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■夏の日の想い出・赤い服(8)

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6月22日(水).
 
F中学では2年生の水泳の授業があり、鈴木春南(芸名:鈴原さくら)、および広中礼音(芸名:立山煌)が授業を受けた。
 
立山煌はごく普通に男子水着で参加した。もちろん男子更衣室を使った。
 
鈴原さくらは女子水着を着ることを許可されているので、女子用水着を着た。着替えはセレンたち同様、教師用女子更衣室を使用した。
 

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6月22日(水).
 
ロマン&ポルカ名義のシングル『お熱いのはお好き?』が発売された。
 
ちょっと別のものに空目しそうだが、七尾ロマンと石川ポルカのデュエット曲である。タイトルも絶対狙ってるし。高校生に歌わせていいのか?
 
先日ЯRテレビでCOVID-19のクラスターを起こした番組は結局打ち切られ、同番組に出ていた出演者で“感染しなかった人”“軽く済んだ人”を再編し、新たな主役に加藤帆渡さんと森村真波さんを迎えて新番組『褐色火薬亭』が7月から放送開始される。
 
ところがおふたりともあまり歌がうまくないので、脇役級ではあるものの、ドラマに引き続き出演することになった石川ポルカに主題歌を歌ってくれないかという要請があった。前のドラマで主役を務め主題歌も歌った田妻由祢子さんはCOVID-19から回復はしたものの、後遺症が酷くて咳が停まらず休業中である。
 
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それで話が進みかけていた時のことである。七尾ロマンが放送局で舞音のリハーサル役をしたあと帰ろうとしていた所で偶然ポルカに遭遇した。橋沢プロデューサーと打合せ中だったので、会釈だけして帰ろうとした所を橋沢さんが目に留める。
 

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「ねね、七尾マロンちゃん(←本人の発音ママ)、ポルカちゃんと同じ事務所だよね?」
「はい、そうです」
「君もこのドラマに出ない?火曜日の夕方から夜にかけての収録なんだけど」
「はい、ぜひ出させてください。火曜日なら大丈夫と思います」
と笑顔で即答する。
 
「うんうん。コスモスちゃんとこのタレントさんはみんないいお返事するね。このあたりの教育がよく出来ている」
と橋沢プロデューサーは満足そうである。
 
それでロマンはこのドラマで“褐色火薬亭”のウェイトレス役で出演することになった。
 
「そうだ。ついでにポルカちゃんとデュエットしない?」
 
ふたりは一瞬顔を見合わせたが、ポルカはこれは自分が返事しなければならないと即断した。
 
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「はい、ぜひデュエットさせてください。私たち仲良しなんです」
「おお、それは良かった」
 

それでこのドラマの主題歌は石川ポルカと七尾ロマンのデュエットになったのである。ロマンは
 
「ポルカちゃんの仕事だったのにごめんなさい」
 
と後で謝ったが、ボルカは
 
「いやいや。きっと君とデュエットのほうが売れる。そしたら歌唱印税たくさんもらえる」
と笑って言っていた。
 
ロマン&ポルカというユニット名は橋沢さんの悪乗りである。コスモスは渋ったものの橋沢さんは「変な物に読み間違えたら、よこしまな心のせい」などと言って笑っていた。タイトルも悪乗りの産物である。
 
舞台はカフェなので“お熱いのはお好き?”とは“ホットになさいますか?アイスになさいまますか?”という意味である!
 
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ちなみに“褐色火薬”とは19世紀に使用された火薬の名前だが、これを英語ではその色から“ココアパウダー”と呼んだ。それでこのカフェのメインメニューがココアなのである(ホットモカも人気(*32) )。別に爆薬を売る店でない。
 
また、この店のオーナー(演:峰沢義紀)の先祖は加賀藩で黒色火薬(ブラックパウダー)の密造(*33) に関わっていた家柄という設定である。褐色火薬は黒色火薬の改良品である。
 
主人公・加藤帆渡さんの役柄はオーナーの義理の?息子で褐色火薬亭のチーフ。森村真波さんは、お店の常連の中学教師という設定である。オーナーとも何か関わりがあるっぽく、オーナーが孫を見るような目で見ている。
 
石川ポルカの役どころは同じくお店の常連で銀行員。森村さんのおしゃべり相手になる友人3人の中の1人である。
 
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森村さんは歌が苦手で「私に歌わせるならライオンに歌わせたほうがマシ」などと言っている。
 

(*32) ココアとコーヒーを混ぜたものをホットモカという。以前どこかのインスタントコーヒーメーカーが“スイスモカ”の商品名で売り出したこともあった。“モカ”とはいうが、必ずしもモカコーヒーを使うとは限らない。
 

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(*33) 加賀藩は、万が一幕府と戦争になった時の備えとして、五箇山(ごかやま)の奥深い山中で塩硝(えんしょう)を密造し、それを元にして黒色火薬を作って密かに備蓄していた。
 
五箇山は「こきりこ節」や「麦や節」で有名である。深い山の中にあり、隣の白川郷とともに、合掌造りの家が多数造られていた。前述の利賀村(とがむら)はこの五箇山の一部(北部地域)である。
 
合掌造りが今でも残る上平村(かみたいらむら)・平村(たいらむら)の北に利賀村(とがむら)があり、その北に「風の盆/越中おわら節」で有名な八尾町(やつおまち)がある。八尾(やつお)は市街地にあり秘境ではない。
 
(大阪の八尾は「やお」と読むが富山の八尾は「やつお」と読む)
 
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この「こきりこ節」「麦や節」「おわら節」を越中三大民謡という。
 
ちなみに「麦や節」とは歌詞の冒頭「麦や菜種は二年で刈るが」から採ったものであり「麦屋節」と書くのは本来誤り。
 
“五箇山”はこの地名を知らない人がハイウェイラジオで聞くと“おかやま”に聞こえるので「五箇山インターより先はチェーン規制しています」という案内を初めて聞いた時、筆者は「なんで岡山の案内を富山でする?」と思った。
 
元々は“五箇谷間”(ごかや・ま)だったのが、それを音で聞いた人が“五箇山”と誤記し、その誤記が定着して正式名になってしまったものである!
 
“谷”は北陸では“や”と読むことが多い。五つの谷の間に発達した村である。
 
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6月23日(木).
 
F中学では1年生の水泳の授業があり、杉本ひかり(芸名:七石プリム)が授業を受けた。
 
ひかりは普通の女子生徒ということになっている!ので、ごく普通に女子水着で参加した。もちろん女子更衣室を使った。彼の場合は女子の裸を見ても何も感じないし、裸の女子の中にいてもドキドキしたりはしない。
 
彼は昨年夏、初めて女子水着を着て合計10回くらい姫路のプールで泳ぎ、それまでは25m泳げなかったのが泳げるようになり、ターンも覚えている、この日は上級クラスに入って、たくさん泳いでいた。
 
「うーん。芸能活動してなかったら、水泳部に誘いたい」
と水泳部の子が言っていた。
 
「でも水泳大会のクラス対抗リレーには出てよ」
「まあいいよ」
 
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(↑男の子?が女子の種目に出ていいのか?)
 

6月23日(木)、用賀の橘ハイツ。
 
「せ〜な〜ちゃん、割れ目ちゃんだけ作ることにした?それともヴァギナまで作っちゃうことにした?」
と、夜23時頃、瀬那の部屋に現れた“魔女っ子千里ちゃん”は訊いた。
 
ここは姉・真悠(大崎忍)と共用している部屋だが、姉はまだ仕事から戻ってない。忙しそうだなあと瀬那は思っている(瀬那も両親も高校時代に極めて暇だった真悠を見ていない)。
 
「ヴァ、ヴァギナ〜?」
「ヴァギナがあれば男の子とセックスできるし、お嫁さんに行けるよ」
「まだそこまでは心の準備が」
「じゃ割れ目ちゃんだけ作ってあげるね」
「うん」
 
あれ〜?割れ目ちゃんを作るかこのままにしておくか1ヶ月考えといてという話だったのに・・・と瀬那は思ったが、まあいいかと思った。本当は割れ目ちゃんだけを作るかどうかも迷っていたのだけど、まああってもいいかなという気がした。
 
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(↑千里は極めて忘れっぽいので、勘違いしている)
 

瀬那はスカートとパンティを脱いで、横になった。“魔女っ子千里ちゃん”がお股に触っている。なんか身体の部分が動いている感じだが、痛くはない。
 
「はい、できたよ」
と言われるので起き上がって見る。
 
「わあ」
 
なんかこれ可愛い、と瀬那は思った。
 
「まるで女の子みたい」
「うん。だって君はもう女の子だもん。これで女湯にも入れるよ」
「女湯!?」
 
そんなこと考えてもみなかったけど、確かにもうぼくは男湯には入れないかもという気がした。おっぱいもあるし。
 
「割れ目ちゃんがあると、内部を湿潤させるために分泌液が出てるから、いつもパンティライナー着けておいたほうがいいよ。持ってる?」
「うん。持ってる」
 
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実は先月まで、おしっこがにじみ出るように出ていたので、どうしても完全には拭き取ることができず、パンティーを汚さないようにパンティライナーを着けておいたのである。少し目的が変わるけど、いつも着けておくのは問題無い。
 
「じゃ、ヴァギナまで造って完全な女の子になりたいと思ったら、またぼくを呼んでね」
「うん」
と答えたが、どうやって呼べばいいんだろう?と瀬那は思った。
 

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瀬那は“魔女っ子千里ちゃん”が帰ったあと、割れ目ちゃんを開いて中をよく観察した。
 
「あ、小さなちんちんが復活してる」
と思ったが、それはクリトリスであることにすぐ気付いた。
 
クリトリスより少し下の方に小さな穴がある。ここがおしっこの出る所のようだ。今までは肌から直接出ていたのだが、それが陰唇で守られることになる。
 
割れ目ちゃんの一番奥にも何か小さな穴がある!?
 
何だろう?これ、と思ったが、よく分からないのでいいことにした。
 

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6月24日(金).
 
女子寮の移動第4弾が発表された。
 
鈴鹿あまめ A508→C201
夕波もえこ A505→C202
古屋あらた A507→C203
松島ふうか A403→C204
鹿野カリナ A602→C205
 
新館に移動になった5人の声
「新しい部屋広〜い」
多くの女子寮生の声
「あけぼのテレビ系をC1かC2に集めるつもりというのは分かってた」
 
鈴鹿あまめ・夕波もえこ・古屋あらた・松島ふうか、はA契約なので当然の処遇である。鹿野カリナは7月1日付けでA契約になるのでフライング移動である。
 
 
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夏の日の想い出・赤い服(8)

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