【お****から卒業】(1)

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(C)Eriko Kawaguchi (announced in name of 悠 2003-04-22) revised 2011-11-03
この春に小学校を卒業して中学に進学しました。卒業式が終わって家に帰ってきてからお母さんに
 
「悠も小学校卒業したから、もうおちんちんからも卒業しようか」
と言われました。
 
「え?」と聞いたら
「あなた毎日のようにおちんちんいたずらしてるでしょ?お母さんには分かってるのよ」
 
と言われました。こっそりいじっていたつもりだったので、母に見られていたと知って、ボクはちょっと恥ずかしくなりました。たしかにボクは毎日2〜3回はオナニーしてたんです。
 
「中学になったらお勉強も大変になるからね。もうおちんちんとかいじっていたらみんなに付いていけないわよ」
と言われると返すことばがありません。
 
「ごめんなさい。じゃおちんちんはもう卒業します」
と言いますと
「じゃ、もうおちんちんはいらないから取っちゃおうね」
ということになり、かかりつけのお医者さんの所に連れていかれました。
 
「悠くんも、いよいよおちんちん卒業か。おめでとう」
 
と子供の頃から診てくれている女医さんに言われ手術室へ。全身麻酔だったので全然分かりませんでしたが、意識を回復して3日後に包帯も取れてあそこを見た時は思わず「きれい」と言ってしまいました。
 
今までそこに付いていたおちんちんもタマタマもなくなって、代わりにとってもきれいな割れ目ちゃんができていたのです。おちんちんの手術の一週間後に今度はおっぱいを大きくする手術を受けました。おちんちんを取るのを嫌がったりしなかったご褒美なんだって。
 
自分におっぱいがあるなんて、なんだか嬉しくて、手術が終わって何日かたって痛みもとれてくると、もう触って触って触りまくり。するとなんだか興奮して、今度はあそこが濡れちゃうんです。でも、これはお母さんには内緒。だって、おっぱいから卒業しましょなんて言われたら困るから。
 

 
さて、進学することになっていた中学の制服は、上は男女ともブレザーで、下は男子がズボン、女子がスカート。それに男子はネクタイ、女子はリボンが付きます。ブレザーの下は男子は白のワイシャツ、女子は白のブラウスです。
 
みんなはもう3月の内にその学校で採寸してもらい制服を用意していたようですがボクは手術で入院していたので、4月になってから一人だけ学校に行って採寸してもらいました。
 
すると測ってくれた先生がボクの胸囲を測ろうとして
「あれ、あなた女の子なの?ズボンなんか履いてるから男の子かと思っちゃった」
と言いました。
 
「いえ男の子ですけど」と言いますと
「冗談はやめなさい。おちんちん付いてないんでしょ?」と訊くので
「おちんちんは無いですけど」というと
「それなら女子の制服着てもらわないとね」
 
と言われてしまい、結局女子用の右前袷せのブレザーとリボン、スカートを渡されてしまいました。そして
 
「下着も楽だからって、こんな男物付けるんじゃなくてちゃんと女物の下着を付けること。ブラジャーもちゃんと付けてよね」
と言われました。
 
家に帰ってから母に渡された制服を見せて、女物の下着を付けるよう言われたことをいうと
 
「いいんじゃない。女物も可愛いわよ。一緒に買いに行きましょう」
 
といわれスーパーに連れて行かれました。そしてパンティーとブラジャーにスリップ、そして通学用のブラウス、更に普段着用にといわれて、女物のポロシャツやスカートやら、たくさん買ってもらいました。
 
家に帰ってからそれを触っていたらなんだか幸せな気分になってきます。パンティーはカラフルでフリルなんか付いてて可愛いし、スリップはすごく肌触りが気持ちいいのです。こんな素敵な下着があるなんて今まで知らなかったので、喜んで付けてみました。すると大きくなったバストがブラジャーにぴったり納まって安定する感じですし、おちんちんのなくなったおまたにパンティーがぴったりフィットします。おちんちんを取ったおかげでこんなのが着れるようになったんだと思うとホントに嬉しくなりました。
 
スカートは初体験だったので付けてみるとなんだかちょっと変な気分でしたが、わりと好きになれそうと思いました。まるで女の子になったような感じです。お母さんにそう言うと
 
「じゃ悠はもう女の子ということにしちゃおうか」
と言われました。ボクはそれはちょっと抵抗がありましたが、考えてみるとおちんちんが無いんだから女の子だとみなされても仕方ないのかな、と思い
「じゃ女の子でいいよ」
と言いました。
 
そしてその日、渡された入学用の書類の名前の横にある性別欄で、うまれて初めて「女」のほうに思い切って丸を付けると、なんだかものすごくドキドキしてしまいました。
 

入学式が終わって指定された教室に行ってみると、小学校の時に同じクラスだった人が何人かいます。その中の一人の女の子にボクが「西田さん」と声を掛けると最初向こうはボクのことが分からないようでしたがやがて「まさか悠くん?」
と訊くので「うん」と言うと「なんで女の子の格好してるのよ?」と聞きます。
 
ボクが春休みにおちんちんを卒業して女の子になったことを言うと
「へえー、良かったじゃん。悠は女の子似合ってるよ」
と言ってもらいました。
 
他の小学校時代の同級生もやってきて「悠ちゃん可愛い」とか「信じられんねえ。あの悠がこんなに変わるなんて」と、ちょっとした騒ぎになります。
 
「ボクまだ女の子になりたてだから、女の子のことよく分からないんだ。いろいろ教えてくれない」と言うと、何人かの女の子が「うん。なんでも聞いてね」と言ってくれました。
 
そんな会話をしていた所にひとりの小柄な女の子が近づいてきました。なんだかモジモジしています。
「あの、あなたも小学校卒業と一緒におちんちん卒業したんですか」
と聞きます。
「うん。そうだけど」と答えてから「あなたもって?」と聞くと、その子は真っ赤になって
「実はわたしもこないだおちんちん卒業して女の子になりたてなんです」
と言いました。
「わーい、仲間だ。仲良くしようね」
というとその子は恥ずかしそうに「うん」と言って、自己紹介して**莉央と名乗りました。
 
「あー、お前**だったのか」そういって大成君がやってきます。「きゃー」
といって莉央ちゃんがボクの胸に顔を埋めてしまいました。が大成君が
「心配すんなよ。別にお前が女になっても驚かないよ」
とその子が言うと、莉央ちゃんはおそるおそる顔をあげました。
「うん。似合ってるぜ」
とその子が言うと、莉央ちゃんはちょっとホッとしたような顔をしました。
 
彼は
「オレも小学校時代、お前にそんなに泣いてばかりいるならおちんちん取っちまえよ、とよく言ってたし。しかしよく決断したな」と言います。
 
「寝てる間に勝手に手術されていたの。この方がおまえのためだって言われた」
と莉央ちゃんがいいました。その口調とかがすごく女の子っぽくて、ああこの子は本当に女の子が似合ってるんだ、とボクは思いました。ボクなんか全然女の子っぽい話し方ができないのに。
 
「でもいいな」と大成君が言い出します。
 
「ホントはさ、オレもおちんちんから卒業したいと思ってたんだけど、親に言ったら、お前は跡取り息子だからおちんちん付けとかなきゃだめだ、て言われてしまって。あんなもの邪魔だと思うんだけど」
 
と言います。それを聞いてボクはおちんちん卒業したい男の子ってけっこうたくさんいるのかなと思い、無事卒業できたボクは幸運なのかな、などと思ったりしました。
 

そんなことをしている時、教室の片隅で、泣いている女の子がいることに気付きました。「どうしたの?」って聞いたら
 
「僕、女の子にされちゃった」と言っています。
 
「あれ、君はもしかして和夫くん?」
「うん。名前も女の子風に和子って名前にされちゃった」
 
「でも意外!和ちゃん、女の子になりたいようには見えなかったのに」
「女の子なんて嫌だよぉ」とまた泣いている。
「どうして女の子になっちゃったの?」
 
「春休みに温泉に行ってて、僕いたずら心出して、女湯をのぞいたんだ」
「それは、いけないね」
「そしたら、それ見つかって。警察に突き出すって言われたんだけど、勘弁してって言ってたら、そんなに女湯のぞきたいなら、女湯に入れる身体になってもらえばいいって言われて、おちんちん切られちゃった」
「そうだったんだ!」
 
「それで、おちんちんが無いなら、もうお前は女だから、女の制服着ろって言われて、男の制服を返品して、女の制服を母ちゃんが買ってきて、着せられた。パンツまで女物穿かされたんだぜ」
 
「でも良かったじゃない。女の子になれば、ちゃんと女湯にも入れるでしょ」
「女になっちゃうなんて、嫌だあ。立ちションも出来ないんだぜ」
「そんなことないよ。女の子は楽しいよ」
「そう?」
「だって可愛い服、たくさん着れるし。ボク、凄く可愛い服、買ってもらったよ。こんなの、男の子だと着れないもん。和子ちゃん、まだ女の子になりたてで、まだ楽しさが分かってないんだよ。ボクも莉央も女の子になりたてだからさ、なりたて同士で仲良くしない?分からないところとか教え合って」
「うん」
「さ、涙を拭いて」
 
こうしてボクたちの女子中学生としての生活は始まったのでした。
 
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