【ジョイの診察室・まだ付けてるの?】(1)

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カインドリー・ジョイはその日最初の患者を診察室に入れた。
 
小学5年生の男の子とその母親ということだった。
 
「この子、いまだにちんちん付けてるなんてと言われたらしくて」
と母親は言った。
 
「ぼく、こないだ、いとこの家に行ったら『もう5年生にもなって、まだちんちん付けてるなんて変』と言われたんですけど、付いてたら変ですか?」
と男の子は言う。
 
「変ということは無いけど、取る子は4年生くらいで取っちゃう子が多いね」
とジョイは答える。
 
「そこの家のいとこ2人は小さいころは男の子だったと思うんですけど、こないだ行った時は、2人ともスカートをはいていて、かみも長くしていて、2人とも3年生の夏休みに手術して、おちんちんを取ったらしいです」
 
「そうだね。取る場合は、おちんちんはそのくらいまでに取ってしまうものだよ。5年生にもなって付いてたら変だね。うちの病院で手術できるよ。一緒にちんちんの後ろにあるタマタマも取ってしまうといいね。早く取らないと、その内、声が変になったり、足にたくさん毛が生えて来て汚くなってしまうからね。君が『ちんちん取りたい』と言ったら、すぐちんちんとタマタマと取ってあげるよ」
 
「ちんちん取ったら、やはりスカートはくんですか?」
 
「そうそう。ちんちんとタマタマを取ったら、学校にはスカートをはいていくことができるよ。トイレは女子トイレに入って、座ってすることになるね」
 
「立ってトイレできないの?」
「ちんちんが無くなったらできなくなるね。どうする?」
 
「声が変になるとか嫌だから、取ってもらおうかな」
と男の子は言った。
 
「じゃ手術しようか?お母さんいいですか?」
「はい、この子が取りたいというのなら、それでいいと思います」
 
それで女医は男の子を手術室に運び込み、麻酔を掛けてちんちんを切断、タマタマも摘出した。それでついでに割れ目ちゃんを作り、取ったおちんちんを再利用してクリちゃんと、ヴァギナも作ってあげた。
 
手術後自分のお股を見た元男の子は
 
「これなんかかわいい!」
と言って、新しいお股の形が気に入ったようである。
 
退院後、その子はスカートをはくようになり、パンティも前開きのあるブリーフから、前開きの無い女の子用のショーツに変えた。ちんちんが無くなったので、前開きはもう必要ないのである。またシャツなども右前袷せの男の子用から、左前袷せの女の子用に変えた。
 
それで元気に学校に行き、トイレはちゃんと女子用を使っているそうである。
 
その子のクラスでは昨年は男の子の内3人が、おちんちんを取ってスカートをはくようになっていたらしいが、今年は彼を含めて、クラスの男子の半分がやはりおちんちんを取る手術を受け、ズボンをスカートに穿きかえた。
 
学校ではちんちんを取ってスカートを穿いている男の子には女子トイレの使用を認めている。最近このような子が増えていて女子トイレが混雑するので、学校では5年生・6年生のフロアの男子トイレを取り壊して全部女子トイレにしてしまうことも検討中である。
 
 
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【ジョイの診察室・まだ付けてるの?】(1)