【ジョイの診察室・救急患者】(1)

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その日、カインドリー・ジョイは救急患者の対応をした。
 
見ると、小学3〜4年生くらいの子供であるが、お股の所が血だらけである。
 
「どうしたの?これ」
「陰茎切断なんです。こちらが切れた陰茎です。氷で冷やしたまま運んできました」
と救急隊員が言っている。
 
「何かの事故?すぐ縫合手術をする。手術室へ」
「はい」
 
それで少年は手術室に運び込まれる。
「君のおちんちん、ちゃんと縫い合わせるから心配しないでね。男の子がおちんちん無くしたら大変だもんね」
 
ところが少年は言った。
「やめて、くっつけないで」
「え?」
「私、女の子になりたいの。だからおちんちん包丁で切っちゃったの」
 
ジョイは看護師たちと顔を見合わせる。
 
「手術はいったん保留。この子の保護者と何とか連絡を取って」
 

それで簡単な止血処置だけして、少年はいったん病室に移す。
 
30分後、母親が駆けつけて来た。
 
それで母親を交えて少年と3人で話し合う。少年が小さい頃から女の子になりたいと言っていたことを母親は語った。少年は今日足に毛が1本生えているのに気付いたこと。このまま毛むくじゃらの男にはなりたくないと思ったこと。それで思いあまって陰茎を包丁で切断したこと。しかし血が止まらないので怖くなって救急車を呼んだことを話した。
 
そして少年は「絶対にちんちんをつけないで欲しい。女の子になりたい」と涙を流しながら訴えた。母親に呼ばれて父親もやってきて、4人で話し合い、少年の望みを叶えてあげることにした。
 
再度手術室に運び込まれる。
 
ジョイはまず少年の睾丸を摘出して廃棄する。そして救急隊員が運んで来てくれた陰茎を材料にして、可愛い女性器を形成してあげた。
 
彼女はすぐに家庭裁判所に申請して名前を女の子っぽい名前に改め、退院後は女の子の服を着て、学校に行くようになった。級友たちは最初は驚いたもののふつうの女の子として受け入れてくれた。
 
彼女は5年生になってから女性ホルモンの投与を始め、6年生の頃には、その年齢の女の子なみのバストが発達した。
 
小さいうちに施術して膣が充分なサイズないので、本人が女子高生くらいになった頃に膣の拡張をおこなう予定である。
 
 
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【ジョイの診察室・救急患者】(1)