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■夏の日の想い出・ボクたち女の子(14)

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彼(本人の意識は男なので“彼”と呼ぶ)は、出生時にペニスがあったので男児として出生届けが出された(陰裂もあったが両親は男の子と思いたかった)ものの、2016-2017年に妊娠出産したことから「この人は本来の性は女性である」という診断書を元に性別を女性に修正した(本人は性別修正は不本意だった)。ペニスが付いているのに性別を女性に修正した希有な例である。戸籍を修正してから出産したので“世界初の男性出産”にはならなかった。
 
彼が妊娠した時、実は3人の男性(?)と連続してセックスしていたので、父親が誰か分からなかった。でもその3人が話し合って、結局ヒロシが父親になることにし、フェイと結婚した。でも本当の父親が誰だったかについては、現在では分かっている。でもヒロシと丸山アイの胸の内だけに留めている。千里は知っているようだが、私も聞いていない。でもフェイは知らないし、興味もない!ついでに産んだ子供にも興味が無い!!ので放置している。
 
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結局バンドメンバーで友人のモニカ(MTF post-op)が彼らの家に同居して、歌那(2017)と奈美(2021)を育てている。モニカは自分が子供を産めないので、2人を自分の子供のように可愛がっている。なお奈美は間違いなくヒロシの子供である。でもヒロシは優しい性格なので、2人を分け隔てなく可愛がっている。
 
フェイは“愛情”というものが分からないと言う。だからセックスは好きだからいつもヒロシとしているが、スポーツのようなものと認識している。ヒロシとの関係も“一緒に暮らし、セックスもするお友達”という感覚に近い。ちなみにフェイは家事などしないので、一家の“主婦”はヒロシである!
 
ヒロシは肉体的には普通の?男性だが、バイセクシュアルである。でもかなり女性的なボディをキープしており、バストこそ無いもののウェスト61・ヒップ96というキュッ・ポンなボディであり、フェイと服が共用できる。足のむだ毛・顔のむだ毛は全て永久脱毛している。彼は喉仏も目立たないし撫で肩だが、どうやってその身体をキープしているのかはよく分からない。彼は両声類だが、今回のインダビューでは自粛して?男声で話していた。
 
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フェイは“愛情”が理解できないので“嫉妬”の感情も無い。だからヒロシが他の女の子や男の子と寝ても何も感じないらしい(自分ともセックスしてくれるなら満足)。それをいいことにヒロシが結構浮気をしていたのは、丸山アイから注意されて最近は控えているようである。
 
なおヒロシは一緒に暮らしているモニカには決して手を付けない。それは手を付けてしまうと、一緒に暮らすことができなくなってしまうからである。彼もそのくらいの理性はある。むしろモニカがフェイに“やられない”ように守っている!!モニカはヒロシがゲイなので自分には手を出さないのだろうと思っている。
 
フェイは愛情を理解できないので、彼はラブソングの類いをほとんど書かない(他のメンバーが書いた恋愛の歌詞に曲を付けることはある)。ラブソングが少ないというのも、レインボウ・フルート・バンズの特色のひとつである。
 
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このような背景について、私と青葉は、事前にラピスの2人には説明しておいた。それでこの日はフェイのセクシャリティには特に触れなかった。フェイの子供2人だが、歌那は興味深そうに出て来て
「ラピスラズリだ!」
と言って喜んでいたので、サインを書いてあげたら嬉しそうにしていた。
 
奈美ちゃんは5月に生まれたばかりで、モニカが抱いてそばにいたが、ラピスの2人は「可愛い!」と言って喜んでいた。
 
インタビューでは、ハイライト・セブンスターズおよびレインボウ・フルート・バンズの活動歴や、各々の音楽のコンセプトについて質問したのと、活動中の様々なエピソードについて、事前に予習していた朱美が尋ねて話を盛り上げていた。
 
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「じゃお色直ししてきます」
と言って、区切りの良い所でふたりは着替えに立つ。戻って来た姿を見て、はるこが「フェイさん可愛い!」と声を挙げた。
 
フェイは女子大生風のフリルのついたブラウスと紺色の膝丈スカートである。前半はノーメイクだが、後半は軽くメイクしている(本当はヒロシにメイクしてもらった!フェイが自分でメイクすると青葉並みに酷い)。髪はセミロングの自毛をふんわりと垂らしている。ヒロシの方は、ミッシェルクランのポロシャツに、ロングパンツで一応男性に見える。長い髪は服の内側に入れて隠している。
 
フェイは前半は男声で話していたが、後半は女声で話した。ヒロシはずっと男声である。
 

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「そういえば、フェイさんが妊娠休業中にヒロシさんがレインボウ・フルート・バンズの代理ボーカルでライブした時、ヒロシさんはフェイさんがいつもやっているように、前半を男装男声、後半を女装女声で歌ったんでしたね」
 
「あれは受けたね。ハイライトセブンスターズでもやってよと言われたけど、それだとコンセプトが変わっちゃうから」
とヒロシは少し照れながら言っている。彼は女声は出るが、めったに人前で使わない。
 
「ハイライトセブンスターズは男性バンドですもんね」
と朱美。
 
「まあ男だけでやると決めてる訳じゃないけど、現時点では男だけだね」
「女性メンバーがいると恋愛問題が難しいですよね」
「そうそう。男女混成ユニットは、しばしば恋愛問題から分裂や脱退が起きる」
「でも女性だけのユニットもしばしばお嫁さんに行くからとやめちゃうメンバーが出ますね」
 
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「やはり長くバンドやっていくのは難しいよ」
 
「でも男性だけのユニットでもしばしばお婿さんに行くからとやめちゃうメンバーが出るね」
「それもたまに聞きます!」
 
(昨日、鹿島信子のところで聞いたばかり!)
 
「ね?」
 
「いや結婚するとなるとバンドでは生活できないことあるし」
「うん。音楽家の報酬は安いから、生活厳しいよ」
「売れてるバンドでも色々工夫して、バンドメンバーが生活できるようにしてますよね」
「そうそう。編曲報酬を山分けしたりとかね」
 

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取材は、フェイか天然で色々笑わせてくれるので(本人はなぜみんな笑うのか分からない)、楽しく進んでいった。ラピスラズリが、ヒロシが書いて森風夕子が歌った曲、フェイが書いて富士宮ノエルが歌った曲を歌うと
「君たち本当にうまいね」
と褒めてくれた。
 
途中で奈美ちゃんが目を覚まして泣き出したが、モニカがおっぱいを出して口に乳首を含ませると泣き止んだ。
 
「おっぱい出るんですか?」
とはるこが驚く。
「出ないけど、乳首を咥えると安心するみたい」
「へー」
「今の泣き方はお腹が空いたという泣き方じゃなかったから。多分夢でも見たんじゃないかな」
「泣き方で何して欲しいって分かるんですか!?」
「だいたいはね。外れることもあるけど」
「へー。ほんとモニカさん、お母さんですね」
「えへへ」
 
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この会話は放送時も流れた。結局カメラは(本人の許可を取って)モニカを映したが、むろんバスト付近はモザイクを入れた。
 
でもこれでモニカは天然女性だったのか!と思った人も結構あったようである。更にお乳が出るということはモニカもここ1-2年以内に出産したのでは→実は結婚していたのでは?→相手はキャロルか?などと勝手な噂も広がる。
 
(キャロルはメンバーの中で唯一男性生殖能力を持つ。しかし彼は純粋なゲイで“ちんちんの無い”相手の前では立たないらしい)
 

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ピーターパンの撮影は9月25日に終了したのだが、サマーガールズ出版が貸出していたチェンバロは、楽器専門の移送業者さんに頼み、10月2日に川崎市の“屋内セット”から、大田区の§§ミュージック・サテライトに移動してもらった。その後、調律してもらって、使えるようになったのは、10月4日の夕方であった。
 
『12 monthes of I love you』の制作中だったが、このチェンバロの音でこの曲の前奏とコーダを入れた。チェンバロを弾いてくれたのは、極めて多忙なアクアである。彼は『ピーターパン』の中でもチェンバロを演奏しており、かなり練習していたようだったので、せっかくなので弾いてもらった。
 

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私とマリは9月末に半日ほど時間が取れたので、ふたりでマリの実家を訪問した。アルバム制作中、ほぼ放置になっている子供たちと触れ合うためでもあった。今中田家で面倒を見てもらっている子供は3人である。
 
百道夏絵 2018.08.03 (3歳2月)
唐本あやめ 2019.02.03 (2歳8月)
唐本大輝 2020.10.18 (0歳11月)
 
夏絵はお祖母ちゃんと離れて寂しがってないかと心配したのだが、あやめと意気投合して、どうも政子の母・私の母をきりきり舞いにしているようだ。かなり仲良くなっているようなので、夏絵をお祖母ちゃんの所に返す時が辛いかもという気もした(実際には夏絵はこのままずっと中田家で暮らすことになってしまう)。
 
「香蘭社の茶碗とか、ウェッジウッドのティーカップとか割られた」
「ああ。やはり食器は100円ショップのものだけ出しといて、いい食器はしまっておいた方がいいかも」
「子供の破壊力は凄いからねぇ」
 
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政子はひさしぶりに大輝のオムツを交換していたのだが、唐突に言い出す。
 
「ねぇ、亀頭ってさ、亀の頭みたいに見えない所からひょいと出てくるから亀頭って言うのかな」
 
政子の母も、私の母も呆れている。
 
「何を唐突に」
「いや、男の子のお股見てたら急に浮かんだ」
「彼氏に訊いてみたら?私は男の人のことは分からないや」
と私は言ったが、政子は
 
「ちょっと大変みたいだから、あまりそういうくだらないこと訊けない」
と言っていた。くだらない話という自覚はある訳だ。
 
(亀の頭と形が似ているからという説が有力らしい。似てるの??)
 
この時、私は大輔さんがまだ体調が戻ってなくて、大変なのかなと思った。
 
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私とコスモス、ゆりこ、花ちゃんは9月30日、緊急会議を開き、鈴鹿あまめの過負荷問題について話し合った。
 
実は今年デビューあるいは本格的な女優やタレント活動によりA契約に切替わった人が大量に発生したため、あけぼのテレビの運用に必要な、信濃町ガールズの絶対数が不足しているのである。それで鈴鹿あまめ、長浜夢夜、山本コリン、鹿野カリナといった実力派のガールズが、かなりヘビーローテーションになってきている。中でも、鈴鹿あまめは、ほぼ毎日出演している。タレント代表の桜木レイアからは彼女と山本コリンの労働時間が長すぎると指摘されている。
 
そこで、応急処置として、彼女の負担を減らすため、彼女が受け持っている仕事の半分くらいを、カメラ度胸があり、機転もきく夕波もえこに振り分けることを決めた。
 
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彼女は今年のビデオガールコンテスト3位で、まだ基礎教育の最中なのだが、彼女だけは特例でガールズ・デビューとする(基礎教育は継続する)それで、10月以降、夕波もえこが大量に画面に登場することになる。2014年にタレントの相次ぐダウンやリタイアで、まだ教育途中だった、高崎ひろか・品川ありさをテレビドラマなどに投入したのを前例とする。
 
また、鈴鹿あまめ・山本コリン・夕波もえこ・長浜夢夜・鹿野カリナについては、B契約のまま、報酬の取り分をA契約の人と同じ4割に改訂し、7月に遡って適用することにした(10月は差額がまとめて振り込まれたので振込額に仰天することになる)。A契約に変えてもいいのだが、そうするとマネージャーが足りない!のである。
 
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こういう処置は過去に急速に仕事が拡大した今井葉月で実施したことがある。彼はB契約どころかC契約のまま!2015年度中に4回くらい報酬計算法を見直している(彼の報酬計算は最初は「1回1万円」だったのが、最終的には「アクアの報酬の10%」という特殊な規定になった)。
 
実は、この「鈴鹿あまめの負荷を下げる」というポリシーに基づき、ローズ+リリーのコーラス入れも、鈴鹿あまめ・長浜夢夜から、薬王みなみ・鈴原さくらに交替したのである。
 

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