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■ファロスよさらば-Farewell to Phallus(1)

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(c)Eriko Kawaguchi 2013-02-01

 
「ではH社に行ってきます」
 
僕は課長にそう声を掛けてから資料をまとめてカバンに詰め、オフィスの出口の方に行った。
 
「あ、お出かけですか?」
受付のミツコが声を掛ける。
 
「ええ。H社に営業に。前回までにかなり話が煮詰まっているので今日こそは契約に結びつけたいですね」
と僕は答えた。
 
「わあ、頑張って下さいね。じゃ、処置室にどうぞ」
とミツコが言うので僕は受付のそばにある小部屋に入り、ズボンを脱いでベッドに横になった。
 
「じゃ始めますね」と言ってミツコは僕の股間のファロスを左手で握ると激しく手を上下に動かし始めた。うっ、効く〜。ミツコは刺激の仕方がうまい。僕のファロスはあっという間に大きく硬くなってしまった。ああ、逝ってしまいそう。
 
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そう思った瞬間、ミツコが右手に持つ斧が振り下ろされる。
 
ドン!
 
と鈍い音がして僕のファロスとサックは股間から切り離された。激痛が走る!
 
ミツコは笑顔で切り離されたファロスとサックを笑顔で摘まむとぎゅっと握りしめた。ファロスの先から白い液体が放出されるのを見て僕はそれが身体に付いている内に放出したかったなと思った。
 

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20年前。僕はまた小学校の6年生だった。その年の大晦日、僕は少し憂鬱な気分だったが、両親は少しはしゃいでいたし、2つ年下の妹は凄く張り切っていた。
 
夕方に年越しの特別料理を食べたあと、お風呂に入るように言われる。僕は浴室で身体を洗い、特にお股のあたりをよくよく洗った。お風呂から上がると裸の上に白い絹の服を着せられる。
 
「じゃ最後の立ち小便をして来なさい」
と父から言われたが、僕は
「お風呂に入る前にしたよ」
と答えた。
 
「じゃ最後のオナニーをしなさい」
と母から言われる。
「部屋でしてきていい?」
と訊いたが
「男性機能があるという証拠を提出しないと、男の子の戸籍を維持できないから」
と言われ、その場でするように言われる。
 
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恥ずかしいけど、僕は家族の見ている前で、自分のファロスをいじって大きくした。母がその様子をビデオ撮影している。撮影は余情が入らないように女性がしなければならないことになっている。
 
人に見られていると変な気分だったけど、僕は5分くらいで逝ってしまった。一部始終は母が撮影するピデオに記録されている。出てきた精液は試験管に採取され、検査液を入れられる。色が濃い青に変わる。
 
「うん。精子の濃度は濃いね」
と母が嬉しそうに言う。
 
母がカミソリを出して来て、お股の毛を全部剃ってしまった。毛の無い状態のその付近を見るのはたぶん2年ぶりくらいだろうか。そしていよいよ本番である。
 
妹は「私も実物でやるのは初めてだから失敗したら御免ね」と言うが、母は「スミコも3級切断師の試験に合格したもの。大丈夫よ」と言う。
 
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僕は乾いた笑いをして、自分の身体を妹に任せた。
 
妹は少し緊張した面持ちで、愛用の医療用メスを取り出してきた。
 
「じゃ、お兄ちゃん、やるよ」
「うん。頼む」
 
妹は僕のファロスの根元にメスの刃を当てると「行きます」と言って刃を前後に動かし始めた。痛い!!! 僕は泣き叫びそうになったが、悲鳴を上げたり痛がったりすると男性資格を認められないので我慢した。
 
妹は僕のファロスとサックを30秒ほど掛けて切断した。
 
「やった!」と妹が言い、両親が「おめでとう!」と言って、僕はおとなになることができた。
 

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現代では、おとなの男性はごく少数の例外的な場合を除き、ファロスを股間に付けたまま、外を出歩いてはいけないことになっている。
 
「おとな」の境界は中学生以上なので、みんな小学校6年生のうちにファロスを切断する。小学6年生ならいつ切断してもいいのだが、だいたい12歳の誕生日にやるか、大晦日の晩にやるかのどちらかである。僕は誕生日が3月20日で、卒業式より後になるので、大晦日に切断することになった。
 
切断は基本的に近親者の女性がやることになっており、姉妹か母にしてもらうのだが、うちの場合、妹がもう3級切断師の資格を取っていたので、妹にさせたのである。女のきょうだいがいない場合は母にしてもらうのが一般的であるし、母親もいない場合は親戚のおばちゃんや従姉妹などに切断してもらう場合もある。
 
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切断した後は血がたくさん出るので、僕は初めてナプキンなるものを使った。女の子なら小学5年生くらいから月経が始まるのでナプキンを既に使っているのだが、男の子はファロスを切断される小学6年生からナプキンを使うことになる。女の子は月経が来れば「おとな」扱いであるが、男の子はファロスを切断してやっと「おとな」になることができる。ナプキンを使うというのは「おとな」の象徴である。
 
僕はナプキンを当てた前開きの無いショーツを穿いた後、初めて穿くタイトスカートを身につけた。女の子は小さい頃からスカートを穿いているが、ファロスの付いている男の子はスカートを穿くことが禁じられている。切断して初めてスカートを穿くことを許されるのである。これもずっと穿きたいと思っていたので、僕は嬉しかった。
 
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ただし男の子が穿くスカートと女の子が穿くスカートは違う。女の子は裾の広がったフレアスカートやヒダのあるプリーツスカートを穿くが、男の子は裾の狭いタイトスカートと決まっている。
 
古代には男性はズボンしか穿かなかったらしいが、現代ではズボンは会社の作業着というイメージが強く、プライベートでは男女ともスカートを穿くのが普通である。洋服屋さんにもズボンは子供用しか売っていない。おとなのズボンファッションを流行らせようと意欲的なデザイナーさんが制作したことも何度かあったが、ほとんど売れなかったらしい。事務職の男性は会社の中ではズボンを穿いているが、そういう作業用のズボンは企業用に一括販売されており、ふつうの洋服屋さんの店頭には並ばない。
 
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トイレも小学生の内は女の子は個室だけが並ぶ女子トイレ、男の子は小便器と個室が併設された男子トイレを使うが、中学生以降は小便器が不要なのでトイレに男女の別は無くなる。小学校6年生の場合は、4月の新学期には男女半々だが、卒業までに全員ファロスが無くなり女子トイレを使うことになるので、6年生の女子トイレは5年生までの女子トイレの倍の面積がある。僕も3学期からは女子トイレ(実際にはファロスの無い子は男女とも使うから、「女子トイレ」というより「大人トイレ」と言うことが多い)に入ることになる。
 

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切断された後、僕はおやすみを言って自室に戻り、用意してもらっていたネグリジェに着替えて寝た。子供の寝間着は男の子はパジャマ、女の子はネグリジェだが、ファロスを切断した後は男女ともネグリジェになる。これも着てみたいなと前々から思っていたので、嬉しかった。その日は良い夢が見られた。
 
翌朝はファロス切断してから初めてのおしっこをした。これまでは立ってファロスをズボンの前開きから出してしていたが、ファロスが無くなると、そういうおしっこの仕方は出来ないので、スカートをめくり、ショーツを下げて便器に腰掛けてした。ちょっと変な感じはするが、座っておしっこするのも、悪く無いなという気がする。これも「おとな」になった気分かな。
 
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今まではホースで散水していた気分だったが、ファロスが無いと蛇口から直接水が出ているみたいな感じだと思った。
 
切断された跡を自分で見たが、ファロスもサックも無くなり、真っ平らな股間に、ポツンとおしっこの出てくる穴だけがあるのがちょっと不思議な感じがした。
 
冬休みが終わり、学校にタイトスカートを穿いて出て行くと
「あ、切ったんだ? おめでとう」
とみんなから言われた。もうクラスの男子の大半が切断済みで、スカートを穿いていたので、ちょっと遅れてみんなの仲間になれた感じだ。まだ切ってない子はもうクラスに3人しかいなかったので、けっこう連帯感があったのだが、その子たちからも
 
「わあ、ハルキも切っちゃったのか。いいなあ」
などと言われる。
 
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僕もこれで「こども」から卒業したんだなという気分になる。そう言っている子たちも1月・2月の内にはファロスを切断する。そして、みんなセーラー服の制服を着て4月から中学に通う。中学の制服は男女ともセーラー服だが、女子はプリーツスカート、男子はタイトスカートである。
 

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そんな昔のことをふと思い出していたら、ミツコが「どうかしたの?」と訊く。
 
「ううん。ちょっと今日の交渉のことで考えてた」
「ハルキちゃん、テクニッシャンだもん。きっとうまく行くよ」
「うん。頑張る。じゃね」
 
と言って、僕は内勤用制服のズボンをたたんで棚に置くと、外出用制服のミニスカートに履き替えて、処置室を出た。ミニスカートを穿くと何だか気合いが入る。これはある意味、戦闘服だという気もする。(僕はプライベートでは、膝下サイズのタイトスカートを穿いている)
 
電車の駅に行く。入口のセキュリティゲートを通る。このゲートは、銃や刀剣などの武器、爆弾類にも反応するが、股間に付いているファロスにも反応する。万一ファロスを身体に付けたままこのゲートを通ると、凄い警報が鳴るので、すぐ警官が駆けつけてきて、署に連行され事情を聴かれることになる。むろん僕は会社を出る時に切断してきたので、ゲートは反応しない。
 
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電車に乗るが、昼間の電車は圧倒的に女性の比率が高い。ふわふわしたスカートを穿き、お化粧をきれいにしている女性を見ると、ちょっと憧れの気分にもなるが、僕は当面男を辞めるつもりもないので、ちょっと微笑んで電車内のニュースボードに目を移す。タルバキヤとミルバニアが平和条約を結べそうだというのが流れている。あそこはもう15年くらい戦争をしていたのを国連軍の介入で取り敢えず戦闘停止している。そこから和平が結べたら画期的だ。
 
やがて目的地の駅に着き、僕は電車を降りる。客先のビルに入る。受付の女性に挨拶して、社長の都合を訊く。
 
「はい。アポイント頂いてましたね。でも前の来客が少し時間が掛かっていて。少し待合室でお待ち頂けますか?」
「分かりました。ありがとうございます」
 
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待合室に行くと、知り合いのメーカーの営業マンが待っている。
「おや、こんにちは」
「どもども」
と彼は挨拶なのか挨拶でないのか良く分からない言葉を発する。
 
「僕は12時の約束だったんですけどね。もう2時間待ってます」
「ありゃ。じゃ僕は更に4時間待ちくらいかな」
 
面会の予定がずれ込むのはいつものことである。僕は彼と世間話や、新製品情報、業界の話題などでいろいろおしゃべりして時間を過ごした。
 
やがて女性社員が、彼を案内しに来る。
「ね、社長、前の人と契約した?」
と彼が訊いた。
「はい。無事成約しました」
「あちゃあ。じゃ今日はもう無理かなあ」
などと彼は頭を掻きながら応接室を出て行った。
 
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やがて夕方6時くらいになってから、女性社員が僕を呼びに来る。応接室を出ると、ちょうど件のメーカーの人が帰る所だ。
 
「どうでした?」と訊くとダメダメという感じで彼は首を振った。やれやれ。社長も70歳で年だからなあ・・・と僕は思いながらも、社長室に向かった。
 

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その日の打ち合わせ自体は順調だった。社長はこれまでの打ち合わせでかなりうちのサービス内容に関心を示していた。今日は前回細かい部分で質問のあった所を、提供元に確認してきていたので、それを説明するのが主な打ち合わせ内容だった。
 
「かなり良いねえ。君も熱心だし、ぜひ契約したい所だな」
「では社長、契約してください」
「契約できたらOKだよ」
 
「では契約室に行きましょう」
「だけどね。君、僕は今日既に1件契約してるんだよね」
「大丈夫です。ちゃんとできますよ」
 
と僕が言うと、社長は「ほほぉ」と言って、僕を連れて契約室に入った。
 
僕はまず自分が裸になり、それから社長にキスしながら服を脱がせて行った。
 
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「君、まるで女みたいに腰がくびれてるね」と社長が言う。
「節制してますから」
「ファロスが付いてないから一瞬女かと思っちゃうね」
「ふふ。女性の営業は禁止されてますからね」
 
下着まで全部脱がせ終わったが、社長のファロスは小さいままである。70歳にもなり、さすがに精力が衰えている。しかも今日は既に1度「成約」している。でも僕も優秀な営業マンとしての自負があった。
 
まずは立ったまま生尺をする。
 
「おお!」
と声を上げる。
 
「気持ちいい!ベッドに入っていいかい?」
「はい、入りましょう」
 
僕は社長をリードしてベッドに横にし、口と指を使って、気持ち良くなるように刺激する。社長が大きな声を立てる。
 
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