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性転換手術-FTM - autorepair


目次

ないものを作る

男性から女性への性転換手術の場合「あるものをなくす」手術なので比較的楽なのだが、女性から男性への性転換の場合「ないものをつくる」のでとても大変である。このため、昔は半陰陽の場合で、男性器に是正できるほどの器官がない場合、女性器の形にしてしまう方が楽だとして、染色体的な性別や本人・家族などの意志とは無関係に女性型の性器に整えてしまう場合が多かったらしい。現代日本ではこういう無茶な治療は行われていない(と信じたい)。

大雑把な手順

  1. 卵巣除去?(oophorectomy), 子宮除去?(hysterectomy), 乳房切除?(mastectomy) をおこなう。これはしばしば事前に受けている。
  2. 陰茎の作成 詳しくは次節
  3. 睾丸の挿入 シリコン製の義睾丸を入れる。

陰茎の作成法

クリトリス肥大法

クリトリス男性ホルモン投与により肥大させていく方法ですが、そんなに大きくは育たないので、一応見た目は男性のペニスに見える所までは行きますが、性交に使うには短すぎるため、主流の手法にはなっていません。

シリコン製のペニス

シリコン?でペニスの形状に作ったものを取り付ける方法です。いわゆるプロテーゼ?で、もともと事故などで陰茎を失った男性のために開発されたもの。基本的には異物なので、排尿や性交には使えますがそれ自体には感覚がないので、あまり満足度のあるものではありません。

腹部皮弁法

1990年前後頃はたぶん主流であった方法です。詳しくは次節で述べますが、下腹部の筋肉を利用してペニスの形を形成するもので、もともとその部分につながっていた組織を利用するため、手術に必要な技術は最近の上腕皮弁法より少なくて済むものと思われますが、手術が間隔をあけて2度行わなければならないことと、性的な感覚が上腕皮弁をしようした場合より劣るのが問題と考えられます。

上腕皮弁法

forearm flap transfer method. マイクロサージャリー(microsurgery)ともいいます。上腕部から、男性器を作るのに必要なサイズの皮弁を神経組織や動静脈などもろとも切り取ってペーパークラフトを作るかのようにうまく形を作り、股間に設置するものです。腹部皮弁法のように2度にわけて手術する必要が無く、1度の手術で男性器を形成することが可能です。

腹部皮弁法がどうしても感覚が弱く、作成したペニスを性的パートナーにいじってもらってもあまり感じることができないのに対して、この方法は元々神経組織の発達した部分をまるごと移植してくるので、触られた時に「あ、触られている」という感覚から、疑似勃起感が得られる利点があり、性生活の質が良いとされています。

このためこの手法が、現在の所、最も最先端の陰茎作成方法となっています。

この方法の最大の欠点は、上腕部というどうしても傷跡の目立つ部位から皮膚を取るので、術後の患者がランニングシャツ姿などで出歩くことが出来ないなど、生活の質に影響が出てしまうことです。

腹部皮弁法の詳細

それ以前の方法に比べるとかなり感触と実用性の高い方法であるが、色々問題も多く、現在は次項の上腕皮弁法に移行しつつあるようである。

この方法は最低でも間隔をあけて2回にわけて行われます。

第1回目の手術

子宮卵巣を除去し、膣口?を縫い合わせ閉じてしまいます。この段階ではまだ陰唇は閉じません(尿道口が隠れてしまうとおしっこできないので)

尿道口の真上を10cmほどメスを入れて、上下が下腹部につながった、取手状のものをつくります。ここをあとで陰茎に加工するわけです。血管・神経などはできるだけ傷つけないようにします。

第2回目の手術

上記の取手状のものが完全に安定するのを待って2度目の手術を行います。一般に最低でも半月以上の間隔が必要です。

取手の上部を身体から切り離して、上部を亀頭の形に加工します。
 
シリコン製のチューブで元々の尿道口と、新設した陰茎の先端とをつなぎます。このチューブが尿道と、陰茎の芯を兼ねます。

大腿部から採った皮膚で陰嚢を形成し、内部にシリコンボールを2個入れて睾丸とします。

上腕皮弁法の詳細

マイクロサージャリーともいい、現在の最新の手法である。(書きかけ)


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