【ジョイの診察室・スコート】(1)

前頁次頁目次

 
カインドリー・ジョイはその日最初の患者を診察室に入れた。
 
来月から中学校に進学する予定ということで学生服を着ていた。
 
「どういうご相談ですか?」
 
「今度中学生になります。中学に入ったらテニス部に入りたいと言ったら、母がテニスラケットを買ってくれたのまではよかったのですが、何を勘違いしたのかスコートまで買ってきました。こんなのどうすればいいのでしょう?」
 
「せっかくお母さんが買ってきてくれたものを無駄にしてはいけませんね。女子のテニス部に入って、スコートを穿いて頑張りましょう!」
 
「女子テニス部に入るんですか?」
「男子テニス部ではショートパンツでしょうから、スコート穿けませんね。だから女子のテニス部がいいです」
 
「ボク男の子なのに入れてもらえるでしょうか?」
「入れてくださいといえば入れてもらえますよ」
 
「じゃ言ってみようかな。何か気をつけないといけないことありますか?」
 
「スコートの下にはブルマを穿くのが普通ですから、お母さんに言って、それも買ってもらうといいですよ。ブルマ穿いていれば、少々おまたの形が普通の女の子と違っていても気になりませんから、安心です」
 
 
前頁次頁目次

【ジョイの診察室・スコート】(1)