールは「アイドル組合に寄付」と言ってアイドル組合の主宰者である水谷妹に祝儀袋をそのまま渡した。また木下・篠原は深川のステージの後も運営の手伝いのため深川に残った)
 

その後、20:25に羽鳥セシルのパフォーマンスがあったのを経て、20:43から北里ナナ(アクア)のステージがある。
 
ナナは若年層のファンが多いので21時前に配置されたようだ。
 
北里ナナはお姫様のような豪華なプリンセスドレス(井深愛美デザイン)を着て、髪にはプラチナのティアラ、腕にはプラチナのブレスレット(どちらもティファニー)を着け、可愛いメイクをして、女性アイドル歌手としか思えない格好で登場する。靴は7cmほどある銀色のハイヒールである。そしてやはり事前録音されたエレメントガードの伴奏をバックにとっても可愛く『氷の宮殿』を歌った。
 
ドレスはバストの上辺が見えるデザインで、アクアに豊かなバストがあるのが確認できる(写真集を見ていたら今更だが)。
 
この日の紅白でのパフォーマンスで、アクアが女の子だと確信した人が多分1000万人くらい居た。また男性ファンがかなり増えたものと思われる。
 
また夏に出た鏡迷宮の写真集がまた売れ行きを伸ばし、増刷することになった。
 

§§ミュージック系から出場する歌手の中で最後になったラピスラズリは21:16に登場した。事前録音された伴奏をバックに『人魚姫』の主題歌『真珠の涙』を歌った。ふたりはお揃いのパープルのマーメイド・ドレスを着てパフォーマンスをした。
 
ふたりはその後、21:37に登場したAYAの歌唱で、バックダンスとコーラスを務めてから解放された。これを HYA (ハイア? Haruko-Yumi-Akemi)と称した。
 
AYAは元々は Asuka Yumi Aoi の3人のユニットだったが他の2人がやめて、ゆみ1人になってからもう13年間やってきている。一時期フェイドアウトしかかっていたが、ワンティスの三宅行来先生のプロデュースで再生した。
 

紅白が放送されている間、あけぼのテレビの方は「見なくてもいいけど放送が無いのは寂しいから」流す(花咲ロンド談)第3部が放送されていた。司会は売れたらいいなシスターズの3人である(但し高校生の石川ポルカは22時であがる)。
 
この時間帯は無料放送である。あけぼのテレビのアカウントを持っていない人でも(アカウントはあっても課金してない人でも)ブラウザまたは専用アプリで自由に視聴できる。
 
■第3部(無料)
19:30-19:55 信濃町ミューズ
20:00-20:25 Flower Four
20:30-20:55 めろでぇず
21:00-21:25 ローザ+リリン
21:30-21:55 秋風コスモス
22:00-22:20 花咲ロンド
22:25-22:45 川内みねか
22:50-23:10 桜野レイア with ignis-ex
23:15-23:40 川崎ゆりこ
 
第3部のトイレタイムは、20:00までは信濃町ガールズ、22:00までは信濃町ミューズ、その後は信濃町エルフ?が務めた。ゆりこの後の5分間は司会の花咲ロンドと原町カペラのトークでつないだ。
 
ignis-ex は最近レイアが個人的にメンバーを集めて作ったバンドで、レイアはドラムスを打ちながら歌う(カーペンターズのカレンやC-C-Bの笠浩二と同じ)。
 
ダンサー割当表
Flower Four 信濃町ガールズ・高校B
花咲ロンド 信濃町ガールズ・シニアA
川内みねか Flower Sunshine
桜野レイア 信濃町ガールズ・シニアB
川崎ゆりこ 高崎ひろか・品川ありさ・佐藤ゆか・南田容子
 
Flower Fourのバックで踊った女子高生の内の数人が
「女の人と思ってたら男の声だったからびっくりした」
などと言っていた。この4人が集まったのは3月31日のさよならコンサート以来9ヶ月ぶりだったらしい。
 
4人は女子の格好ではあるが男子トイレを使っていたので、けっこうギョッとした利用者があったようである。
 

川内みねかのバックダンスを務めたFlowwer Sunshineは高校生メンバー2名を除く5人だけで出た。
 
“川内みねか”というのは、山下ルンバ演じる?アイドル歌手の名前で、専用のファンクラブも存在する。会員数が5万人も居て、山下ルンバのファンクラブ(3000人)より遙かに多い。
 
彼女は過去に様々な名義でCDを出していて、累計では50万枚を超えているが、ひとつひとつのCDを見ると話題になるほど売れたものは無かった。しかしこの9月に川内みねか名義で出したCDは9万枚、11月に出したCDは12万枚売れて、初CDから7年目にして初めてのゴールドディスクとなった。この日も回線接続数が50万回線を越えており、またファンが増えるかも知れない。
 

この日、信濃町ミューズとしてパフォーマンスをしたのは下記のメンツである。
 
19歳(1)三田雪代
高3(1)太田芳絵
高2(3)斎藤恵梨香、大仙イリヤ、夢島きらら
高1(5)今川容子、青木由衣子、直江ヒカル、山本コリン、左蔵真未
 
以上10名(三田雪代がリーダー)。
 
感染防止対策で、歌うのは1度には2人で、その間他のメンバーは歌は歌わずにダンスだけしている。歌う役は、
 
大仙イリヤ・山本コリン→太田芳絵・斎藤恵梨香→直江ヒカル・夢島きらら→青木由衣子・左蔵真未→三田雪代・今川容子
 
と1曲ごとに交替した。
 
全員信濃町ミューズのユニフォームだが、きららはキュロットタイプを穿いていた。他は全員スカートタイプである。
 
太田芳絵・斎藤恵梨香・大仙イリヤ・山本コリンは、午前中紅白のリハーサルに出ていて、午後深川に戻ってきてからこのパフォーマンスで「疲れたぁ」と言っていた。リハーサル役はそれ自体緊張するし、言われたことをきちんと本番で歌う人に伝えなければならない(漏れがあると本番歌手が叱られる)ので神経も使う。アバウトな性格の子(海浜ひまわりみたいな!)には務まらない。
 
全くご苦労様である。
 

Flower Fourから秋風コスモスまでが“お笑いタイム”であった。もっともコスモスのパフォーマンスには、コスモスのライブでおなじみのイリュージョニスト・シンデレラ日美子さんのパフォーマンスもあって視聴者の間で歓声が起きていた。
 
お手伝いで出ていた、夢島きららが男性用スーツから一瞬でお姫様ドレスに変わるシーンなどもあり
 
「あ、性転換しちゃった。あんた今後は女の子タレントということにするから、学校にも女子制服で通ってね」
 
などとコスモスは言っていた(*6).
 

(*6) 男子寮住人の“女子化度”について、↓は川崎ゆりこによる!現時点での推測である。
 

 
木下宏紀は社員寮に引っ越した。篠原倉光も3月に引越す予定。木下君が男子寮を出たので、男子寮の寮長は(高2の夢島きららは「がらじゃない」と言って辞退し、高1の水森ビーナは多忙すぎるので)中3の花園裕紀が引き継いだ。
 

夢島きららは自分の身体が男性化していくのが辛くて自殺も考えていた時に、地方ガールズからの昇格オーディションに合格した(2020.1)。それで東京に出て来て、お仕事をしたら結構なお金をもらったので、彼はそのお金で去勢手術を受けてしまった。それで彼は凄く気持ちが楽になり、死にたい気分からは解放されたものの、女の子として生きていく覚悟など全くできていなかったし、そもそも人前で女装したことも無かった。彼は去勢したことを誰にも(親にも)言っていなかったが、木下君が気付き、彼とよく話し合った。
 
「男の子に戻りたい?女の子になりたい?」
「女の子になりたい」
「だったら、女装に慣れよう」
 
と言って、女の子の服の買い方から少しずつ教えてあげた。お店に服や靴を買いに行くのに付き合ってあげたりもした。また女装しやすいように、顔のむだ毛と、足のむだ毛のレーザー脱毛なども勧めた。顔のむだ毛の脱毛は
 
「毎朝顔を剃るのが憂鬱だったから、凄く嬉しい」
と言っていた。
 
(今の時期はみんなマスクをしているから、レーザー脱毛後の“無残な”状態をマスクで隠すことができる:こういう時でなければ1週間学校を休む必要がある)
 
それで彼は取り敢えず部屋の中ではいつも女装しているようになった。男物の下着は思い切って全部捨ててしまったらしい。学校の女子制服も購入した。でも彼が部屋の外で女装した姿を見せるようになったのは2021年の春からで、クローゼットから“カムアウトする”(出てくる)のに1年掛かったのである。
 
「去勢したこと、親にバレたら叱られるかなあ」
「黙ってれば分からないって」
「そうですよね!」
 
それでも彼が女装でキュアルームなどに出てくるのはまだ週に2〜3回である。セレンやクロムは彼に無理はせずに、少しずつ女の子として行動するのに慣れていけばいいよと言っている。彼は信濃町ガールズとして先輩歌手たちのバックで踊ったりする時、2020年度はいつもショートパンツだったが、2021年春以降はキュロットを穿くようになった。木下君は男子寮を出る日、彼に
 
「1月からはスカートにしなよ」
と言っておいた。
 

男の娘率が高い男子寮の中で、たぶん完全な男の子は西宮ネオンと立山煌くらいである。
 
立山煌(きらめき)は
「ぼくは普通の男の子ですよ〜」
 
と言っている。セレンとクロムは
「ボクたちも普通の男の娘」
と言っている!
 
男子寮のフロントあるいはキュアルームには、クロム・セレン・夢夜がいつもセーラー服姿でたむろして、フロント係の篠田姉妹や、やはりセーラー服姿の門脇瀬那(寮母の“娘”=大崎忍の“妹”)とおしゃべりしている。
 
鈴原さくらもこれに加わることがある。彼は必ずしもセーラー服ではないが、セレンたちに乗せられて、結構セーラー服を着ていることもある。
 
鈴原さくらと花園裕紀は“女子用学生服”で通学している。胸に余裕があり、ウェストが細い。さくらはW57, 裕紀はW59のズボンを穿いている。どちらも前開きの無いタイプである。
 
さくらは
「前開きの無いズボンを穿いているだけで凄く心が安らぐ」
と言い、セレンたちも
「その気持ちよく分かる」
と言っている。
 
寮内で男声を使っているのは、西宮ネオン・篠原倉光・立山煌・夢島きららの4人である。もっとも煌の声はハイトーンで結構女性的である。きららは女声のボイトレに通っているが、女声の習得に苦労しているようだ。
 

裕紀は女装しなくても、通常女の子にしか見えない。声も女声だし喉仏も無いように見える。しかしホルモンはやってないようだし去勢もしてないと思うとセレン・クロムは言っている。
 
バストが結構あるように見えるが、フェイクですと本人は言っている(おっぱいのある状態で学校にも通っているので女子用学生服が必要)。信濃町ガールズのユニフォームはショートパンツ・タイプを穿いているが、バストが明らかにあるので、個別のプロフを知らないファンにはたいてい普通の女子と思われている。
 
スカートも5枚持っているし、女子制服も持っているらしいが、人前では着ない。完全なクローゼットである。彼は恐らく“まだ男の子に戻ることも可能”なポジションに居ると、川崎ゆりこは推測しているので、彼には女子寮に自由に入れるパスは渡していない。
 
女子寮パスを持っているのは、さくら・夢夜と篠原君だけ。篠原君がパスを持っているのは彼がゲイで女の子には性的な興味が全く無いから。逞しい男性にときめくらしいが、そういう子は男子寮には居ない。
 
もっともセレンとクロムはパス(idカードに設定する許可フラグ)こそ持っていないが、顔パスで事実上自由に女子寮に入ることができる(警備員さんまたは寮母が通してくれることになっている)し、よく、ミニサロンや、時には個室にも入っておしゃべりしている(個室に入る場合は必ず3人以上で、というルール)。
 
彼らには念のため
「万一女の子に危害を加えたら即去勢」
と言っているが
 
「去勢されたーい」
などと本人たちは言っている。セレンとクロムは信濃町ガールズのユニフォームはスカートタイプを通常使用している。
 

実際には女子寮の女子たち“が”彼らにセクハラすることはあっても、彼らが女子たちにセクハラや痴漢をすることはまずあり得ない。2人とも女子たちに解剖されて「なんだ、ちんちんまだあるのか」などと言われたことがあるらしい。もっともそのちんちんが立たないことまで確認されているという。全く女子寮生たちも何をやっているのか。
 
「女性ホルモンの注射とかしてんの?」
「そのあたりは追及しないで〜」
「でもおっぱいも無いのね」
「だけど乳首はこれ男の子の乳首じゃないよ」
「小学4年生女子の胸という感じかな」
「ホルモンやってるのは間違い無いな」
 
「服返して〜」
 
「下着はいつも女の子下着?」
「男の子下着とか着ないよぉ」
「これウィングティーンじゃん」
「たまたま着けてた。しまむらも多い」
「安くていいよね〜」
 
「じゃ半分女の子くらいの位置付けでいいか」
「そのくらいでお願いします。服返して〜」
 

あけぼのテレビは紅白が終わった時刻から、第4部に突入する。司会は花ちゃんに交替する。
 
■第4部
23:45-00:15 姫路スピカ(無料放送)
00:15-01:15 アクア(特例課金)
 
紅白が終わった後の30分間は姫路スピカで、スピカがカウントタウンも担当する。スピカの歌は乙女地区が伴奏するが、招き猫バンドの木下君・篠原君が男装で、フラワーサンシャインの桜井真理子と安原祥子が女装で、バックダンスを務めた。
 
「ヒロちゃんとクラちゃんもスカート穿けばいいのに」
「自粛する」
「遠慮する」
 
木下君は招き猫バンドでは女装していることが多い(だからルーシーと木下君が女の子で、篠原君と谷口君が男の子の、男女2人ずつのバンドと認識している人が多い)。
 
スピカは昨年のカウントダウンライブでカウントダウン役を務める予定だったが、桜木ワルツが2020年いっぱいで引退することになったので、彼女に譲っていた。それで今年こそカウントダウン役を務めた。
 
カウントダウンの時は、23:45まで司会をしていた花咲ロンドと原町カペラ、それに川崎ゆりこも出て来て、一緒に秒数をカウントダウンした。
 

スピカの後は、休憩時間無しで、後述の“年始挨拶CM60秒バージョン”を経て、そのままアクアのステージとなる。アクアはバーバリーの紳士スーツで登場したので
 
「なんで女の子の服じゃないの〜〜?」
と視聴者から大量のブーイングがあった!!
 
アクアの歌には、今井葉月・米本愛心・山下ルンバ・花咲ロンドの4人がバックダンスを務めてくれた。実はこの4人は信濃町ガールズの設立時メンバー "Original 10" のメンツの一部である。
 
Original 10:-
山下ルンバ・花咲ロンド・仲原恵海(透明姉妹)・月嶋優羽(三つ葉)・米本愛心(ColdFly5) ・佐藤ゆか・南田容子・今井葉月・溝口ルカ(BunBun)・白鳥リズム
 
アクアなので回線パンクが起きないよう特例課金だが、60分間のステージで時間帯も遅いことから料金は500円である。それでも400万回線来たので、スタッフは少し焦った。なおタイムシフトで見た人が倍以上いた。
 

2022年が始まった。
 
民放各局とあけぼのテレビでは§§ミュージックのご挨拶CM・新年版が放送される。
 
秋風コスモスの指揮で川崎ゆりこがグランドピアノでドミソ−シレソ−ドミソの和音を弾き、A契約のタレント28組36人が全員で
 
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
のメッセージを言う。
 
その後、28組のタレントが1組0.7秒ずつメッセージボードを持って笑顔で手を振ったり変な顔!してみせたりした。
 
年末はピアノがKawai CR-40A(185cm)で白い指揮棒、年明けはピアノは C.Bechstein A-192 で黄色の指揮棒であった。
 
2015 青 Kawai GX-7 229cm
2016 黒 Yamaha C7X 227cm
2017 赤 Kawai SK7 229cm
2018 銀 Yamaha S6B 212cm
2019 桜 Steinway A-188 (Parlour Grand)
2020 緑 Boesendorfer 170VC
2021 白 Kawai CR-40A 185cm
2022 黄 C.Bechstein A-192
 
(毎年違うピアノを使っているが「ネタ切れしたらどうするんですか?」という質問には石川ポルカが「最初に戻ればいいんじゃない?」と言っている)
 
登場したタレントは、年末の24組30人に加えて、美崎ジョナ・立山煌(きらめき)・薬王みなみ・あけぼのテレビ3人娘(鈴鹿あまめ・夕波もえこ・古屋あらた)である。古屋あらたは10月10日に契約してわずか83日でA契約に移行した。
 
この6人は、他の24人の前に6人しゃがんで並んでいる。並んだ順序は、中央に美崎ジョナ(アクアと舞音の前)、右に立山煌・薬王みなみ、左に三人娘である。全体図はこのようになる。
 
___山桜花原石坂
__高山南佐七恋貝
_絵波大品高ビ康雪
葉姫町東ア常白中西
___古夕鈴美煌薬
 
鈴鹿あまめたちの“あけぼのテレビ・キャスター”という契約形態は、歌手、女優(中村明恵・坂田由里・今井葉月の契約)、とは別の第3の道を確立するものとなった。
 

なお、この中で、西宮ネオンと立山煌の2人だけが紋付き羽織袴であり、他は全員青系統の振袖である。ネオンが「おお、同志よ。心強い」と言って、煌の両手を握っていた。
 
「あれ〜、紋付き袴もあったの?ボクもそちら着たかったなあ」
と水森ビーナが言っていたが、
「カズは振袖でよい。今も振袖着てるし」
と姉の松梨詩恩から指摘される。
 
「あれ〜〜」
 
(ビーナはお正月なので特別に女子寮内の天羽家に来て、ひろか・詩恩と一緒に姉妹3人でお正月を迎えた)
 
「振袖着付けする時、嬉しそうにしてたし、お化粧されて『きれーい』って喜んでたし」
と長姉のひろか。
 
「そもそもカズを男だと思っている国民は1人も存在しないから」
と詩恩。
 
「で、いつこちらに引っ越してくるの?」
と詩恩が言う。
「引越の予定は無いよ」
 
「でも、ちんちんの神経を切ったんでしょ?」
「何それ?」
「神経が切れていたら、ちんちんは触っても何の感触もないから、付いてないのと同じで、カズは事実上女の子になったと聞いたけど。もはやイボと同じだから、後日、液体窒素吹き付けて凍らせてからハンマーで叩けば取れるし、痛みも無いとか」
 
それ絶対大出血する気がする。
 
「神経切るとかしてないよぉ!」
 

ところで年始の挨拶のCMで最後に一瞬映った人がネットで話題になった。年末年始の挨拶は毎年30秒のロングバージョンと15秒のショートバージョンを作っている(あけぼのテレピでは60秒バージョンも)。フレーム数で言うと、15s=450flame, 30s=900flame である。今年はこれをこのように構成した。
 
年末版
Super 全体挨拶 318flame(10.6s)+ 各自挨拶57flame(1.9s)×26 合計1800flame
Long_ 全体挨拶 324flame(10.8s)+ 各自挨拶24flame(0.8s)×24 合計900flame
Skort 全体挨拶 186flame(6.2s) + 各自挨拶11flame(0.37s)×24 合計450flame
 
つまり年末版では全員の挨拶で全部埋まっている。しかし年始版には「最後に瞬間的に映った子たち」が居たのである。
 
Super 330+48(1.6s)×30 +30 =1800 flame = 60s
Long_ 300+21(0.7s)×28 +12 = 900 flame = 30s
Short 192+ 9(0.3s)×28 + 6 = 450 flame = 15s
 
※Superにはコスモスとゆりこの個別メッセージを含む。
 
ロングバージョンでは12flame(0.4s), ショートバージョンでは6flame(0.2s) だけ余分なコマが映っている。ここに映ったのは下記のメンツである。
 
鈴原さくら・山鹿クロム・三陸セレン・山本コリン・鹿野カリナ
 
全員、袖の短い“小振袖”を着ている。
 
(クロム・セレン・さくらも女物の和服である。念のため本人たちに男物を着る?とも訊いてみたが、全員女物を着たいと言った)
 
この5人は、いつデビューさせてもいいレベルにあり、マネージング体制さえ整えば、楽曲を与えてすぐにでもデビューさせられる子たちである。そもそもこの子たちには毎月100通以上のファンメールが来ており、もう本人たちが全てに目を通すのは不可能になっている。
 
地上波の番組の端役や雛壇などに登場しているし、特に女子高生の山本コリンは『青空高校の午後』にレギュラー出演している。あけぼのテレビでは結構重要な役を与えられたりもしている。彼女らは俗称“A−”(エーマイナス)と呼ばれる、報酬の取り分がA契約と同じ4割の“運用”になっている。それでかなりの報酬を得ている。A契約に切り換えない主たる理由はマネージャー不足と、彼女らが抜けると信濃町ガールズが足りなくなるからである。
 
しかし恐らくこの子たちは2022年中にはA契約に移行することになると思われたので、ここにチョイ出ししておいたのである。
 

さて、私はカウントダウンのラスト、アクアのステージを最後まで見てからベッドに入り、ぐっすり眠った。政子が居ないので寝ている所に変なイタヅラをされる(目が覚めたらアスパラが刺さってるとか顔が歌舞伎メイクになっているとかの)心配もない。
 
2022年1月1日(土).
 
私は朝5時に起きると、迎えに来てくれた佐良さんの運転するHonda ACCORD EX に乗り、途中美津穂(五反野の女子寮)を拾って熊谷に向かった。ここで浦和から千里に送ってきてもらったという青葉、夫に送って来てもらった詩津紅、友見に送って来てもらった、友見の娘・三千花(槇原愛・若山鶴花)と七美花(若山鶴海)の姉妹と合流する。そして7時頃、Honda-JetBlue(ラピス優先機)に乗って、小浜市のミューズ飛行場に移動した。(ラピスは1-2日は東京の仕事のみ)
 
私たちの飛行機の15分後に、数人の§§ミュージックのタレント・信濃町ガールズを乗せた Honda-JetSilverが同じく熊谷からミューズ飛行場に向かった。
 
 
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【夏の日の想い出・いろはに金平糖】(2)